Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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MUSE (2010.01.12)
2010年 01月 14日 (木) 16:24 | 編集
MUSE @ 日本武道館 ( 2010.01.12 )



いやー何から書き出して良いのか分からないほど密度の高いライヴであったように思う。
マシューの見る度に変態度の増すギター・プレイ(ギ、ギター・ソロが・・・!)&宇宙
人と交信するような歌唱、縁の下を支えるだけでなく主張しまくるリズム隊(ドラム&
ベースだけのジャムもあり)、レーザーなどの派手な演出に負けない相変わらずの超絶
過剰な楽曲の数々を録音よりも遥かに破格にしてしまう力量、ドムさんのガチャピンコス
プレに垣間見えるお茶目さ、などなどいかにもミューズらしいライヴだったってこと。
でも書き出すと他にも色々とありそうなので、以下主に"The Resistance"の楽曲に絞って
書いていきたい。

最新作の楽曲の素晴らしいこと、素晴らしいこと。初聴きの時は正直いまいちかもって思っ
た楽曲達だが、聴いていくうちに馴染み、そしてライヴでは2,3割り増しで良い。やっぱり
つくづくライヴバンドだな、彼らは。今作の楽曲はライヴで聴くとスケールがとても大きく
て、武道館だからこそ似合う。盛り上がりまで溜め、BPMも遅め、しかし美しいメロと静と
動のコントラストが際立っている。"Uprising"はチョーキングまでワクワクしてなったと同
時に大歓声、"United States Of Eurasia"も「ビヨー!」で大歓声だし、"Unnatural
Selection"なんて怪物みたいな曲だと思ったほど。他にも"Guiding Light"、"Undisclosed
Desires"なんかは今まで以上に聴かせるナンバーになっていたし(特に後者のエレクトロニ
ック・サウンドが心地良い!)、今のミューズに隙はない。もう演歌・メタルバンドとは誰に
も呼ばせないのだ、誰が呼んでいるかも知らないが。

そして武道館だけのレア曲は"Dead Star"と"Can't Take My Eyes Off You"のカバー!
どっちも絶対やらないだろうと思ったから歓喜。今後もしかしたら一生お目にかかれない
かもしれない。しかーし、"Stockholm Syndrome"はやって欲しかったぞー!代表曲のひとつ
じゃないかぁ!言っても無駄ということは分かっているけども。

もう武道館は狭い、それだけのパフォーマンスだった。次はさいたまスーパーアリーナか
フジorサマソニトリクラスでしょうに。まだまだ大きくなりそう、このバンドは。

-Set List-
01. Uprising
02. Map of the Problematique
03. Supermassive Black Hole
04. New Born
05. Interlude
06. Hysteria
07. Guiding Light
08. Dead Star
09. Nishe
10. United States Of Eurasia
11. Can't Take My Eyes Off You (Andy Williams cover)
12. Helsinki Jam
13. Undisclosed Desires
14. Resistance
15. Starlight
16. Time Is Running Out
17. Unnatural Selection

-Encore-
18. Exogenesis: Symphony, Part 1: Overture
19. Plug In Baby
20. Knights of Cydonia


-関連記事-
"The Resistance"レビュー
"H.A.A.R.P."レビュー
2007年来日公演ライヴ・レポート
MIKA ( 2009.11.30 )
2009年 12月 02日 (水) 19:20 | 編集
・MIKA @ 新木場 Studio Coast ( 2009.11.30 )



どんなバンドであれ、ライヴという行為(現象)自体は非日常的なものである。何千人、何万人
が集まり、音楽に合わせて踊り、歌う。そんな様子はどう見たって日常には存在しない光景だろ
う。そんな非日常感を凝ったステージセットと演出で完璧なファンタジー世界へと作り上げてし
まったのがこのミカである。宇宙服、ビッグ・ガールと呼ばれる体格の良い女性達、ポップな衣装
(しかも客席に投げてたな)、紙吹雪。それぞれはそこまで目新しいものではないが、相乗効果で
ディズニーランド顔負けの空間になっていた。しかし彼の放つファンタジーがまるでグリム童話の
ような毒々しさを内包していることは、オープニングのスペース・シャトル打ち上げ「失敗」とい
う演出からも分かる。彼のファンタジーは負から始まるからこそ、またそこから昇華するからこそ
力強く、そして感動的なものになるのだ。

そしてパフォーマンスがそのファンタジー空間に負けていないどころか、そこからはみ出すぐらい
のモンスターぶりを発揮。才能というものがここまで客席に訴えかけるライヴは初めてで、歌、客席
とのコミュニケーションの取り方、スター性、どれもがパーフェクト!しかもいちいち自分のMCを翻
訳するほど日本語を喋るし、一体何なんですかこの人は。セットリストも素晴らしく、本編後半
人気曲/アンセムの怒涛の連打には凄すぎてちょっと涙が出そうになってしまった(やはり"We Are
Goldenの合唱は凄いことになっていた)。はっきり言ってライブ・ハウスではもったいない、日本でも
スタジアムに通用するほどのライヴ。是非日本でも人気がもっともっと出てもらいたいものだ。
ゲスト出演した宇多田ヒカル経由で人気出たりしないものだろうか・・・う~ん。

本当にあっという間に時間が過ぎてしまって、20曲近くもやっていたなんて信じられないほど。
で、ライヴ終わってふと頭に浮かんだのは、彼が「まだ2枚しかリリースして無いアーティスト」
であること。ちょっと異常なぐらいの貫禄が備わってる。時期尚早だけれども3rdアルバムの発売
、次回の来日が今から楽しみで仕方ない。

・Set List
01. Relax (Take It Easy)
02. Big Girl (You Are Beautiful)
03. Stuck in the Middle
04. Dr. John
05. Blue Eyes
06. Touches You
07. Pick Up Off The Floor
08. One Foot Boy
09. Blame it on the Girl
10. Happy Ending
11. Let It Snow (with 宇多田ヒカル)
12. Billy Brown
13. I See You
14. Rain
15. Love Today
16. We are Golden

- Encore -
17. Toy Boy
18. Grace Kelly
19. Lollipop
The Prodigy ( 2009.09.20 )
2009年 09月 23日 (水) 00:54 | 編集
The Prodigy -WARRIOR'S DANCE FEST- @ 幕張メッセ ( 2009.09.20 )



一応、フェスという形で開催されている今回の「WARRIOR'S DANCE FEST」。だが、他のアクトに
対する興味の薄さ、そして何より体力的な問題でプロディジーだけを見ることにした。いや、他の
アクトがライブをしている間も会場には居たのだけれど、お酒&ご飯タイムにして駄弁ってたので
・・・飲み屋のBGM的に聴いてしまって申し訳ない。

客のプロディジーへの期待がいかに高まっていたかは一曲目の時点で明らかだった。音楽に没
頭するとはまさにあのことで、凄まじい爆発力をもつ彼らの楽曲に乗せて、体全体で「開放」を表
現する。それは単なる暴れたいという欲求満たすだけのものではなくて。確かにその辺のロック・
バンドよりも数段に激しいモッシュやダイブが繰り広げられる彼らのライブだけれども、良い意味で
物凄くカオティックな空間になっている。縦ノリのロック・ファンもいれば、横ノリで踊り狂うクラバー
もいて、とにかく飛び跳ねる人もいる。本当にプロディジーの音楽が好きだからこその祝祭感が
物凄く心地良かった。客層も老若男女実に様々で(いや、お年寄りはいなかったかな?)、彼ら
のファンベースの層の厚さを物語るようだ。

やはりそれを可能にするのはリアムの天才的なサウンド・プロダクションのおかげ。レイヴ・サウン
ドやロック、ヒップホップなどを見事に構成する緻密さと、それを完全にライブ対応にさせる爆発力。
簡単にカテゴライズさせないその豊かな音楽性は、こういう大型イベントでこそ真価を発揮する、と
いうかそりゃ売れるわと。一時はそのアートフォームがあまりに完成していたばかりに、表現に苦
しんだようだが、現在はそれを乗り越えて余裕や貫禄を感じさせる。まあ残念ながら幕張メッセの
劣悪な音響(しかも前方)ではその全体像を聴きこむことは出来なかったが、生バンドなどを引き
連れより爆発力に特化した音像になっていることでライブとしては大正解。そして音源からは完全
にはみ出すキース&マキシムの存在感。「お前達がウォーリアーだ」、「もっと欲しいか!」、
「("Smack My Bitch Up"のここぞという部分で)座れ」→爆発などなどとにかく煽る、そして自ら
も踊り狂う(マキシムのステップって物凄く映えるよね)。音とパフォーマンスのダブル攻撃で、
こんなの見て盛り上がらない人間がいるのかと・・・。

1時間30分の間、新旧織り交ぜたセットリストだったが、盛り上がらない曲はひとつも無く、
下り続けるジェットコースターのような、はたまたシートベルトの無いスペースシャトルで大気圏
突入!って感じのライブだった。本当にあっという間、無敵のライブアクト。また近いうちに来日
して欲しいな、キースの嫁が日本人なのでそう遠くは無いはず?

-Set List-
01. World's on fire
02. Breathe
03. Omen
04. Thier law
05. Poison
06. Warriors dance
07. Firestarter
08. Run With The Wolves
09. Voodoo people
10. Omen Reprise
11. Invaders must die
12. Diesel Power
13. Smack My Bitch Up
 
- Encore -
14. Take Me To The Hospital
15. Out of Space


-関連記事-
・"Invaders Must Die"レビュー
"Their Law : Singles 1990-2005"レビュー
Summer Sonic 09 ( 2009.08.07 )
2009年 08月 14日 (金) 03:43 | 編集
Summer Sonic 09 @ 千葉マリンスタジアム、幕張メッセ ( 2009 .08.07 )



三年ぶりのサマソニ参戦。東京一日目のみ。ほぼNINを見に行ったようなもの。
前日まで39度を超える高熱を出していたので、あまり全力で楽しめなかったけれど、
それでも十分楽しんできた。やっぱり洋楽フェスは良い。
会場に到着してまず、NINのTシャツを購入するためにマリンへ。ほぼ並ばずに購入。

SAOSIN
最後の方だけみたのだけれど、予習がてらに視聴したものとライブの違いに愕然。
公式にある"ポスト・ハードコア・ヒーロー""スクリーモ最終型"としてはかなりパワー
不足のような。まあ新人なので今後に期待。

Dragon Ash
最初は見るつもりは全く無かったのだけれど、NINのTシャツ目当てに丁度マリンに
居たって言うのと、アウェーでの彼らのライブを見たかったというのが理由で見てみた。
で、結果としてはまぁまぁ検討していたかなと。どこに出してもそれなりに盛り上がりは
獲得できるんだね、彼らは。個人的にはセットリストにマンネリを感じざるを得なかったが。
"Deep Impact"を生で聴けたことはお得だったかな。なかなか聴けないもんねこの曲。
しかし降谷建志のMCは洋楽ファンの前ではちょっと・・・「我らが誇り高きミクスチャー・
ソング」とか言っちゃっているし。もっと淡々とやって欲しかったかな~、自分は。

65DAYSOFSTATIC
3年前にも見たことがあって、今回はどれだけ変わっているだろうか!と期待を込めて
行ったのがいけなかったのか、不完全燃焼だった。ドラムとかテクニック的なことでは
心底驚嘆するというかスゲーと思うのだけれど、こういうモグワイ的というか轟音ポスト
ロック系って、最早メタルの様式美に良くも悪くも近づいているなと。そもそも3年前との
大きな違いを見出せずに、途中で抜けた。

BOOM BOOM SATELLITES
新曲がちょっと昔に戻ったかのような良い曲だったのと、ブンブンのライブは常に素晴らし
いので最初から最後までどうしても見たかった。一応邦楽勢の中のひとつだけでも受け
いられ方は完全に洋楽のノリだったな。
ものすごく硬派な音作りなのに縦ノリも横ノリも混在していて、フェスに合致する稀有な
存在。やはりクラブ・ミュージックからロックへとシフトしているのはこういう場では大成功
に繋がる。グルーヴに磨きが掛かったライヴアレンジで"Kick It Out"、"Dive For You"
"Moment I Count"などの代表曲("Moment~"がやはり凄まじい。音源と全く違う)
を繰り出していた。始終ひたすら音の魅力だけで説き伏せる姿勢はカッコいい。

NINE INCH NAILS
見納めということで気合の入ったファンが会場を埋め尽くす。始まる前にバンド名のコール
なんてフェスで聴いたこと無いもんなぁ。自分も気合入りまくり。
でも一番気合入っていたのはやはりトレント。一曲目の"Somewhat Damaged "からして
音圧が他のバンドとは桁違い。ブンブンも凄かったけど、NINの音は剃刀みたいな鋭さを
持っているというか、ひたすらエッジが効いているというか(PAが優秀なのかな)。
"Terrible Lie"では早くもシンセをぶん投げ、 "March Of The Pigs"でも煽りまくり、この
まま終わっても伝説になりそうなステージだったけれどもこの日はこれで終わらなかった。
ピアノのインスト"The Frail"でグッと音が低くなった時、ポツポツと振った雨がいきなり豪雨
に。これがバケツをひっくり返したような雨で、スタッフが走り回ってたし、避難する人も
チラホラ。でも感動的だったのはほとんどの人がその場に残り、豪雨を体に浴びていたこと。
そこからの盛り上がりは尋常ではなくて、"Burn"、"Wish"なんかはもうカオティックな
雰囲気すら漂っていた。それを助長するような雷も鳴り、「あれここってウッドストックだっけ?」
と勘違いするほど。あっという間に最終曲"Hurt"へ。この曲を聴いているときに本当に最後
なんだという感慨が沸いてきて身震いしてしまった。この曲になるときには、豪雨がいつの
間にかパラパラの雨に変わっていて、なんかもう神様も豪雨という形で祝福しているとしか
思えなかった。間違いなく伝説のステージを目の当たりにすることが出来たと思う。
絶対に一生忘れないし、生涯見てきた中で最高のライヴだった。見納めは悲しいけれど、
それに相応しいライブだった。

01. Somewhat Damaged
02. Terrible Lie
03. Heresy
04. March Of The Pigs
05. Closer
06. The Frail
07. I'm Afraid Of Americans
08. Burn
09. Gave Up
10. The Fragile
11. The Big Comes Down
12. Wish
13. Survivalism
14. The Hand That Feeds
15. Hurt

KASABIAN
やはりトムの調子が悪かったらしい。ずっと生で見たい見たいと思っていたカサビアンだけ
れども、始まると「あれっ?」という感じになって、気持ちが冷めてしまった。やはり07年の
ライブが良すぎたのかな~(映像で見ただけだけれども)。カサビアンには悪いけど心おき
なくAFXに移動させてもらった。今度は万全の体制でのステージを見せてくれ!

Aphex Twin
正直NINで体力を使いすぎて、ヘトヘトだったので、途中で寝てしまったんだけども、そりゃ
寝るには気持ち良すぎるよこの音は。前半のアシッド、後半のドラムンベース、どちらも
踊らせようなんていうのは全く無く、ひたすらにAphex節が鳴る。"Windowlicker"なんかは
官能性もあって、最高のチルアウト。どうやら映像は凄くグロいものが流れたらしいが、
端で座って聴いていた自分には関係なし。良い形でサマソニが締められた。


とりあえず体温の低下を感じたので味噌ラーメンをほうばってサマソニ終了(このラーメン
が上手かった)。フェスの祝祭感はやっぱり良いなー。来年は三日通しで来よう、絶対。
Rock In Japan Festival 2009 ( 2009.08.01 )
2009年 08月 03日 (月) 02:41 | 編集
・Rock In Japan Festival 2009 @ 国営ひたちなか海浜公園 ( 2009.08.01 )



今回で二度目の参加のRIFJ。今回は早く着きすぎてしまって、ステージが始まる前から
酒を飲みすぎてしまった。その結果ステージ移動が面倒になって、結局一番大きい
GRASS STAGEしか見ていないという体たらく。でも十二分に楽しめたのでオーライ。

・10-feet
訛り丸出しのMCからしてそうだが、土着的というか手垢のついたロックを奏でる人達だ。
スリーピースで、エモーショナルでラウドで野外のロックフェスには非常にお似合い(という
かそもそもライヴを見てなんぼ)。音楽的な面白みという意味ではそこまで重要な役割を
担っていないんだろうけど、日本のロックフェスを支えてきたのはこういうバンドなんだよ
なぁ。良いお天気の中、いい感じに体が温まった。

早くも小休止。曇りの予報は大嘘、とにかく暑い。ビールがすすむ。

木村カエラ
やはりポップ・アイコンとして非常に優れているなぁ~と登場した瞬間に実感。小さい体を
弾けんばかりに動かして、歌っている様は非常にキュート。でもやっていることは結構オル
タナティヴで、磐石なバンドメンバーに支えられながら、いい感じに変態性を醸していた。
一時期興味を失っていたけれど、やっぱり日本のシーンでは貴重な存在かもしれない。
途中にホットペッパーCM曲を初披露しつつ、様々な音楽性で客を沸かせていた。個人的
には一番好きな"Circle"が聴けて大満足、バンドだとグルービーで昇天しそうだった。

RIP SLYME
4MC+1DJという体制が最大限に生かされたステージだった。とにかくアッパーなセットリス
トで攻めまくり、MCも含めエンターテインに徹するその姿勢は、本当にフェスというものを良
く分かっているなぁと感心。切ない系トラックは一切無し、RYO-Zも「俺たちがフェスの中で
真ん中、ここでだれてもらっちゃ困る!」と煽る。炎天下で皆倒れるほどに全力で盛り上が
っていた。更に、今回はツアーの延長線上でツアーのバンドメンバーも引き連れていて、
グルーヴに磨きがかかっており、巧さと派手さが加わる形に。生音系トラックではそれがな
んかもう凄いことになっていて、"FUNKASTIC"や"熱帯夜"は音源とは別物の怪物性が
備わっていた。完璧、無敵のステージだった。無論ベストアクト。

01. Good Day
02. 太陽とビキニ
03. 楽園ベイベー
04. SPLASH
05. Watch Out!
06. 雑念エンタテインメント~STEPPER’S DELIGHT~GALAXY (メドレー)
07. FUNKASTIC
08. JOINT
09. 熱帯夜

ご飯タイム。牛タン弁当は1,000円と値が張るものだったけど、凄く美味しかった。

吉井和哉
出てきた瞬間、オーラが凄い。スターという表現が本当にまさにと思える人ってなかなか
居ない。そしてまさかの"楽園"スタート!イエモンの曲はやらないんじゃないかと勝手に
思ってたので歓喜。歌詞に100%共感できるぐらいこの曲が好き。しかし吉井さんは歌が
上手い。2年前にCoccoを見たときも思ったけれど、この大きな空間を一瞬にして浸透して
いく歌声っていうのにはなかなかお目にかかれない。90年代から生き抜いてきたからこそ
の貫禄。"ビルマニア"の洋楽ロックに引けをとらない熱量、"シュレッダー"のメロディーの
儚さなどに痺れていたらあっという間に最終曲。なんと"JAM"!!力のある楽曲とはまさ
にこういう曲のことを言うのだろうという気迫で圧倒していた。ステージが終わると泣いてい
る男性客がチラホラ。自分もツーと涙が流れてしまった。

ASIAN KUNG-FU GENERATION
00年代代表といっても良いぐらいに成長したアジカン。場内の平均年齢が一気に若返って
いたような(前が吉井さんだったからなおさら?)。ユニコーンやくるりの系譜で、文系ロック
というか、オタク系というか(笑)。でもあんまり色を感じなかったな、自分は。彼らの持つ生
真面目さが面白さとか熱というのを削ぎ落としているような気がして。CDで聴くとオッと思う
のだけど、ライブだと自分にとっては微妙。2曲聴いて去った。でもファンにはたまらなかった
みたいで、ワンマンみたいに盛り上がってた(動きが完璧に揃ってたのが面白かったな)。

Dragon Ash
RIJFには皆勤賞で出演、当然10周年の今年はトリ。でも自分には相当微妙なライヴだった。
というのはやっぱり最新曲と過去の曲の盛り上がりに落差がありすぎて、全体的な構成に
マンネリを感じてしまったから。以前は新旧同様に盛り上がってたんだけどね("La Bamba"
はかなり健闘していたけれど)。そろそろ"Fantasista"に代わる、または同等の代表曲を作
る時期に来ているんだと思うな。新曲"Callin'"もモロに"Freedom"を引きずっている内容で
残念。もっちーが来たのは結構なサプライズだったけども、もっともっとサービス精神満載の
セットリストで挑めば良かったのにと思う。10周年でフェスなんだからさ。

そんなわけでVivaの大団円もいまいち感動しないまま終了してしまった。フェスの雰囲気で
いつもなら泣いてしまうところだけども。今一度、音楽性再編の時に来ているぞ!

01. 運命共同体
02. For Divers Area
03. Let Yourself Go, Let Myself Go (アレンジ)
04. Ivory
05. Callin'
06. 繋がりSunset
07. Velvet Touch
08. La Bamba
09. Episode6 feat. Shun, Shigeo
10. Fantasista
11. Wipe Your Eyes feat. Kaori Mochida
12. 静かな日々の階段を

-Encore-
13. Viva la Revolution

花火を見て終了を実感。ライブ後の花火の祝祭感は凄い。
日焼け跡が痛いのも思い出の一部ってことで、結果的には思う存分楽しんだ。
The Swell Season ( 2009.05.20 )
2009年 05月 24日 (日) 03:18 | 編集
・The Swell Season @ 東京国際フォーラム ( 2009.05.20 )



「ONCE(ワンス)ダブリンの街角で」という映画をご存知だろうか。音楽を装置として使うのでは
なく、音楽そのものを描いたような、とてもピュアな映画である。最初は、低予算ということがバ
レバレな絵にうむむ・・・と思いつつも、次第に登場人物たちの感情に惹きこまれてしまい、最
後には自然と感動してしまうのだ。音楽好きは一見の価値あり。そして、The Swell Season
はこの映画に主演していた二人によるユニット。映画に感銘を受けたので、コンサートに参加
させてもらった。

・Liam O Maonlai (Special Guest)
予備知識一切なしで見たら、見事に歌声にヤられた。牧歌的というか民族的というか、とても
不思議な魅力を持つ歌声。数曲は英語ではなく、伝統的なアイリッシュ言語で歌っていたらし
かったのだけど、その言葉の響きがとても心地良くて。土地に根ざした音楽って言うのは何で
あんなにスゥ~と耳に馴染んでいくのかねぇ(まあ広義ではすべての音楽が土地に根ざしてい
るとは思うけど)。今後の動向をぜひチェックしたい人。そういえば、会場のチラシにU2ボノの
絶賛コメントがあったな。

The Swell Season
サントラを聴いていたときから思っていたけど、アイルランドって言う国の音楽は素朴で熱い
よなぁ。決して洗練などされていないし、カッコ悪いかもしれないんだけど、カッコいいというか。
世界的に有名なU2だってそういうところがあると思うし、彼らも十分にそれを感じた。
いや、素朴だからこそピュアネスが強調されるという側面があって、そこにグッと来てしまう。
きっとあの映画や音楽が注目を浴びたのは、人間本来のピュアな部分を刺激するものだった
からなんだろうな。

この公演の後、歌っていうものをすごく見直した。最近革新性だとか、演奏の巧みさだとか、
独自性だとかそういったものに囚われて音楽を聴いていたような。楽器をガチャガチャ鳴らして
歌を乗せれば表現足りえる、そういうのもやっぱり大事だなー(誰でも良いってわけじゃないけ
ど。この人たちだってすごい上手いしね)。やっぱり、分け隔てなくいろいろなものを聴いていき
たいっす、ハイ。

あと、すごく強く思うのはダブリンに行ってみたいなーということで。いい人がいっぱい居そう。
Dragon Ash ( 2009.05.08 )
2009年 05月 10日 (日) 15:57 | 編集
・Dragon Ash Tour FREEDOM  ~新進シャンソン歌手総出演新春シャンソンショウ~
@ Zepp Tokyo ( 2009.05.08 )




新作"Freedom"が何回聞いても自分には合わないと悟ったときから、実はこのバンドから急速
に興味を失っていて。聴く回数も減っていたし、動向なんかも探らなくなった。そんな感じでライブ
に臨んだので、当然後ろで落ち着いて見たし、いつもよりは少し客観的に見させてもらった。ドラ
ゴンアッシュのワンマンライブで初めてフロントエリアに行かずに(ライブに行った事ある人なら後
ろとの温度差を分かってもらえるだろう)見て分かったのは、最新作とそれ以前の楽曲の落差。

やはりライブで見ても"Freedom"の楽曲の評価は変わらない。あれはバンドの歴史にとって駄作
以外の何モノでもなかった。あの作品の楽曲は風通しは良くとも隙間が無さすぎて面白みに欠け
る。自由と謳ってはいてもフォーマットは基本的に同じで、盛り上がるポイントも全てバンド側に決
められているような窮屈な感じさえある(ハイ、ここでディストーションですよーって)。そこが一昔前
の「盛り上がろうぜ!」っていうラウド系の雰囲気がして、どうしようもなくダサさを感じてしまったの
は自分だけだろうか。それとこれは会場の問題もあるだろうけど、"Freedom"の楽曲の時だけあ
んなに音が悪くなるのは何故なんだろうか。

ただやっぱり以前の楽曲には体が勝手に反応してしまう。ドラゴンアッシュのライブの強みは
あの祝祭感だと思う。それぞれが色々な聴き方をしていて、ライブで一つとなって開放する。
そこではレコーディング音源を超える魔力がある。やっぱりこういうのは素直に楽しいし、彼らの
尊敬できる部分だ。盛り上がろうと制作した新作よりも、自らの限界を推し進めて模索する
楽曲の方が盛り上がるって言うのは何とも皮肉。特に"INDEPENDIENTE"の楽曲や初期の楽曲
の方が。やっぱり今のドラゴンアッシュって言うのは技術に頼りすぎているのかなぁ。

それと至極個人的な嬉しさといえば、以前の楽曲で初めてライブで聴けた曲。"Sunset Beach"
と"花言葉"。どっちも大好きな曲なので非常に嬉しかったのだが、花言葉に関してはほとんど
カラオケ状態だったのでちょっと萎えてしまったかな・・・。

とまあ、後ろ向きなことばかり書いてしまったけど、結果としては楽しめた。また次も行こうかな
と思えるぐらい(ただし今度はちゃんとアルバム聴いてから)。やっぱり好きだなこのバンド。
ただなんとなく今回生まれてしまった距離感って言うのは今後埋まらない気がする。


-Set List- (うろ覚え)
01. Intro(FREEDOM)
02. Freedom
03. Desperado
04. Crush the window
05. Ivory
06. Big Town Rhapsody
07. Sunset Beach
08. Beautiful
09. few lights till night
10. Velvet Touch
11. Ordinary
12. Mixture
13. 繋がりSunset
14. Dear Mosh Pit
15. La Bamba
16. FANTASISTA
17. Morrow
18. 運命共同体

- Encore -
19. Let yourself go,Let myself go (アレンジ)
20. 花言葉
21. Bonita
22. Iceman
23. Viva La Revolution
坂本龍一 (2009.04.24)
2009年 04月 25日 (土) 16:18 | 編集
・坂本龍一 @ 川口総合文化センターリリア メインホール (2009.04.24)
ryuichi sakamoto playing the piano 2009 -saitama/kawaguchi 042409




自分は今後追い世代として必死にYMO関連を貪り聴いているわけだが、教授に関して
は(現段階では)「取っ付きやすいけど分かりにくい」という認識でいる。教授の音楽を真
剣に聴く前から有名曲は知っていたのだが、知れば知るほど分からなくなってくる。恐ら
く色々なジャンルに手を出しているのに加えて、アカデミックな音楽もあり、それを捨てる
音楽もあり、全体を把握しづらいからだと思うのだが。だから"Chasm"以降のソロ(勿論
新作も)、fenneszやalva noteとのコラボレーション、David Sylvian/Steve Jansen兄弟
のNine Horsesなどを中心に聴いていた。一番若造の耳には馴染みやすいもので。これ
から書くレポートはそういう聴き方をしているやつのレポートだと思って読んで頂きたい。

このコンサートの感想を一言で言えば「音楽に集中できた」という簡潔なものになってしまう。
というのも最近は特に忙しくて音楽を聴いていても聴いているような気がしなかったから。耳
から耳へ通り抜けてしまうようなそんな感覚でいたのだけれど、コンサート中は耳のみならず
全身を傾けるようにして聴いてしまった。これは生だからというのもある気がするけど、コンサ
ート形式、そしてピアノソロというのも大きく関係していると思う。ピアノというのははとても残
響が残る楽器で、その余韻で空間を満たしてしまう凄さがあるのだということを初めて体感し
た。しかもそれはコンサートホールでしか味わえないんだね。もっと言えば例えばピアノが点
で、その外には膨大な余白が存在していて、その余白を堪能しているというか(あまり上手く
換言できてないけど)。で、それはなんとなくエレクトロニカの残響とも通ずるものがあるのか
もなっていうことを思ったり。今後fennesz+sakamoto名義の聴き方が変わるような気がする。
でも勿論旋律そのものに感動するものも多かったし、そういう曲では存分に教授の作曲能力
の凄さを実感した。まあ兎に角贅沢な時間を享受できたということで。

もっと眠くなるかと思っていたのだけど、蓋を開けてみれば一切そんなことは無かった。
手元がしっかり見えていたというのもあるかもしれないけど、多分一番の理由は前述したよう
な初の音楽体験が出来たからかな。咳すらしないように、服の擦れる音すらしないように
静かに座っていたけれど、体はアドレナリンが充満するような熱を帯びていた。

そして24時間以内音源itunes配信、もちろん入手。こういうのは思い出になるね。
会場ではツアーパンフレットを入手。5000円と中々値段の張るものだけど、CD2枚付いている
し、ブックレットの内容も盛りだくさんなので、ファンは購入必須。↓コレ。

ryuichi sakamoto playing the piano 2009_out of noise tour book CD


-Set List-
01. glacier
02. Improvisation
03. to stanford
04. hibari
05. compositon 0919
06. SELF PORTRAIT
07. Perspective
08. 1919
09. ゴリラがバナナをくれる日
10. tamago
11. mizu no naka no bagatelle
12. energy flow
13. asience
14. normandia
15. koko
16. ambiguous lucidity
17. aubade
18. put your hands up
19. behind the mask
20. tibetan dance
21. thousand knives
22. aqua
Feeder ( 2009.02.23 )
2009年 02月 26日 (木) 05:00 | 編集
Feeder @ 渋谷 QUATTRO ( 2009.02.23 )


タカさんはこの写真よりも髪が長くなって、若干肥えたような(笑)

フィーダーを見るのも、クアトロに来るのも二回目。やっぱりステージが近くて低い。
そして床がフローリングであるのがちょっと珍しい。フィーダーは盛り上がってなんぼ
ということで前の方に突入。なんか久々だなこういう、スタンディングのライブは。

そしてやっぱり凄い盛り上がり。ギターがガーンとなり、ヴォーカルのグラントが
"Are You Ready!?"と言い、それに観客が答えるように歓声を上げ、体を動かす。
ああ、やっぱりロックのライヴってこうだよなーという安心感と歓びが気分を高揚させる。
フィーダーが魅力的であり続けるのは、そういうロックの一番シンプルで良い部分を
大真面目に追求し続けているからだろう。はっきり言って、音楽性がどうとか、そういった
観点で彼らに感心したことは無い。でも、自分が彼らに寄せる信頼は物凄く厚いものだ
し、他にこういうバンドって中々見当たらない。

だが、問題が無かったわけでもない。ベースのタカさんは風邪をひいているみたいだった
し(MCは「鼻がつらいのよ」だけだった)、グラントも本調子では無さそうで時折辛そうに
歌っていた。あと、これは自分の見た位置がサポートのギターアンプの真ん前だったこと
もあるのかもしれないが、サポートのギターの音が大きすぎて、全体的なサウンドのバラ
ンスが著しく悪かった。音もクリアーには程遠いような印象も受けたし。
でもそれを観客とのコミュニケーションで補っていたのが流石だ。観客の言葉の投げかけ
には笑顔で答え("I Love You,too."とまで言っていた)、演奏中は満面の笑みで前に
出てギターをかき鳴らす。こういうパフォーマンスが出来るからこそ、ファンベースが揺るが
ないのだろう。素晴らしい!

正直見た直ぐ後は「前の方が良かったな」という感想しか出てこなかったのが、曲を
聴きながらこれを書いていたら、やっぱりフィーダーは大好きだし、ロックもまだまだ
良いものだということを再認識してしまった。次も絶対行くな、こりゃ。

- Set List -

01. We Are The People
02. Feeling A Moment
03. Shatter
04. Pushing The Senses
05. Sonorous
06. Just The Way I'm Feeling
07. Back Rogers
08. Come Back Around
09. Who's The Enemy
10. Insomnia
11. We Cant't Rewind
12. Comfort In Sound
14. High
15. Lost And Found

-Encore-
16. Silent Cry (Acoustic Version)
17. Seven Days In The Sun
18. Tracing Lines
19. Just A Day
Coldplay ( 2009.02.12 )
2009年 02月 14日 (土) 21:09 | 編集
Coldplay @ さいたまスーパーアリーナ ( 2009.02.12 )


暗転し、スクリーンにバーン!とこの絵が出てきたのはカッコよかった。

コールドプレイが今最も旬で、勢いに乗っていることを全編感じさせるライヴだった。
高揚感溢れる"Life In Technicolor"のイントロが鳴り響いた瞬間の会場のざわめき
はこういう立ち位置にいないバンドであればありえないだろう。

コールドプレイの楽曲が雲の上にあるような美しさを内包するものであることは以前
も書いたことだが、ライヴではそれが解凍され、地上に足をつけ、観客と同じ目線まで
降りてくる。良い意味で下世話になるともいえるのだが、こうすることで、キレイが感動
に変わる。感情的に非常に揺さぶられるのだ。また、今回のアルバムが情熱を感じ
させるものだからこそ、それは一層増幅される。ファルセットが減り、ギターが増え、
楽曲にダイナミックさが加わり、巨大な感情のとぐろが巻かれるような壮大さをも
感じさせる。もちろん演奏が盤石になりつつあるのもその所以であることは間違いない。

だがエモーショナルなライヴだとはいっても、顔を真っ赤にして、ド派手にして、お客
を感動させるライヴとは違う。コールドプレイはもって生まれたスマートさを感じさせる。
いくらレーザーを使おうが、ライティングを強化しようが、花道で走り回ろうがだ。その
バランスが凄く良くて、お寒い感じが払拭される。だから、観客のそばで演奏して愉
しませようなんていう演出が、サラッと、容易く出来てしまうんだろう。このバランス感
覚が、エンターテイメント性と芸術性、ショーとライヴの完璧な中庸地点=愉しませな
がら世界観を提示するということを可能にしているのだと思う。

セットリストの組み方(しっかりテーマの「循環」を達成してる)、ステージの演出、バンド
の演奏など、全てがしっかりと練られていて、「単純に楽しかったー」というライヴと「良い
ものを見た!」というライヴ両方とも違う、その両方が存在する、非常に満足度の高いラ
イヴだった。しっかりと見たのになんだか見足りない。

- Set List -
01. Life In Technicolor
02. Violet Hill
03. Clocks
04. In My Place
05. Speed Of Sound
06. Yellow
07. Chinese Sleep Chant
08. 42
09. Fix You
10. Strawberry Swing
11. God Put A Smile Upon Your Face
12. Talk
13. The Hardest Part
14. Postcards From Far Away
15. Viva La Vida
16. Lost!
17. Green Eyes
18. I'm A Believer
19. Viva La Vida (Remix)
20. Politik
21. Lovers In Japan
22. Death And All His Friends

- Encore -
23. The Scientist
24. Life In Technicolor ii
25. The Escapist (outro)
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