Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Albums of the year 2015
2015年 12月 31日 (木) 23:00 | 編集
およそ2年ぶりの更新になります。年間ベストアルバムを発表します。
Twitterでサラッと発表しようかと思いましたが、後年の記録のためにブログという形で発表しようかと思いました。20作、短いコメント付きでドウゾ。


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No.20. " The Scene Between " / The Go! Team


久々のカムバックとなったゴー!チームですが、かなりメロディアスになりました。良い意味で荒削りな(あえて音質が悪いような)音作りと相まって、以前よりも更にノスタルジーを覚えるような作品になっているかと。来日公演では驚くべき再現性の低さを見せていましたが、それもむしろ魅力になっている不思議なバンドですね。

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No.19. " Everything Becomes The Music " / 降谷建志


降谷建志はもっと早くソロアルバムを出すと思っていましたが、意外とこういうタイミングでしたね。ソロを出すからには好き勝手やってジャンルむちゃくちゃなアルバムになるかなと思いきや、真摯で全うなロックアルバムで驚きました。真新しさは無いと思うのですが、Dragon Ash初期にあったような繊細さがあって抗えない魅力があります。

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No.18. " Depression Cherry " / Beach House


安定のドリーミー具合でとろけますね。前作"Bloom"の時も書いたのですが、普段はあまりこういういかにもインディー的なバンドを積極的に評価して来ませんでしたが、彼らには何故か惹かれます。

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No.17. " Hand. Cannot. Erase. " / Steven Wilson


Porcupine Treeの中心人物スティーヴン・ウィルソンの5thアルバム。積み上げてきたものが大いに咲き誇っているような充実のアルバムです。プログレ的ダイナミズムもありながら、非常にキャッチ―で聴きやすいです。2010年代を代表するプログレのアルバムとなることでしょう。

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No.16. " ハルカナルトキノカナタヘ " / 光田康典


ついに出た「クロノトリガー」&「クロノクロス」のアレンジアルバム。サラとキッドがテーマとなっているため、ただのアレンジアルバムよりもコンセプチュアルな内容ですが、アートワーク、曲順も含めそれが功を奏しているなぁと。ただ単にノスタルジーに浸るだけでなく、一作品として非常に完成度が高いと思います。光田さんはやっぱりメロディが凄いですわ。

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No.15. " To Pimp A Butterfly " / Kendrick Lamar


今年を代表する1枚ですが、私の思い入れ的にはこの位置です。昨年のD'Angeloと言い、歴史を垣間見ながら現在進行のブラック・ミュージックを提示するような作品がリリースされて、しかもそれが全うに評価されるというアメリカという国はやはり凄いなと思いますね。流行が起こると、それを批評するような作品がちゃんと出てくる懐の深さを感じます。

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No.14. " I Love You, Honeybear " / Father John Misty


フリート・フォクシーズの元ドラマーによるソロ・プロジェクトの2作目です。フォークを基調としながら、様々なアレンジが光る豊潤なアルバムですね。アメリカへの毒を吐いているようですが、そこまで読み取れていないので単純にグッドソング集として愛聴していました。

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No.13. " New Bermuda " / Deafheaven


スクリームやブラストビートもありながらポストロック/シューゲイザー的な音像を融合し、メタル的な暑苦しさ(それも好きですが)から一線を画すブラックメタルバンドDeafheavenの2年ぶり3作目。陰鬱なのは相変わらずですが、激しいリフが前作よりも前面に出てきていて、結果刹那的な美しさを感じるアルバムになっています。

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No.12. " All Is Illusory " / The Velvet Teen


The Velvet Teenが9年ぶりに帰ってきた、その事実だけで嬉しいですがその内容も過去最高にアグレッシヴで瑞々しさに溢れていました。短尺の駆け抜けるようなトラックが多いですが、10分を超えるポストロック的な音像を持った壮大な曲もありそのふり幅も流石です。新代田FEVERでのワンマンもマジックが起きていると感じさせるような素晴らしいものでした。

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No.11. " _genic " / 安室奈美恵


"Past<Future"を境に少し距離を置いていましたが、全曲新曲で内容的にも攻めているとどこかで目にして聴いてみたらとにかくそのクオリティの高さに舌を巻きました。一言でいえばダンスポップだとは思うのですが、色々とトラックに仕掛けがあって中毒性が高いです。チームとしての総合力の凄さを感じさせるアルバムですね。

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No.10. " Sound & Color " / Alabama Shakes


ソウル、ブルースがベースにある黒さを感じさせるロックバンドですね。音数は昨今のシーンを考えれば少ない方だと思いますが、ここまでの濃密さを感じさせるのはヴォーカルの力が大きいかと。一度聴くと忘れられないような強烈な個性の持ち主です(見た目もインパクトすごいですが)。ライブ観てみたいなぁ。

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No.09. " Butterfly Effect " / DJ KRUSH


なんと11年ぶりのアルバムリリース(結構いろんなイベントで名前を目にしていたのでそこまで出てなかったんだと驚きました)。内容的にはこれぞKRUSH印というか、無駄な音が一切無い、職人か仙人かとも形容できるような孤高な音楽ですね。ダークで緻密なビートは言わずもがな、やはりこの甘美な退廃感がたまりません!

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No.08. " Late Night Endless " / Sherwood & Pinch


世の中にどれだけダブの新作が出ているかそこまで把握していませんが、やはりUK産の硬いダブといえばシャーウッド御大の右に出るものは居ないのではないでしょうか。今回Pinchの役割がどれだけあったのかは分かりませんが、今作の良い意味での同時代的な「軽さ」を持っているのは彼の貢献じゃないかな~と。兎に角、鳴りが非常に気持ち良い1枚で深夜のお供におススメ!

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No.07. " Vulnicura " / Björk


非常にパーソナルな内容であるのにも関わらず、ビョークのアルバムが久しぶりに(それこそ90年代ぶりぐらいに)ポップさを取り戻したような印象を受けました。ビョークらしいストリングスの使い方と、アルカのひねくれたビート感と音響が相まって全体的にエモーショナルに聴こえるからでしょうか。個人的には彼女のアルバムでも上位にくるものになりました。

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No.06. " Born In The Echoes " / The Chemical Brothers


今回はダメかな?と思うと予想をはるかに超えてくるのが彼らの凄いとこですね(駄作が1枚も無いと思っています)。事前のトラックでは安定・安心のケミカル印で予定調和かなと思ったのですが、全然そんなことは無く好き勝手やってました。特に後半のサイケなトラック群にはベテランのただならぬ拘りを感じました。"Radiate"がヤバい!あとベックとの共演も泣かせますね。

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No.05. " GARDEN OF DELETE " / ONEOHTRIX POINT NEVER


いやー凄いところまでキテいるなぁと思わずにはいられない作品でした。混沌の中にポップさやお茶目さがあるという点で(PVも嫌がらせな感じがとても良いですね)、かつてのAphex Twinを感じさせたりしますが、この人もそっち側の世界の人な感じがしますね。近年で最も「今ヤバいものと対峙している」と感じさせてくれたエレクトロニカアルバムでした。

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No.04. " In Colour " / Jamie XX


The XXのJamie XXによる初ソロアルバム。バンドではないのでサンプリングや電子的なビートで構成された音楽ではあるのですが、想像以上にThe XX的な世界観を持っているのがビジョンとして凄いなぁと感服いたしました。全編クールネスが貫かれているわけですが、後半の夜明け前的な恍惚感を持ったトラックが美しすぎて昇天しそうになりますね。

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No.03. " Choose Your Weapon " / Hiatus Kaiyote


R&Bとかソウルというジャンルに括られる人たちだとは思うのですが、何とも形容のしがたい音楽性ですね。所謂ネオソウル勢とも違うし、ジャズかというとそういうわけでもなく、何故突然変異的にオーストラリアからこんなバンドが出てきたのか全く意味が分かりません。リズムがずっと微妙にずれ続けていて、歌もまともには進まず、ずっと揺らいでいるような不安定さがあって先の展開が読めない感じに不思議と惹かれます。

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No.02. " Tuxedo " / Tuxedo


みんな大好きタキシード!というかこれ聴いて嫌いな人は居ないんじゃないの?と錯覚してしまうぐらい、とにかく聴いていて楽しい。雑味を感じさせるような要素は一切排除した、非常に洗練された、そして戦略的にツボを抑えまくったオシャレディスコサウンド。Daft Punkが先駆けて意欲高く作った轍を、何とも軽やかに泳いでいる様が良いですねぇ。

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No.01. " Art Angels " / Grimes


今年はこれがぶっちぎりで1位です!初めて通して聴いたときの感動は言葉では言い表せないものがありました。所謂宅録女子的な位置づけで語られてきたグライムスですが、「あんたらの思い通りにはならない!」と怨念にも似た強烈なポップ化がされています。楽曲ごとのふり幅や歌い方も変えていて、その多様さも思わず唸ってしまうような凄まじさがあって、ものすごく気合を入れて制作していたのだろうなぁという想像させます。
ただ一筋縄でいかないポップ作品であることは、その音響処理やコーラスワークの歪さがあるからこそ。特にコーラスワークはものすごく独特で多層的でかつ、え!?こんなとこでこんな声入れるのという驚きがあります。元々持っていた素質が外側へ向かって爆発しているような印象を受けますね。より広く聴かれてほしい傑作です!!



というわけで近年まれにみる豊作な年で非常に楽しかった音楽生活でした。色々なタイプの傑作が生まれていましたね。来年のリリース状況が例年に比べるとあまり出てないかな?と思いますが、来年も今年みたいに豊作であることを願っています。

ただ個人的にはアイドルシーンがもうちょっと頑張って欲しかったなぁというのがあります。アルバム単位でベストに選ぶような面白い作品が無かったですし(エビ中とNegiccoのアルバムは好きでしたが)、解散・卒業が相次いて下向きになってきたかと思いました。来年はももクロとBABYMETAL、Perfumeのオリジナルアルバムがありますので風向きが変わると良いのですが(その他のインディーアイドルにも期待)。

No.01. " Art Angels " / Grimes
No.02. " Tuxedo " / Tuxedo
No.03. " Choose Your Weapon " / Hiatus Kaiyote
No.04. " In Colour " / Jamie XX
No.05. " GARDEN OF DELETE " / ONEOHTRIX POINT NEVER
No.06. " Born In The Echoes " / The Chemical Brothers
No.07. " Vulnicura " / Björk
No.08. " Late Night Endless " / Sherwood & Pinch
No.09. " Butterfly Effect " / DJ KRUSH
No.10. " Sound & Color " / Alabama Shakes
No.11. " _genic " / 安室奈美恵
No.12. " All Is Illusory " / The Velvet Teen
No.13. " New Bermuda " / Deafheaven
No.14. " I Love You, Honeybear " / Father John Misty
No.15. " To Pimp A Butterfly " / Kendrick Lamar
No.16. " ハルカナルトキノカナタヘ " / 光田康典
No.17. " Hand. Cannot. Erase. " / Steven Wilson
No.18. " Depression Cherry " / Beach House
No.19. " Everything Becomes The Music " / 降谷建志
No.20. " The Scene Between " / The Go! Team

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