Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Conditions of My Parole / Puscifer
2011年 11月 06日 (日) 22:39 | 編集

" Conditions of My Parole " / Puscifer

 2ndアルバム。アメリカ随一の変態バンド(もちろん誉め言葉)トゥールのフロントマンであるメイナード・ジェームス・キーナンによるサイドプロジェクト、プシファー。人を食ったようなユーモア、恒常的なプロジェクトではないが故の自由度、そして何よりもメイナード師匠ということで何ともヘンテコなアルバムであった前作"V Is for Vagina"。念仏のようなヴォーカルを披露したり、日本語の"Dozo"がなぜか登場したり、本隊とは違ったおふざけ感に戸惑いつつも軽い気持ちで楽しめるようになっていたように思う。そして今作もプロモ映像やジャケットを見るとナンセンスなユーモアは肝となっているようだが、サウンドには変化がみられる。カントリー、へヴィ・ロック、エレクトロニカを持ち込んで怪しげなサウンドを作り上げてはいるのだが、歌がより伸びやかになり、コーラスが豊かになり、音の要素が整理されていることで聴きやすさが増しているような。浮遊するようなシンセの中でメイナードの美声を味わうことのできる"Tiny Monsters"、"Monsoons"、"Oceans"などはいつもとは違った穏やかさがあり良い。一方で"Telling Ghosts"や"Toma"はへヴィロックらしいカタルシスを十分に感じられる。制作にはメイナードの息子から、ジョン・セオドア、Telefon Tel Avivのヨシュア・ユーステスまで実に様々な人が参加しているのだが―恐らくヴィジョンを共有していたのだろう―とっちらかった印象はまるでない。正直言ってファン向けのアイテム以上の価値はないかもしれないと思っていたプシファーだが、ここまで堅実に良いアルバムを作ってくるとは予想外だ。

( 2011 )



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