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[Review] Kinshasa One Two / DRC Music
2011年 10月 19日 (水) 23:15 | 編集

" Kinshasa One Two " / DRC Music

 デーモン・アルバーンが動けばそこでは面白いことが起きる。ブラーというバンドの活動がスロウになった一方で、そんな定説が出来上がりつつある。直近作であるGorillazの"The Fall"ではアメリカ旅日記を誰でも作れる方法で誰も作れないものを残していたが、次なる目線は再びアフリカへと。DRC=Democratic Republic of the Congo(コンゴ共和国)というその名もズバリな今回のプロジェクトは彼が発起人として始められたそうだ。その目的はオックスファム(貧困と不正を根絶するための持続的な支援・活動を100カ国以上で展開している団体・Wikipediaより)への支援という極めて政治的なプロジェクトだが、その結果、ダン・ジ・オートメーターを初めとする11人のプロデューサー、50人以上のパフォーマーが集まり今作が出来上がったというわけである。
 参加人数の多さの割にレコーディングには5日間しか費やしていないとあって、その音像はかなり荒削りだ。ひとネタで持っていくミニマルなトラックも目立つ。当然時間的な制約があってのことだろう。それでも今作が面白いのは、こういう企画ものに多い単なる「民族的」をかすめとった音楽になっていないがこそ。確かに所謂アフリカ的なパーカッションは多様かつ全面的に用いられているのだが、同時に現代的な音使いも多い。空き缶でも叩いているような音と、スマートフォンのアプリで作ったようなエレクトロが実に無邪気に混ざり合う瞬間には良い意味での違和感と、違和感がもたらす高揚感が伴う。デーモンの哀愁あるポップセンスが反映されているのは1曲目のhalloぐらいだが、駆け抜けるようなコラボの爆発とズレの楽しさがパッケージされた一枚。YouTubeに上がっているレコーディング風景も音楽を心底愛していることを感じられて非常に良い。



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