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[Review] Died In The Wool - Manafon Variations / David Sylvian
2011年 06月 05日 (日) 21:34 | 編集

" Died In The Wool - Manafon Variations " / David Sylvian

 タイトルが示す通り、2009年に発表されたアルバム"Manafon"のリミックス/再構築曲 + 新曲6曲が追加された企画盤。少々変則的な形態のアルバムとなっているのは、「英国在住の現代音楽家・藤倉大が『マナフォン』からの6曲の素材をもとに、ストリングスのアレンジ、コンポーズを行うという、ある意味、リミックス的なプロジェクトとしてスタートした」が、おそらくその先が見えて制作意欲が留まらなかったからだろう。" The Good Son Vs. The Only Daughter - The Blemish Remixes -"もただのリミックスアルバムとは呼べないぐらい並々ならぬ熱意を以って制作されたものだったが、デヴィッド・シルヴィアンのリミックスというのはつまりそれに伴うある種の気軽さを排除しているのだ。今回も楽曲の様変わりは凄くて、ストリングスが不穏に鳴る1曲目"Small Metal Gods"からオリジナルの深淵な雰囲気から一転、緊張感を煽るような仕上がりに。他の楽曲でもストリングス特有のキリキリとする不協和音であったり、アンサンブルを発揮するような展開が多く、それが彼の歌声と相まって1秒たりとも気の抜けない音世界が広がっている。一方で"I Should Not Dare"の生音がまろみを帯びて響く纏まりのある美しさであったり、"Snow White In Appalacia"のような躍動感のある生音/電子音が一体となって迫ってくる比較的分かりやすい感動もあり、いち作品として完成度の高さを感じ取れるのではないだろうか。00年代以降ますます脂がのってきていて、限界点が毎回更新されていくようなそんな興奮さえある。もちろん、ずっとついていきます。

( 2011 )

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