Deep Impact
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[Review] Rome / Danger Mouse & Daniele Luppi
2011年 05月 22日 (日) 18:56 | 編集

" Rome " / Danger Mouse & Daniele Luppi

 稀代のプロデューサー、デンジャー・マウスと「SATC」のサウンドトラックを手掛けたイタリア出身の作曲家ダニエル・ルッピによるコラボレーション作品。今回のテーマは「マカロニ・ウェスタン」。1977年生まれのデンジャーマウスがなぜそこまで60年代のイタリア製西部劇に惚れ込んだのかは定かではないが、気合の入り方は相変わらず呆れるぐらい凄い。サンプリングを用いず、エンニオ・モリコーネのスタジオを中心に(!)現地ミュージシャンを起用しながら5年の歳月をかけたというから驚きだ。確かにその仕上がりは土臭く、匂いがたちこめるような「あの感じ」を見事に再現できているのではないだろうか。妖しげに響くコーラスもこれまたまさに。聴いていると自然にポンチョ姿でしかめっ面のクリント・イーストウッドが脳内再生される。ただ、リバイバルに終始しないのがこの男の真価であり、いかにも古臭くなりそうなテーマを現代的にスタイリッシュにしてしまう。ベックの"Modern Guilt"でもそれは遺憾なく発揮されていたが、このテーマに対する絶妙な距離の取り方というか一歩引いた客観的な立ち位置っていうのは流石の審美眼だね。その「現代化」にゲスト参加しているジャック・ホワイトとノラ・ジョーンズが一役買っているのは言うまでもなく、ポップ・ミュージックとしての強度を補っている。特にノラ嬢のいい意味で胡散臭い歌唱には、普段とは違う言いようのない魅力を感じた。またしてもデンジャー・マウス恐るべし。

( 2011 )

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