Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Horizontal Structures / Moritz Von Oswald
2011年 04月 04日 (月) 23:21 | 編集

" Horizontal Structures " / Moritz Von Oswald

 Moritz Von Oswald(Basic Channel)、Max Loderbauer (NSI/Sun Electric) And Sasu Ripatti (Vladislav Delay/Luomo)のトリオによる、2ndアルバム。4曲70分超、連番になった曲名、人を食ったようなジャケットなど、とりあえずの「見た目」は前作の延長線上にある。が、今作にはMarc Muellbauer がダブルベース担当として、Paul St Hilaire (Tikiman)がギタリストとして参加しているため、よりバンド感のあるサウンドに。
 即興によって形のない形でまとめ上げられたこの音世界では、様々な音楽的要素がゆっくりとその姿を表す。ミニマル・テクノを根幹としてダブ、ジャズ、アフリカンなど。その厳かさな―もっとはっきり言えば痺れを切らすような―展開はなかなか一筋縄ではいかない難解さがある。そういうわけで今作の全容を把握できるのは、無類のミニマル好きか、余程の集中力を持っている人に限られてしまうに違いない(当然私はどちらにも当てはまっていない)。ただ、一旦理解するということを放棄してこの音に身を委ねてみると、なかなかどうして興味深い音楽になっている。通底音として流れ時に主張するベース、金属的であったりジャケット通り骨を打ち付けるような硬い音のするパーカッション、長いループの先で混沌へ激しく移行する瞬間など、妙に惹きつけられてしまう。これがどう聴こえるか、それはその人の音楽的素養だとか趣向によって左右されるだろうがそれぞれの楽しみ方を見つけられるような気がする。無形で、音楽史が見え隠れし、自由でもある、かなり奇妙な作品。

( 2011 )

Comment
この記事へのコメント
前作が評判良かったっすからねー。新作もまた話題になるでしょうね。
2011/ 04/ 06 (水) 19: 23: 29 | URL | かおもじ # -[ 編集 ]
Re: タイトルなし
>かおもじさん
内容は確かに興味深いとは思いますが、今の日本の雰囲気からいって積極的に聴かれないかもしれませんね。私自身もっと聴きやすくて、落ち着くようなものに手を伸ばしてしまいます。
2011/ 04/ 08 (金) 07: 27: 31 | URL | fafnir # -[ 編集 ]
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