Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] What The Hell / Avril Lavigne
2011年 02月 21日 (月) 01:25 | 編集

" What The Hell " / Avril Lavigne

 アヴリル・ラヴィーンが世に登場したとき、私は高校1年生。洋楽の海がここまで大海だとは知らなかった小僧っ子にとって、彼女が持つインパクトは凄まじいものがあった。それはまるで、J-POPからゆっくりと洋楽への扉を開けようとしていたところを、飛び蹴りでこじ開けてくるかのようであったと言えるだろうか。それほどまでに彼女は突出してポップな存在で、紛れもなく洋楽であるにも関わらずそれをものともしない(歌詞わかんねーを超える)強度があった。まず、楽曲のバランスが良い。オルタナティヴの匂いをあくまでも香水のように纏い、重くなりすぎずポップロックとして仕上げている。それに加え、アコースティックやバラードなどメロディーを強く押し出した曲もあり、SSWとしての確かさをも証明。そしてもう一つ、彼女の大きな魅力であったのが大胆不敵な態度。1stアルバム"Let Go"の仁王立ちジャケットからして分かるのだけど、初期のPVを見るとほぼ間違いなく眉間に皺を寄せたしかめっ面をしていて。このしかめっ面パワーは中々凄くて、なんとなく只者ではないと思わせるには十分過ぎるほど十分であった。バランス感覚としかめっ面を武器に、彼女はあっとういう間に勝利して行った。
 しかし、3rdアルバム"Girlfriend"のあまりの能天気さに閉口。3年が経って、4thアルバムのリードシングルとして今回の"What The Hell"が届けられた。ここにはしかめっ面も無ければ、バランス感覚も無い。代わりあるのは作り物感満載のトラックと、間抜けな顔して中指を立てる彼女だ。その変化は多分意識的にやっていて、今作の歌詞にもよく現れているし、「慣れ親しんだものに別れを告げて前に進む」という次作のタイトル"Goodbye Lullaby"にも象徴されている。もうあの頃の彼女はここにはいないこと明確に告げている。だからこそ、もう彼女を追いかける必要が無いことを強く確信した。アルバムはシングルとは違ってアコースティックなサウンドで、穏やかな作風になっているなんていう話もあるが最早ワット・ザ・ヘル。今までありがとうそしてさようなら、アヴリル・ラヴィーン。

( 2011 , Single )

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この記事へのコメント
スケーターボーイをCMで聞いて、おっ、良いじゃんとアルバム購入。シスオブのような激しい音楽もイーグルスのような素朴でアコースティックなロックも好きというバックグラウンドはさほど反映されていなかったけれど、後に期待させるポテンシャルはありました。
セカンド。僕はここで早くも離れました。タイトルすら覚えてないっす。
そんな僕には、サードからのハッちゃけっぷりは、逆に好ましかったりします。ただしくガールズポップのド真ん中を行っているなぁ、と。ロック?何それ?ってくらいにライトでポップ。曲単位で消費するにはちょうど良いです。世間的にもサードで再びかつ最大のブレイクを果たし、新作も安定ってところではないでしょうか。
しかし、筆者様は随分お若いのだなと感じました。アヴリル登場時に高校生とは…。
2011/ 02/ 22 (火) 07: 10: 22 | URL | かおもじ # -[ 編集 ]
Re: タイトルなし
>かおもじさん

コメントありがとうございます、返信が遅れて申し訳ありません!

>ロックも好きというバックグラウンドはさほど反映されていなかったけれど、後に期待させるポテンシャルはありました。

確かに発言の割には鳴らしているものはフツーでしたよね(笑)でもそのソングライティングと普遍性に皆やられたわけですよね。後はルックスと佇まいですか。

>そんな僕には、サードからのハッちゃけっぷりは、逆に好ましかったりします。

そういう意見もあるのですね~。確かにサードはライトで聴きやすいですし、何気なく流している分には良いのかも知れませんねぇ。私には最初のインパクトが強かった分、その落差に対応できなかったのかも・・・。

>しかし、筆者様は随分お若いのだなと感じました。アヴリル登場時に高校生とは…。

90年代をリアルタイムで体験できなかったのが凄く引け目に感じてしまう世代なんですねーこれが。洋楽を知ったときはニルヴァーナもいなければレイジも解散してて。ただインターネットの恩恵はモロに受けている世代ではあると思うので、その分雑食に色々聴くことが出来たのかも!?

では良かったら、またいらしてください!
2011/ 02/ 27 (日) 14: 22: 27 | URL | fafnir # -[ 編集 ]
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