Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Seefeel / Seefeel
2011年 02月 15日 (火) 23:13 | 編集
seefeel_seefeel.jpg
" Seefeel " / Seefeel

 知る人ぞ知る優良バンド?その道では有名?このシーフィールという存在がどの程度知れ渡っているのかをあまり良く把握していないのだが、過去作の絶賛廃盤中の状況をみるとやはり積極的に評価されてきたバンドとはいえないだろう。雑誌などでも目にする機会は殆ど無かったし、長い間忘れられていた存在だとも言える。しかしそんな彼らこそ、アンビエント/テクノにいち早く接近したポストロック黎明期のバンドで、後発組に大きく与えた存在なのである。そもそも「ポストロック」という名を冠せられたのは彼らが初めてだという。早すぎる(事実上の)活動休止さえしていなければ、IDMにおけるエイフェックス・ツインやオウテカのような立ち位置にいたのかもしれない・・・。
 さて、そんな彼らの15年ぶりの帰還作にして4thアルバム。私がかろうじて入手することが出来た2ndアルバム"Succour"ではまさにアンビエント/テクノへの接近が感じられる内容であったが、それは今作でも健在。硬質ながら浮遊感を感じさせるアブストラクトなサウンドに、彼方から聞こえる儚げなヴォーカル、尖ったノイズ。その幽玄な音響空間は今をしてなお緊張感を保持している。しかし今作の語るべきところはそれだけではなくて。今作には日本人のリズム隊がメンバーとして参加しているのだが、彼らの貢献が作品を更に奥深いものにしている。前面に出たダビーなベースと、強烈に生と感じさせる太いドラムが楽曲にはっきりとした輪郭を与えていると同時にある意味で野蛮さをも与えている。特にドラムの響きには太古というか原始性が感じられて、聴いていて唸るものがある。抽象性と具体性、培ってきたものと新しく手に入れたもの、それらを多分に駆使しながら作り上げた見事な復活作。これは聴いていて気持ちが良い。

( 2011 )
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