Deep Impact
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[Review] The Fall / Gorillaz
2011年 01月 18日 (火) 22:54 | 編集

" The Fall " / Gorillaz

 2010年のクリスマスに配信されたゴリラズのアルバム(現在ダウンロード出来るのはファンクラブのみで、一般的にはストリーミング配信)。一口にアルバムとは言ってもその形態はなかなか特殊であるので、まず説明が必要だろう。第一に、今作の大部分はiPadの一般的に公開されているアプリケーションで制作されている。第二に、アメリカツアー中に制作され、曲順もレコーディング順となっている。時間的にも機材的にもかなり制約された中で制作されたようで、確かに音数はあまり多くない。ほとんどはミニマルな電子音で構成され、生音はギター音が足されているというぐらいのもの。過去作にあったような人種もジャンルも多種多様な音楽性もみられない。それでもなお残るのはデーモン・アルバーンの音楽家としての絶好調さと持ち前のポップセンス。かつて彼はアフリカのマリに訪れ現地ミュージシャンと共に"Mali Music"という傑作を残したが、今作もその延長線上にあるように思える。「ゴリラズの新作」と言うよりはむしろ「デーモンのアメリカ旅日記」とでも言おうか。好きなものを作るときの彼のひらめきのようなものは随所で発揮されていて、例えばキッチュな音の使い方なんかは抜群に上手い。そこに渋みを増した歌声と相変わらずのメロディーメイカーとしての才能も見せ付けていて、やはり近年の脂ののり具合は凄いことを再確認。誰もが音楽制作にアクセスできると言う希望を提示しておきながら、それを価値あるものにするには並大抵にはいかないことを同時に示すちょっと意地悪なアルバム。

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