Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] My Beautiful Dark Twisted Fantasy / Kanye West
2010年 12月 31日 (金) 12:07 | 編集

" My Beautiful Dark Twisted Fantasy " / Kanye West

 5thアルバム。これはヒップホップにおける「サージェント・ペパーズ」となりえるか。その議論すら有効と思えるほど今作は野心に溢れる作品になっている。VMAでのやらかした一件など、色々と物議を醸すことの多い男がその「認められたい、認めさせたい」という自己顕示欲の塊を一気に放出したかのようだ。肥大にして誇大妄想的、いやはや圧倒的なアルバムである。
 一体何から書き始めればよいのか戸惑うのだが、まずその豪華なゲスト陣から始めるにしよう。今作に参加したアーティストはPusha T, Rick Ross, T.I., Drake, Common, Jay-Z, Eminem, Lil Wayne, John Legend, Fergie, Rihanna, Elton John, M.I.A., Seal, Beyoncé Knowles, Kid Cudi, Mos Def, Santigold, Alicia Keysなどなどここには書ききれないぐらい。ジャンルも世代も異なる人選で、今作のありとあらゆるところで楽曲を彩る。しかしゲストに押されるどころか、それを掻き分けて主張をするのが他でもないカニエ・ウェスト。カニエ印のサンプリングセンスがあり("POWER"における"21st Cenruty Man"のあまりの嵌まり具合に舌を巻き、"Blame Game"のAphex Twinには意外性に思わず笑ってしまう)、ストリングスやピアノも効果的に用い、「俺の美しく暗いねじれた幻想」をラップし、また歌う。白眉は"Runaway"。控えめなイントロから始まりカニエの傷心が吐露され、エモーションな瞬間へと昇華されていく名曲だ。
 これだけ言っても、全く言い足りていないという憂慮が拭えない。それほどまでに聴きどころが多い巨大なアルバムだ。それだけに全ての音楽を愛する人に何かしら引っかかるポイントがあるはずで、是非手にとって噛み締めて欲しいと思う。

★★★★☆ ( 2010 )

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