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[Review] Small Craft On A Milk Sea / Brian Eno
2010年 12月 19日 (日) 15:24 | 編集

" Small Craft On A Milk Sea " / Brian Eno

 近年はコールドプレイやU2の諸作のプロデュース、デヴィッド・バーンとの共作"Everything That Happens Will Happen Today"(個人的08年ベスト)など外仕事が多かったイーノ御大。今作は久々の個人名義(インスト作品としては10年ぶり!)にして、なんとワープからのリリース。ギタリストのレオ・アブラハムス、プロデューサーのジョン・ホプキンスとのジャム・セッションから生まれているそうで、御大曰く「これらは音のみで作られた映画’sound-only movies’」だそうな。
 確かにサウンドトラックにあるような、意味性の排除と、2~3分の曲が不完全なままに終わるようなぶつ切り感がある。小品集と言ってもいいかもしれない。静謐なアンビエントトラックで幕を開け、獰猛なビートが鳴るトラックやダークな不協和音が支配するエレクトロニカ、ギターを大きくフィーチャーしたトラックなどへと展開していき、再度アンビエントで幕が閉じる。サウンドは全編に渡って無機質で統一性が無いが、それがかえって想像力をかきたてるような余白となっているのが素晴らしい。アートワークも現実か想像か分からない微妙なラインで美しくこれまた大きな余白を楽しめる。結果的に御大の目的は完璧に果たされていて、流石現代を代表する音楽家だなと。これからも是非ワープとの関係を続けていただいて、作品を発表していって欲しい。

★★★☆ ( 2010 )

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