Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Pieces in a Modern Style 2 / William Orbit
2010年 11月 18日 (木) 23:15 | 編集
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" Pieces in a Modern Style 2 " / William Orbit

 ウィリアム・オービットはアンビエントテクノ界では大御所のプロデューサーでありコンポーザーでもある人物。ロック/ポップ界ではBlurの"13"やMadonnaの"Ray Of Light"のプロデューサーとして、そしてU2の90年代ベストに収録されていた曲"Electrical Storm"をミックスしたことで有名(もういい加減この紹介は古いか・・・)。そして彼の代表作である"Pieces in a Modern Style"の続編が10年ぶりに復活。このシリーズはクラシックの名曲の数々をアンビエント・カバーしたもので、睡眠に悩む世界の方々に重宝されたそうな(?)。
 もちろん自分も前作はかなり愛聴していた。もちろんそれは睡眠が理由ではなくて、そのサウンドの素晴らしさから。その一音に掛ける情熱といったら並大抵のことではなくて、シンセ・サウンドでキッチュさ、静謐さ、哀愁、安堵、崇高さ、そして間さえも表現してしまう神業的な作品であった。つい最近も聴きながら歩いていたら偶然落ち葉が降りそそぐのと重なったのだが、まるで映画のようなスローモーションに実際に対峙したかと思うほど美しい瞬間を演出してくれた。今作にもそんな音楽を期待したのだが・・・すごく期待したのだが、そうはいかなかった。まるで80年代のSFファンタジー映画で流れていそうな1曲目からして凄く嫌な予感はしたのだが。端的に言うと今作は大衆化した。それはそれで間口を広げる効果があるのかもしれないが、代わりに独自性を失った。11曲目とかスーパーの閉店間際みたいじゃないか、ここまでくると口も閉じてしまうというものである。そういえば昨年に発表された"My Oracle Lives Uptown"もそうであったが、美しい音の追求というモードではないのかもしれない。その点においては才能ある人なのに、もったいないな。

★★☆ ( 2010 )

-関連記事ー
[Review]"My Oracle Lives Uptown"
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