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[Review] Sleepwalkers / David Sylvian
2010年 10月 20日 (水) 23:56 | 編集

" Sleepwalkers " / David Sylvian

 2000年以降のコラボレーション楽曲を集めたコンピレーション盤。実弟Steve Jansen、坂本龍一、高木正勝、Fenneszなどとの共作が収録されている。ただそれだけではなく、自身も所属するバンドNine Horsesの楽曲から、07年のツアーパンフ付属サンプラーの楽曲までを網羅する大盤振る舞いな内容になっている(これだけ集めてくれるならアニメモンスターのED曲"for the love of life"も入れてくれれば良かったのに!)。現時点からこれだけの楽曲群を全て収集するのは中々難しいので、それだけで大いに価値があると言っても良いだろう。
 しかし、今作が「歌モノを寄せ集めたお得盤」に留まっているわけではない。それはアートワークからして明らかだが、今作からは00年代のデヴィッド・シルヴィアンというものが見えてくる。つまりそれはBlemish以降の風景である。中核に据えられた、依然枯れぬ無敵の歌声。それを取り囲むように、厳選された音数で構築された音響空間。そしてそれらは、ミスマッチとも渾然一体とも言えない微妙な距離感を保ち、ある種の揺らぎを表現しているかのようだ。エレクトロニカ、即興音楽に接近したかつてのポップスターは数知れないが、それを独特の音楽体験へと昇華させることが出来ている数少ない人ではないだろうか。これは、オリジナルに負けず劣らず彼の一貫した音楽への探求を感じ取ることの出来る「作品」と呼べるものだ。

( 2010, Compilation )

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