Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Recovery / Eminem
2010年 09月 16日 (木) 08:00 | 編集

" Recovery " / Eminem

 6thアルバム。"Relapse"から"Refill"、そして"Recovery"へ。その間わずか1年と1ヶ月。昨年からエミネムはとてつもないスピード感で動いている。そしてそれは単なるブランクの短さだけではなく、「前の『リラプス』はそこそこだった」("Not Afraid")と前作を過去のものとしてしまう革新の早さのことである。実際ここには前作の彼とは別の表現が詰まっている。
 まず、前作において猟奇殺人などの設定を敢えて付けてまでスリム・シェイディ的な表現に拘っていたことから比べると、今作は憑き物が落ちたようなあっさりとした語り口になっている。回復後の所信表明のような"Not Afraid"、プルーフへと捧げられた"You're Never Over"、自信の薬物依存について語った複数の楽曲など、語るべきテーマをようやく語れる精神状態になったということだろうか。持ち前の毒気も相変わらずで、まくし立てるように、巧みにラップしていく彼の姿に復活を感じる。それはスキルの高さを再認識させるものにして、感動的ですらある。また、トラックに関しても刷新を図っていて、プロデューサーの人選に変化が。長年連れ添ってきたDreの元を離れ、DJ Khalil、Just Blaze、 Jim Jonsinといった外部プロデューサーを起用。その影響なのか、全体的にロッキンでフックが強め、というかかなり歌っているという印象。どうしてもダークさが出てしまっていた過去の作品から比べると、より間口の広いものになっていると言えるのではないだろうか。
 ここに"Stan"のような鋭利さや、インパクトは無い。だがジャケットのように軽やかに/ラフに、歩みを再び始めるまでのドラマはパッケージされている。その意味で最もリアリティーのある作品だし、今後の活動の基礎となるのかもしれないという意味で重要。

★★★☆ ( 2010 )
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