Deep Impact
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[Review] Pilgrims Progress / Kula Shaker
2010年 08月 19日 (木) 22:59 | 編集

" Pilgrims Progress " / Kula Shaker

 4thアルバム。ブリット・ポップ期にデビューし90年代に異才を放ちながらも解散し、そして2006年に再結成を果たしたクーラ・シェイカー。今作が復帰後第2作となる。チェロの響きとクリスピアンの歌声から始まる今作は、初期のはっちゃけたロックンロールでも無ければ、前作のフォークでも無い。妖艶な雰囲気が全編に渡る、大人のサイケ。アレンジが派手になることも無い、良い意味で地味で、メロウな楽曲たち。今作を聴いていると、イギリスが物語の国であったことを思い出す。静かに、しかし確かに曲が流れていくさまは、まるで語り部が紡いでいく物語のようだ。そのあまりにも自然なストーリーテリングに思わず耳が離れなくなってしまう。
 ここにかつてあった熱量は無いが、なんともいえない磁場が存在する。いや、マジックとさえ言ってもいいだろう。そのマジックが起こった理由は二つ。セルフ・プロデュースであることと、ベルギーの「昔の精霊が住んでいるような魅惑的な森の中」にスタジオを建てレコーディング作業を行ったことだ。誰にも邪魔されずマイペースに制作されたからこそ、世俗を超える普遍的な魅力に満ちているのだろう。ロック・アルバムが環境に大いに影響されることは良くあることだが、その中でも好例と言えるのではないだろうか。間違いなくライブでは受けないだろうが(実際にフジではあまり受けてなかった)、作品自体はオリジナリティーに溢れている。キャリアを俯瞰してみても、個人的にはかなり上位に来る快作だ。

★★★★ ( 2010 )


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