Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] The Wild Trapeze / Brandon Boyd
2010年 08月 13日 (金) 23:12 | 編集

The Wild Trapeze / Brandon Boyd

 群れから離れた一羽のカラスのように独自の道を突き進むUSバンド、インキュバス。そのフロントマンであるブランドン・ボイドによる初ソロ作。日本では驚くほど話題になっていないので、スルーしている人も多いかと思う。というかまず売っているところを見つけるのさえ骨が折れるかも、ネットでは問題ないかもしれないが。さて、ブランドンといえば、ハンサムかつ高身長で、歌も上手く、絵も描けて詩も書けるというパーフェクトな男であることはご存知の通り(あとよく上半身裸になってるね、今作のジャケット然り)。そんなねじ曲がっていない男が自由気ままに作ったような開放感と宅録感が今作にはある。
 まず、目を引くのはバンドとは違うパーカッションの使い方。ライブでジャンベを叩いていたのが思い起こされるような生々しい音が響く。なんたって、音が割れているぐらい生々しい。ギターなどの他の楽器に関しても、生楽器のアコースティックな響きが美しいというものではなく、そのままぶち込んだかのような粗さがある。そして、そこに乗せられる歌声は相変わらず伸びやかだが、普段よりも雄叫びのような野生さがプラスされているような。全編渡って敢えてサウンドはプライベートなものにされていて、創作意欲が止まらない彼がとりあえず作ってみたという印象な一枚。バンドのファンに対するサービスなんてものはほとんど感じられないので悪しからず。それでも楽しめるというのが今作の恐ろしいところなのだが、やはり聴いていると本隊のバンドのことを考えてしまう。こうしてバンドメンバーの1ピースだけを抜き出してみると、いかにインキュバスというバンド一塊の完成度が高いかが逆説的に理解できる。

★★★☆ ( 2010 )

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