Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] M A Y A / M.I.A.
2010年 08月 10日 (火) 10:22 | 編集

" M A Y A " / M.I.A.

 3rdアルバム。先行で公開された"Born Free"で、アルバムの期待値はマックスに上った。叩きつけるようなパーカッションに重ねられる聴き手を鼓舞するベースライン、「私達は生まれながらにして自由だ!」と叫ぶ高揚感、ショッキングなPVに興奮し、アルバムはさぞ凄いことになっているだろうと。・・・しかし実際にはあまりのめり込めるものではなく、彼女の才能に対していくばくかの疑問符がついてしまったというのが正直なところだ。今作が過去の作品と大きく違うのは、スタジオでの音源にフォーカスした結果全体のサウンドが硬質となっていること。加えて、攻撃的な曲では耳を劈くようなノイズが多用されていること。彼女の音楽は大雑把に言えば、民族的なビートを世界に紹介/証明しながら、エレクトロニックな処理を施しポップ・ミュージックへと昇華させたものであった。それでも余りある攻撃性というか、一見能天気に気持ち良く聴けても実はえげつないというところが素晴らしかったわけで、こうあからさまだと表層的に思えて仕方が無い。もっと言えば、ノイズが文字通りノイズとなって彼女の声や言葉をかき消している印象さえある(簡単に言えば聴きづらい)。逆にメロディアスな"XXXO"や"It Takes A Muscle"は過去の衝撃には及ばないものの、彼女の母性や優しさというパーソナルな部分が垣間見えて安心出来るのだが。シーンを見渡してみればこの音楽が特異であることには変わりないのだが、個人的には今作に停滞を強く感じてしまった。

★★★ ( 2010 )
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