Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] In Stereo / Fenn O'berg
2010年 05月 11日 (火) 06:06 | 編集

" In Stereo " / Fenn O'berg

 クリスチャン・フェネス、ジム・オルーク、ピーター・レーバーグからなる伝説(らしい)のトリオ、フェノバーグ。8年ぶりの帰還にして、初のスタジオ録音である今作(前作はライブ音源をエディットしたものであった)。しかし、実際に鳴らされている音というのは、スタジオ録音らしい体裁は余り保たれていない。ノイズ、エレクトロニカ的なエフェクト・サウンド、ピアノ、ギター、パーカッションなどが散りばめられつつも全体はアンビエントに進む自由な音像。この余りにも自由な音像はカオティックと言えばカオティックなんだけれども、いわゆるカオティックが連想する狂気だとかそういったものではなくあくまでも子供の無邪気さから来るもののように思える。もっと言えば、極めて独自性の強いアーティストが奏でる音楽であるにも関わらず、結果が誰のものにもなっていないというか。各々が各々に音を付けた足していく、そしてそれが絵になっていくというのは流石ある種の引き際の分かるベテラン同士がなせる業だ。最早巧みの世界と言ってしまっても良いのかもしれない。SF映画のサントラのような、たゆたう海のような、はたまたフェネス/ピタ曰くのピンク・フロイドのようなこの音楽に身を委ねていると現実が歪んでいくような不思議な錯覚を覚える。3人のうち誰かが好きだからといって必ずしも楽しめる作品であるかどうかは分からないが、この自由度はもっと広い受け皿を持っているんじゃないだろうか。

★★★☆ ( 2010 )
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