Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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[Review] Go / Jonsi
2010年 04月 25日 (日) 18:33 | 編集

" Go " / Jonsi

 シガー・ロスのヴォーカリスト、ヨンシーによる初のソロ・アルバム。「取りかかった頃は、落ち着いたアコースティックなアルバムにしようと思ってたんだけど、なんか途中から爆発しちゃった感じなんだ」。これは今作について彼が語った言葉であるが、まさに言葉通りのマジカルな内容となっている。根幹にはアイスランドらしい寒々しさや途方も無い美しさがあるのはひしひしと感じられるのだけれど、全体ではそれ以上に生彩が際立つ。生楽器、電子音、強烈なドラム/パーカッション、勢いのあるメロディー、それらがまるで春の息吹かというぐらいの生命力を伴って迫ってくる。シガー・ロス本隊もエモーショナルにしてオーガニックな優れた音楽であることは言うに及ばずだが、今作は新鮮さや軽快さがプラスされているので衝撃度や高揚感が段違い("残響"の一曲目も初聴の際はその明るさに驚いたものだが、今作の驚きはそれを凌駕)。9曲40分というのが物足りなく思えるぐらい、いつまでも聴いていたくなる作品。
 シガー・ロス暦を少し遡ってみると、今作がいかに凄いもので、ある種の到達点であるかが分かるような。"( )"までを自分達の世界に閉じ篭もっていた第一章としてみると、"Takk..."で外界へと扉を開き"Heima"で故郷を再確認するところまでを第二章、"残響"から始まった世界へのステップが第三章。今作はその"残響"からの新章を踏まえた上で、更に飛翔している。作品単体としても勿論素晴らしいんだけど、今までの道程を加味すると「これを待ち望んでいたんだ」だとか「ここまで来たのか」という感動が湧き上がってくる。今作の充実はもしかすると、シガー・ロスの次の一手を相当難しくさせてしまったかもしれない。

★★★★☆ ( 2010 )

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