Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[Review] There Is Love in You / Four Tet
2010年 03月 25日 (木) 23:06 | 編集
fourtet_thereisloveinyou.jpg
" There Is Love in You " / Four Tet

 フォークトロニカの代名詞的存在とともに、00年代エレクトロニカに多大な影響を与えているこのフォー・テット。5年ぶりの5thアルバム。タイトルやジャケットがやたら素敵(クサい)んだけれども、内容もそれを表すようにポジティヴなものになっている。冒頭の女性の歌声などでも分かるようにエモーショナル/ソウルフルで、かつ4つ打ちも登場するような今までよりもダンスフロア寄りになったかなと。ただ、それは根本的な変化を起こしたわけでも聴き手に併合したと言うわけでもなく、あくまでも新たな引き出しと言う感じだ。それは、何よりフォー・テットらしい音の構築性は今作でも際立っているからこそ。いかにも電子音楽的なビートやノイズの中で、アナログ的な人肌温かいサウンドが耳を撫でるように響く、緻密な音響空間。音楽センスと言う他ないものに吟味された音の粒ひとつひとつが有機的に鳴り、聴き手を静かに高揚させる。一切無駄がない洗練と、途方も無い美しさを放つ彼の音楽はやはり凄い。個人的にはジャズの要素があり、また水の上でたゆたうような感覚もあった過去作の方が好みなんだけれども、今作もまた素晴らしく思える。
 ミニマルとも言える今作は、i am robot and proudの諸作を思い起こさせる(i am~の方が数段可愛らしくてポップだけど)。どちらも生音と電子音の融合を試みている音楽家だが、やはり今も残る電子音楽家って言うのはどれだけアナログな感覚だとかその空気感を持ち合わせているかどうかなのかな。

★★★★ ( 2010 )
Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) Deep Impact all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。