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THE BEST OF スチャダラパー1990-2010 / スチャダラパー
2010年 03月 01日 (月) 11:14 | 編集
THE BEST OF スチャダラパー1990-2010  / スチャダラパー
" THE BEST OF スチャダラパー1990-2010 " / スチャダラパー

 スチャダラパー20周年を記念するオールタイム・ベスト。本場USヒップ・ホップはおろか日本語ラップさえも掘り下げるほどは聴いていない自分でも、20年間この国でラップでサバイブすることの難しさは分かる。「え?ラップ何それ」、「楽器が出来ないやつがやるんだろ?」っていう目もあったであろう時代から、今の今までやり続けているっていうのは凄いことだ。しかもやたら楽しそうにやっているように見えて(気楽ということではなくて)、良いなぁこんな大人になりたいなぁと思わせている空気感を保っているって言うのが凄い。
 彼らの何が素晴らしいかって、まさに日本語で出来るヒップホップの面白さをいち早く見つけたこと。今でも多いUS直輸入のハードコア/ギャングスタ的なラップをデビュー時から回避し、日本語らしい言い回しだとかゲームとか夏休みとかを題材にする日常的なラップを展開した。いわゆる、これが「オモロラップ」ということなのだろうが、ただ単に面白いだけではなくしっかりとヒップホップマナーを踏襲した(韻やビート)内容で、チクリと社会批判までもしてしまう。"スチャダランゲージ~質問:アレは何だ?~"の「アレ」という普遍的な日本語で繋いでいく神業的な巧さ、"ゲームボーイズ"の男子なら誰でも共感できるリリックと8bitを織り交ぜたセンスの良いトラック、"サマージャム '95"の細かいが納得の日常的描写、09年の"Under The Sun"の「○○さん」で繋ぐ怖いと同時にニヤリと出来る展開(今作には未収録)などは、初めて聴いたとき色々な意味で凄いと思った。日本語ラップの文脈であまり大きく語られない彼らだが、それはある意味で孤高な存在だということだと思う(なんとなく孤高って言葉が似合わないけど)。
 でも、例えばスチャダラの影響下にあるリップやキック、又は今流行のその他大勢が好きな若い子がこのベストを手にとってもピンと来ないんだろうなぁという気はする。やっぱベストで並べて聴いてみると分かるけど、良くも悪くもサブカルだからね、スチャダラって。女の子はネタが分からない人が大半じゃないかな・・・。ポップスへ落とし込む、ということも無くあくまでもヒップホップ然としているし。もちろん、それが一番の魅力であって、もっと聴かれて欲しいからこそこうやって末尾に書いているんだけどね。

( 2010, Best Of )

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