Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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eyja / 原田知世
2009年 12月 10日 (木) 21:07 | 編集

" eyja " / 原田知世

 これがあの「カフェオレのCMの人」と同じ人物とは思えないぐらい、音楽的にとても豊かな
作品だ。伊藤ゴロー、鈴木慶一、高橋幸宏、大貫妙子、高木正勝に支えられ作られた前作
"music & me"から高橋幸宏によるpupaを経て、近年の彼女は所詮アイドル/女優を超えた
音楽的開花を遂げている。今作"eyja"のレコーディングはアイスランドでも行い、前作に引き
続き伊藤ゴローがプロデュース、細野晴臣、大貫妙子、いしわたり淳治、ムーム、(ビョー
クを手がけた)ヴァルゲイル・シグルドソンをゲスト陣に。日本でもこれだけの面子を呼べる
人はいないっての。
 さすがアイスランド・レコーディング、その音の鋭さだとか自由度は凄くて、最早オルタナ
ティヴ・ミュージックと言っていいほど。もの悲しげなストリングスのサウンド、構築された
エレクトロニカのサウンドまで飛び出す。何度も言うが、本業は女優だからね、彼女は。でも
アイスランドでレコーディングしたからといって、あの寒々しい音像をそのまま持ってきたと
いう類のアルバムではない。確かにその影響は色濃く出ているのだが、そこに乗せられる日本
語詞と馴染みやすいメロディーによって独特な柔らかさを醸す(しかも作詞は殆ど本人)。
彼女の歌も相変わらず素晴らしくて、ウィスパー・ボイスとサウンドの親和性は抜群。母親に
絵本を読んでもらっているような歌声を聴いていると、自分の原風景を掘り起こされるよう。
 アイスランドへの憧れと、日本人らしい言葉を大事にする感覚が上手く調和した作品。今の
日本の音楽業界を考えると、この自由な音楽はちょっとした奇跡的かもしれない。

★★★★ ( 2009 )

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