Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Scars / Basement Jaxx
2009年 11月 14日 (土) 16:35 | 編集

" Scars " / Basement Jaxx

 5thアルバム。UKダンス・アクトの中で確実に成功の轍を踏んでいるベースメント・ジャックス。
駄作は無し、人気も右肩上がり、今ではそのライヴ・パフォーマンスでロック・フェスの客をアゲ
アゲにする。プロディジーやケミカルのような大きなムーブメントの後に出てきたためあまり大き
く取り上げられいた記憶は無いのだが。これほどまでに成功しているアクトは稀で、それは彼ら
の職人的な音作りと彼らが根っからのパーティー野郎だということが所以だろう。今作もタイトル
が何やら意味深だが、紛れも無くパーティー・アルバム。
 相変わらずハウスに留まらないジャンルレスな音楽性と、腰にクるビートは健在。客演も多く、
賑やか(なんとオノ・ヨーコまで召還。彼女のバイタリティは凄い)。彼ららしい享楽性、官能性が
前面に来た感情的なアルバムになっている。その意味で四つ打ちで攻める"Raindrops"は最強
のアンセム・ソングになっていて、このご時勢だとこの高揚感が一際輝いているような気が。だが
、ともすると前作、前々作のパーティー一台絵巻アルバムと比べると地味に感じるのは、全体が
ウェットな表現で覆われているからかもしれない。以前にも増すエモーショナルでソウルフルな
歌モノ路線、丸みを帯びた柔らかい音作り、BPMをグッと押さえた後半のジャックス流アンビエン
ト。言うなれば、おセンチモードということになるだろうが、自分にはこの変化が凄く新鮮で作品
の完成度をグッと上げていると思うのだ(リスニング作品として)。
 職人が育たないと言われている昨今、それはクラブ・ミュージック界でも起こっているんじゃなか
ろうか。色々と新人は出てきてはいるのだが、画一化は否定できない。結局独自性を有するの
はこういう90年代から頑張っている人たちなんだよなぁ。逆に言えば彼らが勝ち続けていられるの
は、職人気質な音作りがあるからこそ。今作の双子のように1曲35分のEPを出す計画があるらし
いが、それも彼らの職人ぶりが発揮されていそうで非常に楽しみだ。

★★★★ ( 2009 )
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