Deep Impact
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Twice Born Men / Sweet Billy Pilgrim
2009年 11月 02日 (月) 14:02 | 編集

" Twice Born Men " / Sweet Billy Pilgrim

 2ndアルバム。タワー・レコードでデヴィッド・シルヴィアンの"Manafon"と同時展開されていた
のが偶然目に留まって手に取った、このスウィート・ビリー・ピルグリム。聴いてみたらああ成る程、
スティーヴ・ジャンセンのソロに参加していた「あの声」だった("Sleepyard")。デヴィッド・シルヴィ
アン一派との出会いは"Blemish"のリミックスからで、ナイン・ホーセスや前述のスティーヴ・ジャ
ンセンのソロなどへ参加。そして今作はシルヴィアンのレーベル-サマディ・サウンドからリリー
スとなる。
 流石、デヴィッド・シルヴィアン、トーマス・フェイナーを擁するサマディ・サウンドからのリリース
となるだけあって、その声の持つ力が素晴らしい。低くて渋いという声質ではないが、独特のリズ
ムで語りかけるように歌うその様はまるで吟遊詩人のような味わいがある。だからといって今作
が「声の作品」かというとそうでもないのが面白い。歌声よりも主張しているのが、その豊潤な音
楽なのである(この点でシルヴィアン、フェイナーほど強烈なデカダンスを感じさせないのが、この
作品にとってはプラスに働いているような)。緻密な音の構築はまさに電子音楽/音響的で現代
的(またはイーノ的)であるのだが、同等かそれ以上に牧歌的な生音が鳴る。パーカッションやピ
アノなどもそうなのだが、目を引くのはバンジョーの音色。こういうサウンドにバンジョーって言うの
が意外な組み合わせで面白いと思うのだが、この音色がいい意味での間抜けさを醸していて良
い。この調和具合は言うなれば、「田舎トロニカ」か。
 はっきり言って派手さは無いし、即効性というのも皆無。だけど、寝かしておくと後々になっても
何度でも味わえるようなワイン的アルバム。アルバムを聴き終わるころには一本の映画を見たよ
うな充足感で満たされる。こういう作品を何作品も世に出しているサマディ・サウンドは本当に
素晴らしいレーベル。

★★★★ ( 2009 )

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