Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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三文ゴシップ / 椎名林檎
2009年 07月 15日 (水) 18:06 | 編集
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" 三文ゴシップ " / 椎名林檎

4thアルバム。東京事変や斎藤ネコとの共作などを経て、椎名林檎名義のアルバムとしては
なんと6年ぶり。その6年の歳月を経て感じたのは、女性としての立ち位置の示し方の変化。
今作の彼女はとても女性として凛としている。若さゆえの刺々しさや誇大妄想的な手法を武器
にしていた頃から比べると随分変わっていて、柔らかく、しなやかになっている。僕らの音楽で
「今の林檎は食べやすいんじゃない?」とイチローが言っていたのを思い出す。当然それが音
楽にも出ていて、オルタナに影響を受けていただろうギター・ロックから、スウィング・ジャズを基
調としたポップスへ。ただ一口にスウィング・ジャズとはいってもロック、R&B、エレクトロ、ボサノ
ヴァまでを網羅する守備範囲で、実に幅広い(90年代からの日本の音楽家って本当に色々
聴いていると最近になってすごく思う)。雑多かつ、ハイクオリティで、作曲家、プロデューサーと
しての椎名林檎の才能の確かさを感じる。自身の音楽的素養をポップ・アルバムというパッケー
ジに纏め上げる手腕は流石。プロフェッショナルとして、ポップスをフィールドに置く音楽家として
実に正しい。ただ、このあまりにも器用に鳴らされる音楽に若干の寂しさを感じるのも事実で、
今の椎名林檎の表現の核っていうのがいまいち見えてこない。換言すれば熱量の欠如で、
熱が無い音楽には当然グッと来ない。結局、正しいけど面白くないんだろう。もっと音楽的に
武装しなくても彼女なら表現足りえると思うのだが。まだまだ素になる余地はある。

★★★☆ ( 2009 )
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