Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Totems Flare / Clark
2009年 07月 07日 (火) 18:27 | 編集

" Totems Flare " / Clark

5thアルバム。エレクトロニカやテクノって音の配置が全てということを、音像が均質化され
ている昨今特に感じる。複数の人物から起きるケミストリーを持つバンドとは違い、音をほぼ
感覚だとか感性で構築しなければならないし、それはコンピューターで再生産出来てしまう
からだ。だからこの手のジャンルでの聴き方って言うのは、巧いとか共感は無くて、聴いてい
て気持ち良いか気持ち良くないの二択しか無いわけだが、それもまた聴き手の感性に委ね
られる気がする。で、ずば抜けた感性を持ち合わせていて、近年のエレクトロニカの代表格
の一人として挙げたいのが、このクラークという人である。この人の感性を前にすると、もうた
だただ凄いとしか言いようが無い、というぐらい狂っている。ものすごく簡単に言ってしまうと
新世代のエイフェックス・ツインと言えるだろうか(奇行には走ってないみたいだけど)。前作
ではクラークがフロア対応の四つ打ちに挑戦しつつも独自の狂気も垣間見えたりして、あれ
はあれで面白いアルバムであったが、今作はその非じゃない。持ち前のアンビエントな美し
い感覚と、暴れ馬のようなノイジーさが完全に同居しているのだ。以前のアルバムではそれ
らのコントラストによってその魅力を提示していたのが、今作では狂気そのものが踊りだして
いるような感覚で、そしてそれが途方も無く美しい。更に言えば、モグワイやシガーロスのよ
うにノイズそのものが美しいのではなくて、ノイズとその他のシンセなどの音像との重ね方/
配置の仕方で結果美しいと感じさせている辺りに彼のエレクトロニカ・アーティストとしての天
分を感じる。これは凄いものを聴いてしまったという感動がふつふつと沸いてくる大傑作。

★★★★★ ( 2009 )
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