Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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The Crying Light / Antony and the Johnsons
2009年 04月 11日 (土) 08:47 | 編集

" The Crying Light " / Antony and the Johnsons

3rdアルバム。ルーファス・ウェインライト、デヴィッド・シルヴィアン、ジェフ・バックリー・・・
その声を持つだけでアルバムが成り立ってしまう人達が居る。そしてまた、その人達の間に
は言いようの無い孤独感が付きまとう。このアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズはまさにそう
いう類のアーティストと言えるだろう。まずジャケットが目を引くが、これは100歳を超えてもな
お舞台に立ち続ける舞踏家の大野一雄で、アントニーが敬愛する人物ということだ。今作に
関して、「彼に捧げた」、「彼は芸術家としての私にとって親のような存在」と言っている。それ
が全て物語っているような気もするが、耽美にして繊細な歌声はもうアートと呼べる域に入っ
ており、世俗を超えたピュアな精神世界を表現しているかのようである。バックのサウンドも最
小限のピアノやストリングスのみであり、ひたすらに装飾を廃している。この声の圧力で押し
切ったとも言える今作を聴き続けるのはさすがに気が滅入るというか、そのピュアネスを前に
怖気づいてしまうのだが、いつの間にか虜になっていたのが不思議。すぐに換言することの出
来ない魅力だとか、一筋縄ではいかない人間性を持っているよう。彼の表現が自分の中で
「ああ、そういうことか!」と納得が行くことは恐らく無いだろう。自分に出来るのは、ただ、
繰り返し、延々と聴き返すのみである。こんな音楽体験はなかなか出会えるものじゃない。

★★★★ ( 2009 )
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