Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Dig Out Your Soul / Oasis
2008年 10月 10日 (金) 16:31 | 編集

" Dig Out Your Soul " / Oasis

7thアルバム。不評な4thアルバムからオアシスが取り組んでいた問題として2つ
のことがある。それは脱一辺倒/ワンマン体制とグルーヴの獲得だ。初期のオアシ
スは紛れも無くノエルのバンドだった。ノエルが最高の曲を書き、ノエルのギターが
鳴っていればそれだけでロック足りえた。でもそればかり求められる状況を憂いたノ
エルは少しずつ、少しずつ他のメンバーにも曲を書かせ、シングアロングのザ・オア
シス的な曲を排してきた(もちろん"ライラ"みたいなのもあるが)。それがやっと実を
結んだのが今作。もう初期とは比較できないぐらい別の音になっていて、オアシスの
バンド変革も進んだのだなぁという感慨さえ沸いてくる。まず分かるのが大幅なサイ
ケデリックの導入。イヤフォンで聴くとオアシスのアルバムなのに(失礼)、実に様々
なサウンドが鳴っている事が分かる。サビでの爆発!的なことも無くひたすらに渋い
メロディーが続く。確かにノエルの言うとおり「聴く音楽ではなく体感する音楽」には
なっている。

でも果たしてこれが黄金期の再来と言われるかと言うと首を傾げてしまう。色々な
楽器が鳴っているとは言ってもあくまでもエッセンス。基本的にメインで鳴っているの
はギターかキーボードの一つの音で、複合的に音が重なり合うという感じではない。
メロディーに関してもサビ以外は、基本的にはオアシス的なメロディーだと思うし。そ
してスルメと言われているけど、そこまで深みのある音楽とも思えない。いや、もちろ
ん、よく出来たロック・アルバムだとは思うのだけど、オアシスにはもっと上を目指し
て欲しかった。というのは美しいメロディーと実験性の融合。もっと言えばそれをスタ
ジアム・ロックに出来るような勢い。例えばU2の"アクトン・ベイビー"やビートルズの
"リボルバー"のような。せっかく他のバンドマンたちが逆立ちしても成り得ない最強
のメロディーメイカーがいるのだから、オアシスにこそそんな理想的な着地点を狙って
欲しかったというのが正直なところ。ノエルがアルバムで一息つけるという、リアム
作曲のこの上なく美しいメロディーが響く"アイム・アウタ・タイム"が一番輝くって
言うのは、つまりそういうことだ。まあ兄弟に言わせれば「ファック・オフ」なのかも
しれないが。

★★★☆ ( 2008 )
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