Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Go Away White / Bauhaus
2008年 05月 20日 (火) 23:35 | 編集
bauhaus_goawaywhite.jpg
" Go Away White " / Bauhaus

25年ぶりの(!)5thアルバム。バウハウスというバンドは、短い活動期間ながらも、近年のゴシ
ック・ロックの賑わいによって「ゴスの始祖」という評価を獲得した(もっとも本人達は嫌がっている
ようだが)。ヴィジュアル面にも熱意を注ぎ込んだバンドということで(アートワークはどのアルバム
も秀逸)、世界のバンドはもとより、日本の(主にヴィジュアル系)バンドにも影響を与えてきた。
今聴いてみても確かに、特異なバンドであると思う。空間を引き裂くようなノイジーなギター、深く
沈みこむようなリズム隊、そして地獄の底から嘲笑するような狂気と荒々しさ、そして妖艶さをも
持ったヴォーカル。演奏技術的にはそこまで評価されていないバンドではあるが、メンバー同士の
衝突から生まれる化学変化と圧倒的な緊張感(レコーディングは毎回難航したらしい)、レゲエや
ダブを暗闇の世界観の構築に用いるなどの音楽センスは類まれなものがある。2005年のコーチ
ェラフェスでの復活、そのごNINを伴ったツアー(トレントもファンらしい)などを経ての、二度目の再
結成である。

さて今作はメンバー達も制作すると予想しなかったアルバムで、わずか18日間でレコーディング
されている。あえて作りこまなかったのはいくつか理由があるだろうが、おそらくバンドとしての初
期衝動と、自然に出てくるものを優先したのだと思う。確かに、一聴してもあまり作りこまれていな
いなと分かる楽曲が揃っている。問題点を挙げればいくつも出てくる。作りこみが足りないのは明
らかなので迫ってくるような世界観の強さが無い、ヴォーカルは頑張っているものの歳相応の落
ち着きがありすぎる(良い意味で浮ついていたのが魅力的だったので・・・)、メロディーが弱いな
ど。あと、これは慣れの問題だろうが、音がクリア過ぎる上に、音がかなり違うので違和感がある
(特にドラムが)。過去作は不朽の名作とはいっても確実に時代の音として鳴っていたので、現代
的な音の要素には慣れるのに時間が掛かりそうだ。と、ついつい過去作と比較して考えてしまう
のだが、結果的には「でも頑張ったんじゃないの?」と拍手したくなる。"Saved”のような素晴らし
い楽曲もあるし、独特の緊張感は残っているし。まあ、25年を経て作られたこと、今作のライヴ活
動は一切行わず本当に最後となる、といったような事実がかなり影響しているかもしれないけど。
でも逆に、ライヴやらないんだったら、ライブで再現できないぐらいのなんでもアリなもの作れよ!
という微妙な思いもあったりするのだが。兎にも角にも、バウハウスの幕はこれで下ろされる。今
はその事実のほうが重要かもしれない。

★★★☆ ( 2008 )
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