Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
Superfly / Superfly
2008年 05月 18日 (日) 04:43 | 編集
superfly_superfly.jpg
" Superfly " / Superfly

1stアルバム。最近の邦楽新人アーティストの中で、ここまで1stアルバムの発売日を待ち望んだ
のは久しぶりだ。まず宣言したい、彼らは本物だ。60,70年代に影響を受けた影響を受けた現代的
なロック&ポップス(とはいってもラブサイケデリコとは違うベクトルで)、それが何万人もが共有で
きる程の強度を維持、強烈な歌声と魅力的な要素が満載。とりわけ耳を奪われるのはその歌声
だろう。様々な表情を持っているわけではないことを考えると、はっきり言って世界有数の「巧い」
歌手ではないと思う。でも中、高音域で(ホントに!)よく伸びるのは日本人では数が少ないと思
われるし、魂を感じる叫びにも似た歌は音楽的に気持ち良い。もっと個人的な感想を言えば、初
めて彼女をTVで観たときのインパクトが絶大だった。それは高音を「笑顔」で歌っていたことだ。
それは彼女の歌に対する真摯な姿勢を感じると同時に、(真偽は別として)歌手としての余裕と
言うものを感じたのだ。まぁ、一言で言えば、こんなロックを歌える女の人を待望していたということ。

さてアルバムの詳細に話を移すと、本人達も「ベスト盤的」と語っている通りクオリティの高い曲が
並ぶ。アルバムをストーリーとして聴く自分にとっては、まとまりが欠けているのが惜しいとは思う
ものの、「そういえばまだ一枚目」だったと思い出した(一枚目でこれは凄いでしょ・・・)。彼らのブレ
イクを決定的にした"愛を込めて花束を"はアルバムの名曲度をグン!と上げて全体を引き締めて
いるし、"マニフェスト"は相変わらず良いロック姉ちゃんぶりだし、"i spy i spy"はかなり良いアク
セントになっている(この路線をまたやって欲しいな)。アルバム曲でも、クラシックなロックへの
愛情を素直に表現した"1969"、素に近いことでソウルの核を感じる"Last Love Song"、ゴスペル
チックなアレンジがドラマティック性を高めている"I Remember"など聴きどころが沢山ある。この
ままだとアルバム全曲紹介になってしまうのでこれぐらいにしておくけど、とりあえず堂々のファー
ストアルバムと言っても良いだろう。今後、アレンジを更にロック色に染めても良いし、低音を重点
に置いた楽曲を作ってみても良いし、コンセプト・アルバムを作っても良いし、選択肢、可能性が
いくらでもあると思う。それぐらい期待させる新人、突っ走って欲しい。

★★★★☆ ( 2008 )


発売日に行われたフリーライヴのライヴレポートも合わせて書きます。その日の用事を
サボってまで参加。以下に記述。

1st ALBUM 発売記念 FREE LIVE @ 代々木公園イベント広場野外ステージ

superfl_freelive.jpg


整理券は2000枚、でも別に遠くからでもいいや、ということで整理券エリア外からの鑑賞。
それでも演奏、歌声は良く聞こえたし、約1時間のヴォリュームのあるライヴだったので
かなり満足。演奏は優等生的でそこまで語ることは無いので、歌と歌手の越智志帆を中心
に書いていきたい。

今回、初めて生で聴いたのだが、やはりこのバンドは歌が全てを引っ張っていると思った。
あんなに歌が空気を突き抜けるように感じたのは初めてだ。しかも最初から最後まで。
本人も「今日は倒れても良い」と言っていたが、本当にそんな気合と本気が感じられる
凄まじさ。静かに聴いて「ここが巧いなぁ」とうなづくのではなくて、印象として感じる
「うめぇ〜!」という興奮。言い換えればソウルを感じると言うことかな。
簡単に数値化は出来ないのだが、あえて言えばCDの5倍ぐらいは「グッ」と来た。

でもそんな気合もMCになると一気に緩むから笑えた。喋りだすといかにも素朴な地方の
女の子と言う感じで、そのギャップもまた良い。客とのコミュニケーションを図ろうとしたり、
何度も「ありがとう」と言って涙ぐんだり。本当に音楽活動というものに対してピュアな気持
ちを持っているようで、ほほえましいというのを通り越してちょっと羨ましい。人間的にも
かなり惹かれる部分があった。

満足はしたけど、やはり様子見の人が多く一体感を感じるには無理があった。
これは是が非でもツアーに参加する、そう決心した。今回はただの感想文になって
しまったけど、ツアーのレポは書き倒します。

-Set List-
01. マニフェスト
02. 1969
03. ハロー・ハロー
04. 愛をこめて花束を
05. Ain't No Crybaby
06. Hi-Five
07. I Remember

[Encore]
08.Last Love Song
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