Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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光田康典の世界
2008年 05月 02日 (金) 14:45 | 編集
日本のサウンドトラック界で最も有名なのは誰?と聴かれれば多くの人は「菅野よう子」と
答えるだろう。その作風の振り幅の異常な広さ、そしてクオリティーの高さを考えれば当然だ。
でも個人的に、それと同等かそれ以上に全幅の信頼を寄せる人物がいる。光田康典だ。菅野
よう子ほどの振り幅は無いものの、独特のサウンドというのがどの作品にもある。ノスタルジー
を喚起させるメロディー、民族音楽と打ち込みのバランス、神々しいコーラス曲。様々な要素が
結びついて、素晴らしい音楽を作り上げている。以下、年代順に彼の作品を語って行きたい。


クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン ( 1995 )

これがデビュー作かよ!?っていうぐらい驚きのクオリティー。次々と飛び出す良メロディーに、
印象的なフレーズ。SFC音源とは思えないほどの豊かな音色。どうやら御本人は体調が悪くな
るぐらいのプレッシャーで作ってたらしく、音作りに相当苦労した様子が伺える。個人的にSFC
時代のゲームの中では「クロノ・トリガー」が最も素晴らしいと思うのだけれども、シナリオのみ
ならず、彼の音楽も大きく影響していると思う。これに関しては本当に思い出をありがとうと声を
大にして言いたい。とりあえず「時の回廊」は永遠の名曲。願わくば、現在の技術で再構成
されたクロノ・トリガーの音楽を聴いてみたい。


ゼノギアス オリジナル・サウンドトラック ( 1998 )

ゲーム未プレイ。
民族楽器に神的なメロディーという、ザ・光田サウンドで彼の地位を高めた作品と言っても良い
だろう。未プレイなので詳細なことは分からないが、どうやら宗教観というものが重要な要素ら
しいので、それに合わせたドラマティックな楽曲が多い。でも安らぎを感じさせる楽曲も多く収録
されているのは流石。この音楽が全編鳴り響くゲームならやってみなければ。


クロノ・クロス オリジナル・サウンドトラック ( 1999 )

彼の作品はどれも素晴らしいので甲乙付けがたいところがあるが、1枚選べと言われればこれ
を選ぶ。いつ聴いても、どんなところで聴こうと最高。ゲームをプレイして初めてOPムービーリピ
ート、フィールドで立ち止まって音楽鑑賞というのをやった(笑)それぐらい世界観に合っていて、
かつ名曲ぞろい。世界観にそって海の広さを感じさせるような、軽快かつ壮大な楽曲が多数。
至上の名曲"Chrono Cross ~時の傷跡~"を始め、泣けるメロディーの"回想"、"マブーレ"、
"航海"。トリガーとラジカルドリーマーズ(トリガーとクロスの間を補完するような幻のゲーム)
のフレーズを使った"時の草原"、"夢の岸辺に"にはニヤリ。ゲームを実際にプレイして思い出
があり、評価を高くしているのだと思うけど、それ抜きでも最高。ゲーム・ミュージックも十二分
に芸術作品です。


Sailing to the World ( 2004 )

PCゲーム「THE SEVENTH SEAL(第7封印)」のサウンドトラック。ゲーム未プレイ。
タイトルどおり航海をイメージした楽曲が多い。航海に望む覚悟を決めたような重厚な楽曲
や、海風を感じさせるような軽快な楽曲など。比較的収録時間が短いので何気なく流して
おくと自然と気持ちが晴れやかになる。光田氏もイメージに囚われずに結構自由に制作
したのではないだろうか。2曲目のタイトル曲は光田音楽の中でも屈指の名曲。


キリテ ( 2005 )

加藤正人によるオリジナルストーリー本と、光田康典による音楽CDがセットになったボックス
仕様。初のオリジナルアルバム(amazonより)。
オリジナルとはいっても、一緒についてくる本のサウンドトラックという向きがある。ストーリー
は残念ながら目を通していないので、音楽との調和という部分は分からないが、音楽は相変
わらず良い。今までのドラマティックな部分の深化が進んでおり、荘厳とも呼べる雰囲気が
漂っている。一曲目の"キリテは燃えているか?"で既にグゥ~と迫るものがある。作品の
形態上、一番「個の作品」として完成しているのはこれ。光田作品に深く入り込むのには
うってつけ。


ARMODYNE ( 2007 )

PlayStation 2ソフト「機甲装兵アーモダイン」のサウンドトラック。ゲーム未プレイ。
ロボットモノということなので、重厚でロック・テイストな楽曲が多い。きっと光田作品の
なかでは一番「カッコいい」アルバムだと思う。2枚組みで通して聴くと結構疲れるほどの
充実感。これはきっとゲームの世界観と見事にマッチしていると思うので、ぜひゲームの
映像を見てみたい→某動画サイトで見てきた。音楽との融合よりもまず「良く動くアニメ」
の方に目を取られてしまったけど、プレイ動画を見たら合ってた。フロントミッション風の
システムだし、光田氏の音楽が流れるし、やる価値はあるかも。


SOMA BRINGER ORIGINAL SOUNDTRACK ( 2008 )

Nintendo DS 「ソーマブリンガー」のサウンドトラック。ゲーム未プレイ。
現時点での最新作。ソーマブリンガーが結構昔ながらのRPGを踏襲しているような印象
があって、音楽もそれに合わせて(?)、かなりスタンダードな光田・サウンドとなっている。
そういえばここ数作はコンセプト重視のサウンドだったようなので、再びこういう音が聴ける
のは嬉しい。とはいっても今回も、DSの内臓音源の限界に迫るような試みをしていて、実
験精神は失われていない(ヘッドフォンなどで聴くと音質が結構気になるんだけど、意思を
感じるので許せる)。なかなか「あの頃」を感じさせるような楽曲が多くて、まだまだご健在
なんだなぁと実感。光田サウンドが好きな人は購入しても間違いなし。


やっと光田康典の音楽について書くことが出来た。ずっと書きたかったんだけど、アルバム
を聴きこんでいないのと、文字数が多くなるだろうという理由でずっと書いてこなかった。
でも漸く書くことが出来て一安心(作品ごとの記述が少なくなってしまうのは心残りだけど)。
まだ手に入れていない作品、" Moonlit Shadow " 、"箱の庭"などがあるので、それも手
に入れて光田作品をコンプリートしたい。彼は本当に素晴らしい作曲家だ!!!!
Comment
この記事へのコメント
光田さん最高ですよね!
ちょっと!私も今ちょうど光田さんへの熱が再燃してるとこなんですけど!笑
ドンピシャ具合に若干ウケましたよー!笑

キリテを買おうかなって思ってたとこなんですよねー。YouTubeで何度も聴いちゃってるんですけど、ほんとにいいですよね。

>とりあえず「時の回廊」は永遠の名曲。

私、ジール王国が滅びたときにすんごいショックでした(半分くらいは音楽のせいで・笑)。滅びたあとでも地上で聴けることが判明して、小一時間コントローラ手放してぼーっと聴いておりました(笑)

>願わくば、現在の技術で再構成されたクロノ・トリガーの音楽を聴いてみたい。

同感!私もずーっと、思っていることです。オーケストラのやつ、ほんとに生で聴きたいです。日本に来ないんですかね、あれ。

ゲームそのものも、熱狂的なアメリカかどっかのファンが3Dでリメイクしてたみたいですけど、本家スクエニに知られてダメになったとかで。残念ですね。残っているサイトのリメイク音源は聴かれましたか?光田さん本人には及ばないかもしれませんけど、海底神殿の曲なんかはかなり再現度高いですよ(もちろんDLしてデジタルオーディオに入れた人)。

長くなっちゃってすみません~~。ついつい熱くなっちゃいました。私も早く全部そろえたいですー!
2008/ 05/ 03 (土) 02: 00: 25 | URL | きょん # B4Cod8qk[ 編集 ]
>きょんさん
自分は常に聴いてますよー。落ち着くので。

クロノトリガーのアレンジ版は聞いてみたいですよね。去年ぐらいにオーケストラのコンサートがあったみたいなんですけどその音源が素晴らしかったので。

リメイクは見たことあります。でも音源のリメイクは知りませんでした!是非聴いてみたい!
2008/ 05/ 04 (日) 16: 08: 34 | URL | fafnir # eqP7eH0Y[ 編集 ]
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