Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Last Night / Moby
2008年 04月 13日 (日) 00:55 | 編集
moby_lastnight.jpg
" Last Night " / Moby

6thアルバム。ジェイソン・ボーン・シリーズが面白すぎて、テーマ曲"Extreme Ways"を担当
したモービーが危うく「ボーンの人」になってしまうところだった。アルバムが出るということなの
で、焦って過去作を一気に聴き直して見ると色々なことを思い出した。まず、アルバム毎のクオ
リティが異常に高く、「洗練」を帯びている。レイヴ・ナンバーに漂う哀愁、黒人歌手をフィーチャ
ーする際のビート、サンプリングのセンス、等々、聴き手を飽きさせないような試みに満ちている。
彼の音楽は決してオリジナルではないのかもしれないけれど、それを違うもの、多くの人が触れ
られるものに昇華させると言う点では肩を並べる人は少ないのでは。だからこそ、自分にとって、
初めて触れたクラブ・ミュージックのひとつになったのではないかと思う(彼はクラブ・ミュージック
だけをやっているわけではないけど)。さて、今作の内容だが、今回も上に書いたような事柄が
全く失われていない。まず、モービーの言葉を借りれば今作は、「ニューヨークでの夜遊び」だそ
うだ。それは一夜をアルバムにすることでもあるし、モービーのニューヨークでの生活を凝縮する
ことでもある。なるほど、だから近年の作品に見られたスピリチュアル、シリアス傾向から一転、
レイヴカルチャーやもっと言えば「踊ること」に視点を向けられたアルバムになっているのだろう。
アルバム全体がレトロでチープなエレクトロサウンドで一杯。でも決して古臭くなったり、ダサくな
ったりしないのは、彼のアレンジの手腕だろう。また、コンセプトも秀逸だから一層そう思うのか
もしれない。踊りだしてから、クラブを出て、家路に着く(あるいはその辺で寝る)。その過程をこ
のアルバムでは見事に表現している。個人的には後半の何ともいえない気だるさが、遊び疲れ
たときの感情を映し出していて、たまらなく好き。祝祭感と安堵をスムースに同居させるモー
ビーはやっぱり巧い。ミュージシャンなのにカフェ経営するだけはある(関係なし)。

★★★★ ( 2008 )
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