Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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最近聴いたアルバム08 Vol.01
2008年 03月 30日 (日) 04:28 | 編集
とりあえず困ったらこれです。毎度制作者には申し訳ないですが、簡潔レビュー08年度第一弾
です。順序も決めてません、ドウゾ。



" Ghosts I-IV " / Nine Inch Nails ( 2008 )

いやー、今回もあまりの早さに驚いた。まさかあのトレントさんが1年足らずでアルバムを出して
くるなんて。しかも36曲という膨大なインスト作品。そういえば初めてだったのね、完全インストは。
で、このインスト作品だけど最近の制作方法と、独特の美学が両立されていて、かなり聴き応え
のあるものになっている。具体的に言えば(あくまでもなんとくなく)エイフェックス・ツウィンやフェ
ネスを髣髴させるようなエレクトロニカ・サウンドとトレントらしいピアノや不穏な空気感を軸にした
世界観の融合。確立した意思やコンセプトは感じられないけれど、NINファンなら見逃してはいけ
ない作品、確実に。いや、本当はこういうの聴きたかったんだよね、みんな。


" Noface Butt 2 Eyes " / El-Malo ( 2008 )

エルマロも雑誌やネットで数多く目にしていても実際に音源を聴いたことはないっていうアーティ
ストのひとつだったのだけれど、試聴したら滅茶苦茶カッコよかったのでつい買ってしまった。イ
ンタビューやネットで掻き集めた情報によると「エルマロの音楽は、會田茂一が掻き鳴らすギタ
ーと柚木隆一郎が全身全霊を込めて打ち込むプログラミング・サウンドが、互いに拮抗し合った
り手を取り合ったりしながら、ぐちゃぐちゃに混じり合って生み出されている」らしい。そして最近
どうやら「丸くなった」らしい。これで丸くなったらなら昔はどれだけ尖ってたんだよっていうぐらい
音が鋭い。でも確かに音は尖っていてもメロディーはポップだし、ヴォーカルは柔らかい。そのバ
ランスが素晴らしいと思うので、たぶん過去作を遡ってもこればかり聴いちゃいそう。こういうのを
ミクスチャー・ロックと呼びたい、個人的には。最近聴いた中で一番「キタ」のはこのアルバムかな。


" Blade Runner Trilogy [25th Anniversary] " / Vangelis ( 2008 )

ブレード・ランナー再発祭りがサントラまで及んでくれて本当にありがたい(先走って昔の買わな
くて良かった)。で、25周年記念盤は既出のサントラのマスタリング・ディスクが1枚、未発表曲の
1枚、そして新音源で構成された1枚、計三枚の豪華盤。彼らの音楽がこの映画に貢献した部分
は多くて(リドリー・スコットも認めている)、映画の雰囲気を盛り上げると共に、音楽単体としても
完成されている。この壮大かつ切ないシンセ・サウンドはなかなか聴けない。今ならヒーリング・
ミュージックとか言われちゃいそうだけど、癒しだけではなくておどろおどろしい恐怖感というのが
根底にある気がする。じゃなきゃ自分が好きになるわけはない(自分は音楽の負の部分に惹か
れてしまうので)。さて、次のブレードランナー商品としては一刻も早くBlu-rayが欲しい。


" Turning Dragon " / Clark ( 2008 )

クラークさんが4つ打ちになった、という事前情報だけで長らく買うことを控えていた今作だけれ
ど、聴いてみたらえらい面白い音楽だった。昔の自分を殴ってやりたいぐらい。たしかにフロア
向きなバキバキな曲が多いものの、持ち味である繊細なサウンド・プロダクションも確かにされ
ていて、結果として「クラークの新境地」という絶賛方向に。やっぱり今のエレクトロ・シーンの
中では頭一つ飛びぬけているかもしれない・・・。恐らく彼に影響を与えているであろう、エイフ
ェックス・ツウィンの沈黙も関係あるかもだけど。でも疲れるんだ、このアルバム(笑)


" SILK " / 坂本龍一 ( 2007 )


" トニー滝谷 " / 坂本龍一

最近のYMO関連大ハマりのおかげで音楽の幅は広まったものの買いたいCDっていうのは大幅
に増えてしまって困った。で、とりあえず新しいのから遡っていこうって感じで軽い気持ちで買った
のだけど、やはりこの関連は凄い。この2枚が対照的で面白い。"Silk"は映画音楽らしいオーケ
ストラとピアノによるもので、ザ・坂本龍一。きっと世間の人が思う坂本龍一ってこういうのじゃな
いのかな。正直映像もないと評価しづらい。そしてもう一枚の"トニー滝谷"。大げさな表現は一
切無くピアノと無音の空間が支配していて、無音が適度な長さであるからこそ、ピアノの音が輝
くというか。もっといえば無音の中にも音があるような奇妙な音楽体験をさせてくれる。こっちは
逆に音楽が全てを物語っているような完成度。無論自分は後者の方が好きなのだけれど、どち
らも教授の才能が枯渇していないことを証明する程のものだと思う。
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