Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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HEART STATION / 宇多田ヒカル
2008年 03月 23日 (日) 10:58 | 編集

" HEART STATION " / 宇多田ヒカル

5thアルバム。宇多田ヒカルのことを語り倒そうと思ったら、近年の音楽史を含めて語らなくては
ならないぐらい膨大になりそうで嫌なので、それは別でやるとして。ここではアルバムを中心に過
去作もちょろっと遡って書きたい。まず本人から語られたのは「素直でシンプル、小気味の良いア
ルバム」「シングルもちゃんと収録したかった(理由はインタビューでドウゾ)」「アルバムという形に
拘りたい」。もうそれでこのアルバムの8割を語っちゃってるんだけど、残りの2割を語るとすれば重
要なのは「切なさ」だと思う。個人的に宇多田ヒカルの魅力は、悲しみでも絶望でもなく、切なさを
独特の言い回しで、モンスター級のメロディーセンスとアレンジによって超高性能なポップスに仕
上げていることだ。内省的なポップスとして前作を完成系と見ると、今作は超高性能ポップスとい
う意味で過去の宇多田ヒカルが復活しているかもしれない。ここでアルバムの構成に目を向けて
みると、前半がシングル曲の連続で一気にリスナーを引き込み、後半がアルバム曲とインタルー
ドで自分らしさを見せるというものになっている。きっと宇多田ヒカルのシングルを全て買っている
ような大ファンの人たちは、「このアルバムは後半が肝なんだよ」って言うかもしれないけど、自分
はやはり前半が素晴らしいと思う。上でも書いたとおり、切なさとポップさのオンパレードだからだ。
切なさの頂点な"Flavor Of Life"、直接的なコミュニケーションの不在から成り立つ"HEART
STATION"、エヴァと絡めることで少年独特の思いを歌った"Beautiful World"(これだけ切なさ
を超えているような気がする)。これらの曲を聴いていると宇多田ヒカルの表現がどれだけ飛びぬ
けていているかが思い知らされる。売れる売れない以前に、色々な人たちに訴えかかるアルバ
ムを作り続けているこの人は、やはり天才なのかも。

★★★★☆ ( 2008 )
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