Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Hvarf-Heim / Sigur Ros
2007年 12月 09日 (日) 06:15 | 編集
sigurros_hvarfheim.jpg
Hvarf-Heim / Sigur Ros

"Hvarf"と"Heim"と名づけられた2枚組EP。新曲と既存曲のアレンジで構成された全11曲。こう
書き出すと、未発表曲の寄せ集めだとか、ただのB面集だと思いがちかもしれないが、ハッキリ
と言っておきたい。これは「新作」と銘打っても何ら問題の無い素晴らしい作品である(シガーロ
スファンなら間違いなく買いです。持ってないなら《一応試聴して》即購入で)。量的な面(収録1
時間超)はもちろん、質的な点においてもシガー・ロスの持ち味を残しながら、新しい世界観を提示
出来ていて充実している。そして、彼らの成長を耳にすることが出来る。その世界観、成長とは何
なのか、各ディスクのレビューをしながらじっくりと語っていきたい。なお、今作はドキュメンタリー
DVD"Heima"とセットにして鑑賞したいところだが、残念ながらHeimaはまだ手に入れてないので
あしからず(こんなに素晴らしいと思わなかったので買って無かったです。でも多分買います)。

まず"Hvarf"。こちらはエレクトリックと説明されているだけあって、シガー・ロスらしい轟音が響く。
寒々とした厳しい音像の中に美しさ、多彩さがあり聴く者を陶酔させる。また、今までの作品では
突き放すかのような閉塞感で表現されていたのが、"Hvarf"では広がりをもって表現されていて、
彼らの精神面での充実具合が見て取れる。これを聴いていてふと思ったのは、アイスランドの風
景が本当にこの音楽の様なら、実際に足を踏み入れたいと思ってしまうということ。それぐらい素
晴らしく美しい世界がここにはある。なお3曲が新曲、2曲が1stアルバム"Von"のアレンジで構成
されているが、どれも現在のモードになっていて統一感が損なわれていない。そして、書き出すと
つい止まらなくなりそうなぐらい秀逸なアコースティック・ヴァージョンの"Heim"。既存曲のアコー
スティック・ヴァージョンというと最初はギター一本で演奏しているのかとか考えた。だが実際には
もっとバラエティに富んだ音作りになっていて、ピアノやオルガンの音色が甘く響き渡り、歌声が
以前の音源よりも優しく響く。この気合の入れようは、アコースティックでの解釈がどこまで出来る
かかなり限界のラインまで考え抜いたのではなかろうか。でも、それがただの「面白い音」として鳴
っているわけではなく、全体の開放感や安心感へと繋がっていくのが凄い。これらの2枚から感じ
られるのはバンドがバンド名の意味「勝利の薔薇」に近づいたという充実感と、"Takk..."から地続
きの希望が拡大しているだろうということ。あと、シガー・ロスはやっぱ凄いとも再認識させたれた。
最後にもう一度言っておきたい、これは「新作」と思ってもらって構わないぐらい素晴らしいと。

★★★★☆ ( 2007 )
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