Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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最近聴いた新作 中編
2007年 06月 14日 (木) 21:45 | 編集
やはり最近色々な方面の音楽に手を伸ばしているためか、新作に割く時間が非常に少なくなって
いるのが現状。でも良い作品が沢山リリースされています。というわけで前回に引き続き、取り急ぎ
コンパクトなレビューをお送りいたしまする。アルファベット順でドウゾ。

bjork_volta.jpg
" Volta " / Bjork ( 2007 )

6thアルバム。「ビョークの新作」というと、なぜかものすごい壁が襲ってくるような感じがしてつい
身構えてしまう。やはりそれはトータルコンセプトの構成度、絶対的な歌の強さがあるからだろう。
今作では歌の強度はもちろん落ちていないものの、トータルコンセプトは過去の作品から比べれ
ば薄い。というか敢えてあまり考えないようにし、ビートを基本によりプリミティブな方向性へ行かせ
たかったのだろう。"ヴェスパタイン"の圧倒的な世界観が好きな自分としては少々残念なところで
もあるのだけれど、やはり彼女の嗅覚と歌はスゴイ。しかも、この多様なビートの跳ね方に負けて
ない、というよりむしろビートを取り込んで尚歌を響かせてくる。これは神秘的な方向へ進んでいた
過去2作よりも"ホモジェニック"期と比較できるかもしれない。だからといって原点回帰とも違うのだ
けれど。もっと今作には「ありのまま」のビョークが居る気がする。

digitalism_idealism.jpg
" Idealism " / Digitalism ( 2007 )

1stアルバム。本人達は意識してないかもしれないけれど、声の処理やシンプルな構成、そして邦
題の「デジタル主義」というものからダフト・パンクを連想せざるをえない。他にも良い意味でケミカ
ルとかアンダーワールドの良いとこ取りをしている印象。でも他の新人勢と頭一個分違うのはメロデ
ィを重視した作りと、かなり振り切ったロックっぽいダイナミズムがあるからだろう。特に"Pogo"は笑
っちゃうぐらいキラーチューン。まあぶっちゃけて言うと、そこまで個性も無いと思うし、自分自身どっ
ぷりハマることも無いだろうけど、こういうのが新人で出てくるって言うのはシーンにとって凄くいい
ことだと思う。あとドイツ出身なのねこの人たち。あんまりぽくないと思うのだけれどどうでしょう?

vladislavdelay_whistleblower.jpg
" Whistleblower " / Vladislav Delay ( 2007 )

フィンランド出身でLuomoやUusitaloなどの名義でも活躍する、Vladislav Delay(個人的にはこれ
が本命だと思ってる、というかこれしか持ってない)。色々な音楽を聴いていって、驚きや新鮮味が
無くなって来た頃、この人の2004年の作品"Demo(n) Tracks"を聴いて本当にぶったまげたこと
を今でもはっきり覚えている。ディープなダブサウンドの中に、無機質な金属的ノイズが入る、決し
てリラックスできない音響世界。出口の見えないトンネルのような、はたまたカオスの世界そのもの
を表現したかのような世界観。人を寄せ付けなそうなのだけれど、不思議と恍惚感を覚えて半ば中
毒的に聴いていた。今作でもしっかりとその世界は引き継いでいる。7曲で1時間を越える霧の中の
森のような音楽の中で、色々なものが浮かんでは消えていく。今こんなことを書いていて漠然と頭
に浮かんだのだけれど、「孤独」な音楽なのだろうと思う。というか孤独に寄り添える音楽か。何故、
朝目覚めて窓の外をボ~と眺めながら聴くと一番嵌まるのかが分かった気がする。そんな気分を
感じる人は本当にオススメ。

↓で、これだけ新作ではないのですが、あまりにも良盤だったので紹介。

craigarmstrong_tsbu.jpg
" The Space Between Us " / Craig Armstrong ( 2002 )

マッシヴ・アタックのストリングアレンジや、多岐に渡る映画音楽などで知られる彼。その彼のデビ
ュー作。一曲目からマッシヴの"Weather Storm"の別アレンジ、リズ・フレイザーが参加している
など、マッシヴファンにはたまらない内容(かくいう自分も)。でも聴き込んでいくとそんなことは関係
ないぐらいこの音楽自体が素晴らしい。ピアノやストリングスや、また随所にエレクトロニックを織り
交ぜながら描くこの世のものとは思えない美しい世界。曲によってロマンティックだったり、どこか
寂しげな感じがしたり、風景が違って見えるのは映画音楽を主に制作してきた者の得意技なんだ
ろうか。うーん良すぎる、もう一回マッシヴと組まないかな。
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