Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Hurtbreak Wonderland / world's end girlfriend
2007年 04月 03日 (火) 14:09 | 編集

" Hurtbreak Wonderland " / world’s end girlfriend

5thアルバム。ワールズ・エンド・ガールフレンドは幼少からクラシックに造詣の深い、前田勝彦に
よるユニット。セカンドアルバム以降、生楽器を用いた映画音楽並みのスケール感と冷めたエレク
トロニカが渾然一体となった音像で人気を博し、またその大作志向・物語性を推し進めてきた。そ
のジャンルに囚われない唯一無二な音楽性はプログレッシヴ・ロックや現代音楽とも呼べるのか
もしれない。そして何より魅力的なのはこのアーティストが表現している毒気/ファンタジーが共存
する虚構の世界。この表現性は他の追随を許さない領域まで行っていると思う。これが日本人だ
っていうんだから、この国に生きる私たちはもっと喜んで然るべきだ。

今作も今までの流れを踏襲。エイフェックス・ツイン的なサウンドコラージュに生楽器(ストリングス
やホーンなど)を用いたサウンドだ。ただ今作には、そんな足し算ではない圧倒的な「音楽そのもの
」を感じる。表現しにくいが、とてつもなく大きな怪物のような音楽なのだ。またその物語性も研ぎ澄
まされていて、なおかつ分かりやすくなっている。随所に狙ったようなメロディが入っていたり、日本
語表記があることによってイメージが想起しやすいのもその一因だろう(日本語表記はイメージの
固定化を恐れて本人にも葛藤があったらしい)。個人的に、"100 years of choke / 百年の窒
息"には戦争に引き裂かれながらも強く生きていこうとする少女が(ユニット名が大きく影響してい
るかも)、最終曲"river was filled with stories / 水の線路"には日本庭園のような美しい風景
がイメージされた。他の曲も全て頭に風景を巡らすようなそんな豊かな楽曲ばかり。10曲80分
と一般的な作品からすれば取っ付き難いものかもしれないがこの大傑作を聴かない音楽好き
は本気で勿体無いと思う。というかこれはもっと聴かれないと。

★★★★★ ( 2007 )
Comment
この記事へのコメント
!!!
こんにちは。
以前、HYDE/ROENTGENにコメントさせていただいた者です。

この記事読んで聴いてみることにしました、WEG。
コレと、dream's end come trueを購入。

いや~、やられました。マジで。
聴きはじめてまだ数日ですが、
ずっと聴いていたくなるような中毒性。

3/100 years of choke
5/ghost of a hose under the chandelier
6/the octuple personality and eleven crows
9/dance for borderline Miscanthus …

いや、ん~…どれもいい。。。
そして聴く時は、かいつまんで1、2曲…ではなく、
頭からラストまで通しで!です。
うまく言葉にできませんが、WEGの重力に沈んでいく感じ。

The Lie Lay Land や farewell kingdom はどーなんでしょう?
追って聴いてみるつもりでいます。

すばらしい音楽の紹介、ありがとうございました!
2008/ 05/ 14 (水) 18: 52: 01 | URL | timbre.. # -[ 編集 ]
お久しぶりです。WEG良いですよね!唯一性があると思うし、単純に音楽も素晴らしいですし。ジャケとかのコンセプトも好きです。「WEGの重力に沈んでいく感じ」、分かります。

自分も全てを聴いているわけではないんですけど(名義がけっこうあるので)、The Lie Lay Land は最高です。多分買っても損はしないと思います。保証はしま・・・せんけど(笑)
2008/ 05/ 18 (日) 04: 50: 39 | URL | fafnir # eqP7eH0Y[ 編集 ]
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