Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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最近聴いた新作07年前編
2007年 04月 03日 (火) 01:28 | 編集
せっかく作品を届けてくれたアーティストの方々には不敬だとは十分承知していますが、
とりいそぎ、まとめレビューという形で最近聴いた新作をコンパクトにレビューしていきます。
以下アルファベット順でドウゾ。



" Pocket Symphony " / Air ( 2007 )

4thアルバム。相変わらず、いかにもフランス人っぽい内から出てくるお洒落な感じが漂うエレクト
ロニカ作品。それに今回はジャポネスク、つまり日本っぽさなんかもフューチャーしている(具体的
にいえば琴や三味線などの楽器の響きや全体に感じられる哀愁)。メロディーも抑え気味で、ヴォ
ーカル曲が多く、曲が川の流れの如くゆるやかに進むという、痒い所にキチッと手が届いている作
品。ゲストにジャーヴィス・コッカーという結構トンデモな人を呼んでいたりするのだが、それも言わ
れなければ気づかないほど、この流れ、音の方が気持ちいい。またナイジェル・ゴドリッチによる、
全ての音を意識的に響かせるような、空間を開始1秒で満たしていくような、そんなプロデュース
ワークも秀逸。生活の中に驚くほど自然に馴染んでいくアルバムです。


" Memory Man " / Aqualung ( 2007 )

3rdアルバム。今までアルバム単位で聴いたことが無く、ちゃんと作品として聴くのが今作が初め
てという自分が言うのは非常に恐れ多いがこの人の作品は間違いが無いと思う。どんな作風であ
れ、極上のメロディーがあるし、この世のものとは思えない美しい瞬間が舞い降りるからだ(近年
高木正勝とコラボレートした楽曲も素晴らしかった!)。今作も全体的にロック的な力強い演奏に
シフトしつつも、お馴染みの美しさは健在。これは本当に安心して聴いていいと思う。はっきり言っ
て、彼より遥かにブレイクしているジェームス・ブラントと比べると、彼の方がよっぽど良いのだけ
れど。ただ個人的にはコラボレーション作品などで見せていた感じが本家のアルバムでも見られ
たら嬉しいかな。ぜひ美しさの極限を見てみたい。


" HEIGHTS " / Eskju Divine ( 2006 )

2ndアルバム。スウェーデンのギターレス・スリーピースバンド(キーンと同じスタイルですね)。
ジャケットの飛翔する鳥に、一曲目が" Release Me "というタイトル。これが全てを語っている。
重層的に重ねられたコーラス、ストリングス、リズム隊の演奏が相まってかくも映し出される美し
い世界。それは爽やかで開放的でもあり、直情的で琴線を自動的に刺激する装置でもある。や
はりこういうのが出てくるのは北欧のような寒い国なのかなぁと一人で納得してしまった。長く寒
い冬があるからこそ人間味が出て暖かくなる、と三流小説のキメ台詞のような言葉さえ出てくる。
シガーロスやレディオヘッド好きにはぜひオススメ。


" Yours Truly Angry Mob " / Kaiser Chiefs ( 2007 )

2ndアルバム。自分は最初から彼らのブレイクには疑問を抱かずには居られなかった。そして今
作を聴いてもその疑問は消えない。そんなにブレイクするほど面白いですか?このバンド。あえて
言ってしまうけど、これは漂白剤で毒という名の汚れをしっかりと落としたブラーだ。つまりは骨抜き
ってこと。しかも「国民的バンド」という偽りの冠も被っているからたちが悪い。確かに曲は良いのは
認めるけど、こんなのがブレイクしているようではイギリスはいつまで経っても空騒ぎのスパイラル
に落ちていくのだ。投げやりな言葉は辛辣な批判精神をもってこそ成り立つ。小手先のひねくれ精
神では向かう先は地獄。これでこの後彼らがとんでもないバンドに化けたら、「お前の目は節穴」と
自分のことを大いに笑ってください。

rize_alterna.jpg
" ALTERNA " / RIZE ( 2007 )

5thアルバム。「いやーRIZE良いバンドになったなぁー」と前作のときも思ったが、今作もなかなか
凄い。特にリズム隊の成長が著しい。音が一気に太く、重くなったもの(だからこそピンクスパイダ
ーが様になったのだ、原曲を超えるとは別として)。内容的にはモダンヘヴィネス、ラップ、打ち込
みなどを融合したポジティブなロックサウンド。痛いところついてしまうとそれって7年ぐらい前に流
行ったサウンドで全く新しくないじゃんということだけど、このバンドの歴史を考えるとそれもアリか
なって。常に自分たちに正直に、だが正直だがゆえにバッシングも受けたバンドの船出に相応し
い作品。実はひそかに大傑作を作る日が来るのではないかと思っているバンドだったりする。

今度は旧作編をおみまいします。
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