Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
スポンサーサイト
--年 --月 --日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
平成風俗 / 椎名林檎
2007年 03月 18日 (日) 23:42 | 編集

" 平成風俗 " / 椎名林檎×斎藤ネコ

映画「さくらん」と連動され再び発表された「椎名林檎」名義のアルバム。とはいっても既出曲が
多く(新曲は1曲)、映画と連動されただけあって椎名林檎の世界観が100%発揮されたというもの
ではない。だから一概に椎名林檎名義とは言えないし、でも明らかに椎名林檎の作品であるわけ
で、非常に位置づけに困る作品である。だが内容的には彼女の作品の中では音楽的に最も豊か
な作品であり、椎名林檎ファンよりも全音楽ファンを唸らせるものに仕上がっていえると言える。
椎名林檎のルーツだというジャズに、かなり思い切ってアレンジされた楽曲は以前のアレンジより
も豊潤で贅沢だ。昔からそうだけど、あの歳でこういう音楽に対する造詣の深さを感じさせるのは
恐ろしい。また、全体の流れの中にポツッとクラブミュージック方面に振り切った曲を入れることで
一層作品が面白みのある作品になる(流れを押し殺さない程度だからなお良い)。ただ、過去の作
品から見えてきた人間性があまり見えない作品だな、とも思った。歌詞がほぼ英語だからという理
由もあるだろうが、なんとなく全体がオーケストラで武装されていると感じた。初期に感じられた、
焦燥、渇望、荒削りさ、もっといえば「強烈な飢え」みたいなものがキレイに隠されているような。
まあ、今作にそういうものを求めても仕方ないということは十分承知しているし、昔のように作れな
んて言う気は更々無い。だけど、なんなんだろうか。この一抹の寂しさというか、腑に落ちない感
覚は。やはり自分も懐古してしまっているのだろうか。

★★★☆ ( 2007 )
Comment
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
comment :
password :
secret : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright (C) Deep Impact all rights reserved.
designed by polepole...

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。