Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Artist Pickup 09 : Tool
2006年 11月 28日 (火) 01:51 | 編集
最近ずっと「アーティストピックアップ」をやっておりませんでしたが、久しぶりに復活です。
まだ書き始めですが、「最も困難になりそうだ」確信してます。それもそのはず。今回は・・・


凶暴な中にも必ず知性が見え隠れする。その逆も然り。

Tool!!

1990年にアメリカで結成された、押しも押されぬトップクラスのバンドです。というか孤高。毎回ア
ルバムを出すたびに世界的な大騒ぎとなり、セールスもこのタイプのバンドとしては異常と呼べる
ほど。2006年には"10,000 Days"を発表、一週間でなんと55万枚以上を売り上げ未だその独特
な世界観が有効なことを証明しました。また8月にはサマーソニックで来日し、貫禄のプレイを見
せつけここ日本でも注目度上昇中。そして2007年2月に待望の単独公演が決定!先日チケットが
発売されましたが聞くところによれば、早くも川崎クラブチッタ、ZEPP TOKYOの2階席が売り切れ
た模様。これはソールドアウトも時間の問題かもしれません。でも、まだ間に合うはずなので彼ら
のことをよく知らないけど興味のある人は一刻も早く彼らのことを知りライブにも足を運びましょう!
彼らを生で体感する・・・それは毎年のようにある事じゃないので逃すのはもったいないです。
その際、この記事が少しでも役立ってもらえれば幸いです。では行きますよ!



ギョワー!ナンデスカコレハ!?

■出会い
彼らとの出会いはちょっと変わってる(?)んですが、2003年に発売された、ヴォーカルのメイナ
ード・ジェームズ・キーナンのサイドプロジェクトA Perfect Circleの2ndアルバムを聴いてから。
作品を聴いて「なんだこの美しい世界観は!?」と仰け反ってしまったんですが、母体であるトゥ
ールを聴いてそれ以上の「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!」という衝撃を受けました(笑)その絶対的
なパワーにひれ伏すと共に、一瞬で「唯一無二」だと感じ取りましたね。正直言って自分はファン
の中では新参者ですが、のめり込むのはとても早くそして今になっても抜け出せません。そうで
す、一度ハマってしまうと抜け出せなくなってしまう、それがこのバンドの凄みです。きっと日常生
活に支障をきたしているんだとは思いますが、もう関係ありません(笑)

■魅力
映画「緑色の髪の少年」の中にこんな言葉があります。
明るいときに見えないものが 暗闇では見える。
これでこのバンドの全てを表すことはできないですが、核心を突いていると思います。「長い・暗い
・重い」の三拍子揃った複雑怪奇な曲構成、各プレイヤーの圧倒的な演奏力、ジャケットやPVの
凝り方、宗教性をも感じさせる濃密な精神世界、それを全て異常なまでに総動員(それに加え徹底
した情報管理)して作り上げられる世界観。何故そこまで徹底して作り上げるかといえば「暗闇でし
か見えないものがあるから」、そんな気がします。メンバー自身もインタビューで「リスナーにアル
バムの見取り図を示したくない。先入観無しで、右脳で感じ取ってもらいたい」というようなことを発
言していますし。そういう謎が多い部分も彼らの魅力を増大させているように思います。15年以上
活動しているのにも関わらずアルバムが4枚しか無いのは、妥協の一切無い世界観だから、そう
納得することが出来ますね。

■ヒストリー

Undertow
" Undertow " ( 1993 )

1枚のEPを経てリリースされた1stアルバム。現在の隙間の無い密度の高い音楽性から比べれば、
遥かにとっつきやすいです。7分を超えるような曲が当たり前のようにあるわけじゃないですし、とこ
ろどころハードロック然したところや、メタルっぽさも見えますし。ただし、相手はトゥールです。この
アルバムにも現在に通じるような異常性が垣間見えます。(PVを含め)"Sober"なんかはその典型
でしょうね。余談としては、この頃アリス・イン・チェインズやジェーンズ・アディクションなんかと同
列に語られていたようです。今となっては面白い事実。

AENIMA
" AENIMA " ( 1996 )

しかし彼らもこのアルバムでその隠されていた正体を一気に顕在化させました。圧倒的な演奏力、
抜群のアレンジ、長尺ナンバーと現在の彼らを語るときに欠かせない闇の世界はここで確立され
たわけですね。「プログレ」と言われだしたのもこの頃だそうです。しっかし今聴いても凄まじいで
すね、ホント(特に"Stinkfist"は今聴いても失禁モノのカッコよさ!)確かに素晴らしいですけど何
でこれが全米2位になるぐらい売れたのか、それは分かりません(笑)多分奥にメロディーとヴォー
カルの美しさがあるからでしょうか?だって興味本位で手に取るにはジャケットが気持ち悪すぎで
すよ。レアのカードダス(響きが懐かしい!)みたいにウニョウニョ動くんですよ?このジャケ。


" Lateralus " ( 2001 )

前作発表後レコード会社と訴訟に発展するまで対立し、メイナードのAPCが好評だったため解散
説まで流れましたが、5年という長いブランクの末とんでもないアルバムを引っさげて復活しました
。最早どうやって表現しているのかは理解できず、ただただ目の前に広がる世界に圧倒されてしま
います。この辺になると音楽はもちろん、PVや、中のアートワーク(人体を模したものなんですが
これが本当に美しくて)に至るまで全てのモノが異常なほどのクオリティです。5年も間が空いたと
いう事実だけでなく、各人が本当に力があるこそ成せる業ですね。これは本当にアルバムを通して
聴かないと勿体無い作品です。作を追うごとに進化してきたトゥールの世界観ここに極まり!!
といった感じです。それと個人的にはこの作品から東洋思想みたいなものも感じます。


" 10,000 Days " ( 2006 )

そして再度APCなどを挟んで(こっちも素晴らしかった!)5年ぶりにリリースされた現時点での最
新作。前作であれほどの金字塔を打ち立てたというのに、世界観がまったく薄まっていないという
事実に笑ってしまいました。もうホントに笑っちゃうぐらい凄いんですよこれが。一部では「キャッチ
ャーになった」と批判されているようですが、個人的には怪しさは残しつつも、世界観がクリアになって以前よりも直接的に響いてくるという理想的な着地点だと思いました。各人のプレイヤーとしての
能力が上がっているにも関わらず、どれかひとつが目立つことはなく4人のプレイがとぐろを巻くよ
うにひとつの世界観を作り上げていく、それには毎度のことながら素直に感動しました。トゥールと
いうバンドが本当に成熟し、他のバンドの追随を許さない領域にいることを見せ付けた傑作です。

■Tool の3曲
・"10,000 Days"
最新作に収録されている曲。11分を超える曲で、しかも前曲と繋がっているもんですからあわせる
と18分ぐらいになるんですが、この部分だけをリピートするぐらい好きです。実際この部分がアル
バムの核になるように思います。めまぐるしく変わる景色の中で感じる東洋的な感覚、APCを経て
さらに美しくなったメイナードのヴァーカルなど聴き所満載です。

・"Stinkfist"
"AENIMA"の冒頭を飾る曲。もうこの曲のためだけにもアルバムを買う価値があると言っても良
いでしょう!それぐらいの名曲。こんなにカッコよくて、美しくて、自分の衝動を突き動かすような
曲は無いですよ。ぜひ来日公演で「体感」したいものです。ちなみにPVはキモチワルイデス。

・"The Grudge"
これは"Lateralus"の冒頭を飾る曲。複雑な構成でジワリジワリと感覚を突き刺してくる序盤から
、後半の「ゴォォォォォォォォォ!!!!!!」と30秒以上(!)のシャウトで文字通り吹っ飛ばさ
れるところまで息をつく暇がありません。どんな人間ならこの曲を真似できるんでしょうね(笑)

■最後に
ここまでボリューム満点で書いてきて難ですが、彼らの音楽は言葉にすればするほど実体からは
遠のいていくような気がしてなりません。まさに百聞は一見にしかず、聴いたことが無い人はぜひ
聴いてみてください。ただ、書いてきた言葉からも分かるとおり、難解で洋楽初心者にはお勧めで
きません。が、しかし!現代に生きるロックファンでこの音楽を避けてよいかと聞かれれば・・・0.1秒
で「!!ヽ(`Д´)ノ」と答えます(とても矛盾しているような気がしますが)。でも死ぬまでこのバンド
を知らないというのは勿体無いと思いますよ~。ファンだからなおさらそう思うのでしょうが。という
わけでぜひ作品に触れて、そしてライブに足を運んでください。かくいう自分も来年の2月が初
・生トゥールなのですが・・・ああ、死ぬほど楽しみだなぁ( ´Д`)
Comment
この記事へのコメント
私もかなり新参者でライブはサマソニが初ですけど、ベストアクトに挙げていいくらいすごかったですね。演奏がね、他のバンドとは比べ物にならないくらい緻密で正確でド迫力でしたね。今度の来日でびびっちゃってください。ライブ見たらまたさらにランクアップすると思うんで。Stinkfistはまたライブでやるんじゃないですかね。

お気に入り曲を選ぶんなら私も10,000 Daysは入れますねー。Rosetta Stonedも捨てがたいですけど。あとAenimaのPush itがめちゃくちゃ好きです。
2006/ 11/ 28 (火) 09: 28: 00 | URL | きょん # -[ 編集 ]
Fafnirさん、EPの「Opiate」の事ほとんど触れて無いじゃないですか~!!
確かに今の形とは違う普通のヘヴィ・ロックですが、Toolを語る上では絶対に外せませんよ!!!
まだ、未聴でしたら是非聴いてみて下さい!
リフが時代を感じさせる、面白い一枚ですよ~。
2006/ 11/ 28 (火) 19: 01: 06 | URL | ゆう # -[ 編集 ]
うちもかなりの初心者ですけど、聴けば聴くほどのめりこんでいって、過去の作品コンプしたのはTOOLが最速だった気がします…
APCで知ったのにAPCをまだ揃えてないんですよね(笑)

同じく10,000DAYSはお気に入りです♪そして個人的に46and2がマジツボなんですが^^
2006/ 11/ 28 (火) 19: 01: 58 | URL | ミキティ # 64owOXpE[ 編集 ]
>きょんさん
ベストアクトですかー!?それは来日が楽しみになってきますね。単独ですから100%彼らの世界観を提示できるでしょうし。

最近は10,000 Daysもセットリストに入ってきているみたいです。新作好きな自分にとってはうれしい限りです。

>ゆうさん
すいません!チラッと聞いたことはあるんですがちゃんと聴いてはいないのです!記事でも書いてある通り複雑怪奇な彼らが好きなので・・・。でもこんな記事書いておいて聴かないのは非常にまずいですね。今度買います!(笑)

>ミキティさん
自分もすぐに過去作を買わなければ!と思いすぐコンプしました(EP以外)。APCもすぐ2枚買っちゃいましたね(笑)本当にそれぐらい凄いですよね・・・。

皆さんお気に入りの曲が違うってことはそれだけ良い曲をいっぱい書いていて、いろいろな人のセンスに触れるような音楽だってことですね!ぜひ来日公演を楽しみに待ちましょう!
2006/ 11/ 30 (木) 05: 00: 10 | URL | Fafnir # sT6JgqCc[ 編集 ]
はじめまして!PARABOといいます。よくこのブログを拝見させていただいてます。
いきなりですがtool大好きです!僕もサマソニいったんですがみれなかったです… でも2月に生toolです!名古屋ですが。今からめちゃくちゃ楽しみです!

好きな曲は…ありすぎてきめれません笑 あげると、THE GRUDGE、SCHISM、VICARIOUS、10.000DAYSです!
2006/ 12/ 03 (日) 13: 56: 13 | URL | PARABO # -[ 編集 ]
>PARABOさん
はじめまして!よく見ていただいているなんて光栄です。

生トゥール楽しみましょう!単独公演なので世界観が100%反映されると思われますし。予習が欠かせませんね。

お、好きな曲似てますね~。自分も好きな曲沢山ありますが、その4曲は別格的に好きですね。記事にもあるように"Stinkfist"が入りますが。名まで聴けたらうれしいですね。

ではまた遊びに来てくださいね~。
2006/ 12/ 04 (月) 19: 53: 49 | URL | Fafnir # eDJgBV6Q[ 編集 ]
コンプリート
お久しぶりでございます。
TOOLとあっちゃあ黙っている訳にはいきません。だって入手できるものは全部集めたい程、好きですから!
LPだって何ヶ月も待って買いましたからー。それだけの価値アリ。

とは言え、限定ボックスSET「Salival」のPVはVHSなんです。出来ればDVDでほしい所。
すんません、別にお宝自慢?とかではなくて、このBOX・SETに収録されているライヴ音源CDが本当にスンバらしくて、TOOLというバンドが音源を更にライヴというステージでこそ楽曲の魅力を十二分に堪能させてくれるんだと、さわりだけでも感じさせてくれるので。

ワタクシも東京公演だけですが参戦します!楽しみましょう!!私はVICARIOUSが心底楽しみです、絶対また聴きたい!!
絶対アングリさせられると思いますよー、色んな意味で、ハハ。
2006/ 12/ 06 (水) 22: 31: 34 | URL | kontiti # -[ 編集 ]
>kontitiさん
凄いですねー!見習いたいものです(笑)"Salival"ぜひとも欲しいですね。その前にブートを買っちゃいそうですが( ´Д`)オーディエンスショットしかないんですが、これが結構良さげで。

おぉということは同じ場所に行くんですねー!なんか面白いですね(笑)初トゥールなので本当に楽しみです。開いた口が塞がらない、そんなライヴだとうれしいですね(どんなバンドだよ)。
2006/ 12/ 08 (金) 13: 56: 55 | URL | Fafnir # xGcsP88I[ 編集 ]
はじめまして
Fafnirさんはじめまして。toolの10,000daysを調べているとこちらのブログに辿り着きました。FafnirさんのTOOL好きパワー炸裂の記事がとても読み応えがあって、面白くて感動したものですから、じっとしていられず、思い切って書き込みをしてみました。

突然ですが、toolの事をこんなに熱く語ってらっしゃる方にお会いしたのは、本当に久しぶりで泣きそうです!私はapcのpassiveでmaynardの歌声に出逢って、一気にtoolのファンにもなりました。最初にtoolを聴いた時は、まじめに私も「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!」でしたよ(笑)

apcのThirteenth Step美しいですよね。toolもapcも唯一無二ですね!他に、ENIGMAの名前もあり私もENIGMAの独自の美意識と世界観のファンなので、さらに泣きそうです。

あ、ついはしゃぎすぎてしまいましたが、 Fafnirさんのブログはとても楽しいです。またお邪魔させてください☆

p.s
上に書き込まれているkontitiさんには、いつもお世話になっております。こちらでkontitiさんにお会いできてさらにビックリでした。

2007/ 01/ 03 (水) 21: 25: 14 | URL | samira # -[ 編集 ]
>samiraさん
TOOL好きパワー炸裂してますねー確かに(笑)ここ1年か2年ぐらいで一気に好きになりましたからね・・・。もう抜け出せません。

好きなものを語ってしまうのは自分の性格なので仕方ないですが、それにしても長すぎですよね(笑)でもトゥールファンの方にもちゃんと読んで頂けているのがうれしいですね。「この新参者めが!ヽ(`Д´)ノ」って言われるかもって思ってたので・・・。

ライヴで見てさらに好きになるのでしょう。非常に楽しみです。また遊びに来てください!
2007/ 01/ 06 (土) 15: 14: 29 | URL | Fafnir # sT6JgqCc[ 編集 ]
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