Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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The Information / Beck
2006年 10月 22日 (日) 14:30 | 編集
The Information
" The Information " / Beck

7thアルバム。前作"グエロ"から1年半という驚くべき早さで届けられた今作(その間にはリミックス
アルバム"グエロリート"も挟んでいた)。もちろん早ければ良いというものではないが、このクオリ
ティの作品がこんなに早く生まれるのだから「今がベックの最充実期」と言わざるをえない。ブルー
スをルーツとしてロック、ヒップホップ、フォーク、エレクトロニカなどの様々な音楽性をブレンドして
いくというベックらしい手法はそのままに、今作ではよりビート感、低音部が強調されている(そのた
めヘッドフォンや良いスピーカーで聴くとかなりキモチイイ)。もっと言えば、CDの端まで音が詰ま
っているかのような空間を支配する音世界が広がっている。鳴っている全ての音を素通りしてはい
けない、そう思ってしまうのだ。この辺はやっぱりナイジェル・ゴドリッチの繊細なプロデュースワー
クの賜物(そういえばトムヨークのソロもこう感じたな)。

"シーチェンジ"以降のベックは簡単に静・動、陰・陽に割り切れなくなってきている。今作は全体
的には内省的ながらも、前作の流れを汲んだようなアッパーな曲もある。聞くところによれば今作
でも前作以前に制作されていた曲があったようなので単純に時間的な問題なのかもしれないが、
自分はそうではないと思う。ベック本人が「シーチェンジを作り終えた後視界が広がって、何をして
も良いんだ、と強く思えた」と語っていたがまさにそうだと思う。あれを乗り越えたことで自分のやる
べきことがハッキリして自信と余裕が生まれたから、肩の力の抜けたここまで「ベックらしい作品」
を連発出来るのだと思う。しかも凄いのはシーンを見渡してみてもベックの轢いてきたレールに誰
も乗っかれていないこと。スキップで独走状態、最早無敵の存在である。それともうひとつ、ステッ
カーで自分で好きなジャケットを作り上げるというのが面白い。音を切り貼りするという手法をとっ
てきた、いかにもベックらしい遊びな感じで。だけど、もったいなくて剥がせないよこんなの。

★★★★★ ( 2006 )
Comment
この記事へのコメント
このリリース間隔でクオリティ(この表現嫌いですけど)もキープですか。すごいですね。未聴ですけど聴いてみたくなりました。芸術家はやっぱり遊び心がないと、ね。
2006/ 10/ 23 (月) 13: 58: 56 | URL | きょん # -[ 編集 ]
>きょんさん
ベックほど音楽に対して敬意を持ってて、遊び心を持っている人は居ないと思います。自分は最初苦手だったんですが近年ようやく好きになりました。

良ければ是非聴いてみてくださいね!
2006/ 10/ 23 (月) 19: 55: 24 | URL | Fafnir # sT6JgqCc[ 編集 ]
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