Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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39108 / 吉井和哉
2006年 10月 18日 (水) 07:15 | 編集
39108
" 39108 " / 吉井和哉

"39108"は、The Yellow Monkeyの活動休止中&解散後もYoshii Lovinsonとしてキャリアを
進めてきた吉井和哉による(一応の)1stアルバム。音楽的に見ればそれはもう吉井が帰ってきた
という他にない。前2作は良くも悪くも純音楽的な作品だと個人的に思っていて。確かにバンドとは
違う音を追求している姿には目を見張るものがあったけれど、逆に言えばそれは自分の目にはイ
エモン時代の呪縛を解こうともがいているように見えて痛々しいところもあった。だが今作では小
手先のやりくりなどせず、ただシンプルでポップ。LA録音の甲斐あって最近熱中していたアメリカ
ンなロックサウンドには磨きが掛かっているし、封印していた(?)歌謡曲的なメロディも復活してい
る(この乾いた音にこのネットリとしたメロディが乗るもの面白い)。有り体に言ってしまえば新しい
ロックスター・吉井和哉の誕生だ。

だけどこの作品が真っ青な空のようではなく、深く影を落としているように聴こえるのは余計な装
飾が全く無いから。ここで宣言しているのは余計な衣装をまとっていた昔の自分=バンド時代へ
の決別だ。喜びも、悲しみも、怒りも、そして煩悩をも全てピュアに歌にする。だからこそ、衝動的
で不安定だけど一番人間的だし、味わい深い。それが最大限に発揮されたのが"BEAUTIFUL"
だ。歯に衣着せず語られた日常の美しさからは吉井和哉の感情が読み取れるし、何とも言えず
感動的だ。もうここには派手に着飾ったグラムロック的シンガーも出口のないブラックホールでも
がいている男もいない。ここにいるのはもう若くはないが今までで一番輝いている裸のロックスタ
ーである。この3作で落とし前は付けた。「早く次が見たい」、心からそう思えるのが幸せ。

★★★★ ( 2006 )
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