Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Cum Laude / The Velvet Teen
2006年 08月 10日 (木) 15:22 | 編集
Cum Laude
" Cum Laude " / The Velvet Teen

3rdアルバム。やはり変わり続けるバンドというのは素晴らしい。変わり続けるバンドは常に自分
たちのスタイルに傲慢になることなく、自分たちを再定義し続ける。古参ファンがいなくなるかも知
れないというリスクを知っていながら音楽的挑戦を止められない、そんな姿勢には毎度の事なが
ら昂ぶる感情を隠すことが出来ない。ヴェルヴェットティーンもそんなバンドだ。一作目の時点で
は所詮インディーロックの範疇でしか語られることのなかった彼らだが、前作である二作目ではリ
スナーだけでなく本人たちさえの予想を上回る傑作を作り上げた。何をも寄せ付けないような深淵
さ、神々しいまでの美しさを身につけたわずか40分の「奇跡」。そんな奇跡を産み出しておきながら
、今作でも彼らは挑戦を止めていない。いや、止めていないというか更に推し進めていると言っても
良い。" Cum Laude "はそれほどまでに大胆なギアチェンジをした作品である。

まず、一聴して感じられるのは大幅なエレクトロニック・サウンドの導入である。「モグワイやプレフ
ューズ73を好んで聴いていた」、「自作はワープから出したい」という言葉から推し量られるように、
ギターサウンドにエレクトロニックのエッセンスをまぶすというような中途半端な導入ではなく、最早
エレクトロニックさえも血肉化してしまえという意思が感じられる。だが、実はそれは今作を語る上で
それほど重要なことではない。なぜなら、「ロックとエレクトロニックの融合」は、現在のシーンでは
「実験」というには少々「新鮮味」が薄すぎるからだ。そんなものはもう5年ぐらい前に、とあるバンド
によって完成されている。そう、重要なのはエレクトロの導入自体ではなく、「エレクトロを導入しても
なお溢れ出すアグレッシヴさ」である。一層エモーショナルになったジュダのヴォーカル、人力ドラム
ンベースを叩く凄腕ドラマー・ケイシーの加入、奥に見え隠れするキャッチャーなメロディなど、原因
ならいくらでも挙げられるがとにかく三作目にしてこれを作品化できたのは凄い。彼らは今作で、始
まりの「静かな情熱」には別れを告げ、飽くなき変化の道へと船を漕ぎ出した。

★★★★☆ ( 2006 )
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この記事へのコメント
流石はSumma Cum Laudeの文字通り「ド優秀」!

Its a GREAT!
2008/ 04/ 18 (金) 17: 23: 07 | URL | 手riken # YG9ONXHE[ 編集 ]
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