Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Black Holes and Revelations / Muse
2006年 07月 02日 (日) 22:28 | 編集
Black Holes and Revelations
" Black Holes and Revelations " / Muse

4thアルバム。一聴してミューズは変わった、と思った。静から動へのダイナミズム、メタル的演奏、
変態的なヴォーカル、ファンベースなど、作を追うごとに全てにおいて「 量的 」な肥大化をしてきた
彼ら。今作ではそれがファンク、ダンス・ビート、スパニッシュギター、メタル、クラシックなどの音楽
性の拡大と、音の複雑な重なりという今までミューズが見せていなかったものに焦点が置き換えら
れている。これはかなりドラスティックな変化である。だが何回も聴くうちに、やはり変わってないな
とも思った。なぜなら誇大妄想的・宇宙的コンセプト、歌謡曲的メロディ、古典的ロックといういかに
もミューズの「 質的 」な部分は相変わらず健在だからである。というかアプローチを変えることによ
って、世界観の深化を促すという理想的な着地点に降り立っているといっても良いんじゃないか。

前作を聴いたとき、感動と共に「次どうなっちゃうんだろう」という不安がつきまとった。今作を聴いて
から気づいたことだが、実は音圧勝負は前作の時点で限界だった。そこからどうやって抜け出すか
が今回の大きな課題だったわけだが、普通のバンドなら、らしさを失って袋小路へ迷いこむか、似た
ような作品を作ってしまうかどちらかだろう。それが一番楽だからである。だがミューズはあえて作っ
て来たものを崩し、また再構築するという茨の道を選んだ(実際メンバーは今作の制作が一番苦し
かったと語っている)。ダンスビートを導入し驚きをもって迎えられた"Supermassive Black Hole"
静から動ではない新たなクライマックスナンバー"Knights Of Cydonia"、ミューズ史上最もパーソ
ナルでメロディがポップな"Starlight"など、どれもが新機軸だがミューズらしい素晴らしい楽曲であ
る。単なる音圧勝負に頼らなかった姿勢はそれだけで評価できるし、それだけでなく世界観を深化
させた今作を作り上げることのできた彼らは本当に実力のあるバンドである。紛うことなき傑作。

★★★★★ ( 2006 )

-関連ページ-
Muse 公式HP
Artist Pickup : Muse
"Supermassive Black Hole" PV ( You Tube )


※追記
久しぶりに相当悩んで書き上げました。言葉が思いつかないんですよ、圧倒されちゃって(笑)
でも渾身のレビューになったと勝手に自負しておりますので良かったらお読みください。

で、もうひとつ。ミューズの最新ライブ映像(フリーライブのやつらしい)をどうぞ。
"Knights Of Cydonia" "Invincible" "Supermassive Black Hole" "Starlight"
・・・・もう何がなんだか分かりません(笑)これは絶対サマソニで見ないと!
Comment
この記事へのコメント
>実は音圧勝負は前作の時点で限界だった。
これですね!同感です。あの方向は前作である意味完成されたと言えます。今作での変化は必然でしょう。
私も、今作を聴いて「MUSEは本物だ」と確信しました。やはりバンドの(マシューの)世界観が確立されているからでしょうね。まだまだ若いです。楽しみです。
2006/ 07/ 03 (月) 00: 28: 33 | URL | きょん # -[ 編集 ]
あわわわわわわ…なんですかこれ!!(笑)
生だとこうなるわけですか…∑( ̄口 ̄)

今作はまさに集大成ですね。多角的なのに芯はぶれてないですし、何もかもが圧倒的でした。
可能性はどこまでも広がると思わせる作品ですね。
素敵なレビューごちそうさまです♪
2006/ 07/ 03 (月) 00: 32: 38 | URL | ミキティ # 64owOXpE[ 編集 ]
>きょんさん
そうです!今作の変化は必然です。それもかなり素晴らしい変化ですよね。
新作にもぼちぼちとお気に入り曲が生まれてきました。というか最高傑作
なんじゃないかとも思ってきました。まだ先も期待できますし、凄く楽しみな
バンドですね。どこまでいっちゃうんでしょうか。でもその前にサマソニですよ!(笑)

>ミキティさん
ライブ音源凄いですよね。まさにスーパーマッシブブラックァフォー!!って言って
ますよマシュー(笑)やはり変態ですマシュー。

新作の広がりは凄いですね。音楽性の広がり、世界観の広がり、これで売り上げ
も広がれば世界はマシュー帝国に!国民はみんなファルセットで会話をし、休日には
ギターソロ大会・・・とおかしな妄想をしてすいませんでした(笑)
2006/ 07/ 04 (火) 07: 20: 46 | URL | Fafnir # u7WnHJ5w[ 編集 ]
こんばんは!
じっくり聴きこんでのレビューだけに、文章に説得力があるなぁと思いつつ、興味深く読ませて頂きました。
以前アーティストピックアップで語っておられた「過剰の美学」を今回は一度解体して、再度構築したような印象は僕も受けましたね。
「で、次はどうするの?」っていう今後の方向性に興味が湧いてくる部分もありましたが、今はそれよりもライブですね。
昔の曲もやって欲しいですけど、今作の収録曲がライブでどんな風に映えるのかは楽しみです。
大阪の会場は夜になるとビル街の明かりや後方をニュートラムが走ったりと、少なからず近未来都市を思わせるロケーションなんで、そんな風景も含めて楽しめるといいなぁと思っています。音は騒音問題で控えめなのが難点ですけどね・・・。
2006/ 07/ 07 (金) 04: 17: 35 | URL | K # -[ 編集 ]
>Kさん
コメントありがとうございます。確かに今回も過剰ではありますが、再構築しなおした
ミューズにとっては新しい過剰さですね。こういう変わり続けるバンドは大歓迎です。
う~ん次は一体どうなってしまうのでしょうね(笑)もう既にあっちに行っちゃってますからね~。

やっぱりミューズの魅力はライブで発揮される(といっても生で見たことはありませんが)
と思うのでサマソニが楽しみですね。最近のセットリストを見てみるとやはり4thからの
曲が多いですが、さすがに代表曲もやってくれます。でも自分はどのアルバムの曲も
好きなんでどれをやってくれても構わないですね。いいですね~大阪のロケーション!
なんかミューズに合う気がしますね(笑)でも心配なのはミューズの後にマッシヴか
トゥールをちゃんと見れるかどうかということですね・・・。
2006/ 07/ 08 (土) 06: 43: 02 | URL | Fafnir # afiBlP.k[ 編集 ]
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