Deep Impact
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NHK 「プレミアム10」を見た
2006年 04月 25日 (火) 00:43 | 編集
前からずっと楽しみにしていたNHKの番組「プレミアム10 立花隆が探る サイボーグの衝撃」
を見ました。これはサイボーグ化する人間について東京大学教授の立花隆さんが様々な人に
インタビューしていくという番組で、僕の好きな映画監督の押井守さんなどもインタビュー相手に
選ばれていました。僕はこの押井守監督の「攻殻機動隊」が大好きで、DVDも買いましたし、テレ
ビシリーズも見て、士郎正宗の原作も読んで、どっぷりハマッているわけなんです。それで楽し
みにしてたんですけどね。なにやら前にもこのような放送があったようなんですけど、見逃してし
まって残念な気持ちになっていたんで、今回だけは見逃さないぞ!と思ってました。

感想としては、やはりすごく面白かったです。サイボーグ技術の可能性、最新情報について素晴
らしい技術だと語ると同時にそれに付随する影の部分、具体的にはサイボーグの軍事利用、サイ
ボーグ時代の人間観・幸福観なども論じられていたのが良かったです。

日本でロボット技術と言うとアシモが走れるようになったとかが良くニュースで流れ、諸手を挙げて
祝福されていますがそれはどうなのかなぁと思うんですよ。そういう人は「ロボットをロボットとして」
見ていると思うんですよ。人間とロボットを住み分けしているというか。でも、本当はもはやロボット
は人間の内部に入り込んでいて、一体化をし始めている。電極を実際に体に入れて研究している
人もいますし、将来的にはチップに記憶することも可能になるかもしれないし。だからロボット技術
の進歩は同時に人間を決定付ける要因をも消失させていくんですよね。身体を機械化し、コンピュ
ーターによって記憶の外部化をした人間を、人間たらしめるのはなんなのか、その疑問がどんどん
大きくなっていっている。その中で技術の進歩を諸手を挙げて祝福するというのはどうなのかと。
でも、技術の進歩そのものを否定しているわけではないんですよ。ロボット技術は今一番必要な
技術だと思いますし。押井守監督の言葉を借りるなら「 身体を失った(サイボーグ化した)人間が
生きていく時代はある 」と思います。人間は原始には戻れないわけですし。また押井監督はもう人
間のサイボーク化は既に始まったとも言っていましたね・・・すごく興味深い意見だと思います。

また、こういうサイボーグの話になるとサイボーグそのものを否定する人がいますよね。僕はそれ
もちょっと違うなぁと思うんですよね。サイボーグを否定するということは、テレビ、インターネット、
大きく言えば現在の機械文明を否定することと変わらないと思うんですよね。現在電話やインター
ネットは当たり前の技術になっていて、その使われ方はいろいろ問題視されていると思うんですけ
ど技術自体を否定する人はいないと思うんです(「自然に帰れ」的な意味合いで否定する人はいる
と思いますが、上にも書いたとおり人間は一度手にした科学技術を手放すことは出来ないのでそ
の意見は却下して良いと思います)。今、会社に電話やパソコンが無い会社は無いですしね。実は
サイボーグもそういう存在なんじゃないかと思うんですよ。ここまで合理化された社会なら必然的に
導き出される技術だと思うし。だから賛成反対も無い、そういうところまで来ていていると思うんです。
ただ、やはり「使われ方」に関しては議論の余地があると思います。番組でも触れていたとおり軍事
技術に利用される危険性も存在しているわけですからね。

こうして考えてみると「攻殻機動隊」の世界観っていうのは実現可能なのかなぁと思っちゃいます
よね。そういった意味ではもはやあの作品はSFではないんですよね。そういう世界で幸福とはなん
なのか、また機械化された人間同士の愛とはなんなのか、そういうのに興味がわいた人は「攻殻機
動隊」、またその続編の「イノセンス」(こっちの方がそういう問題により突っ込んでいます。)をご覧
になってはいかがでしょうか。そういう問題をあくまでもエンターテイメントとして語ってくれるので良
いですよ。「攻殻機動隊」シリーズの見方のおすすめ方法としては映画→テレビシリーズ→原作と
見ていくのが良いと思います(自分もそうでした)。こういった「文系の視点からロボットを考える」もの
が大好きです僕は。またこういった文章を書く機会があれば書きたいと思います。僕の駄文に最後
まで付き合って頂いてありがとうございました。

NHKってたまに良い番組やるんだよな。一瞬受信料払おうかと思っちゃったよ。

- 関連リンク -
SCI - サイボーグ技術が人間を変える -
Production I.G. (「攻殻機動隊シリーズ」を製作している会社 )
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