Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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New Divide / Linkin Park
2009年 06月 24日 (水) 04:49 | 編集
linkinpark_newdiveide.jpg
" New Divide " / Linkin Park

リンキン・パークがまたもやトランスフォーマーがらみの楽曲を制作。1作目のときは挿入歌
という形で"What I've Done"が採用されただけだったが、今作は「トランスフォーマー/リベ
ンジ」に書き下ろした正真正銘の新曲。モダン・へヴィネスを軸にしながら、インダストリアル
へと展開して行くも、結局はメロディーが一番前に出るという実に彼ららしい楽曲。ただ、前
作の流れを引き継いでいるのも事実で、前作が未だに好きになっていない自分としてはう~
んといった感じ。もう少し言うと、やはり音がスカスカというか生バンドとしておぉ~!と思うと
ころまで至っていないな、と。リンキンといえば、初期においては音のミックス具合と取捨選
択具合が完璧だったわけで、それが最早方程式と呼べるまでだった。でもそれを解体した
前作がパワー不足というか代わるものを見つけられなかったという認識でいて、今作もそれ
は見つけられない。目下ニュー・アルバムを制作中という事だが、果たして新しいリンキン・
パークの表現が生まれるかどうか、それに注目。

( 2009 , Single )
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VAMPS / VAMPS
2009年 06月 22日 (月) 08:25 | 編集

" VAMPS " / VAMPS

1stアルバム。L'Arc-en-CielのhydeとOblivion DustのK.A.Zによるユニット、VAMPS。
とはいっても数年前からhydeソロで一緒にやっているので新鮮味は無い。hydeソロのニュー
アルバムだという認識でまったく問題なし。ただ以前と違うのは今作がライヴありきで作られ
たことだろう。衝動ある楽曲や、へヴィーな楽曲が非常に多い。音的にはかなりフツーのアメ
リカンロックに偏ってはいるものの、艶やかなヴォーカルや粘っこいメロディーが乗っかること
によってちょっと変わったロックにはなっている。というか趣味全開なアルバムで、ハードロッ
クとニューウェイヴの洗礼を受けた年代が好きなものをそのままやりました的な。素直に聴き
通す事の出来る風通しの良さが今作の強みなんじゃないだろうか。まぁとはいってもあまりに
同時代性が無さ過ぎて、ひとっつもカッコ良くない―ぶっちゃけダサい―のだが、それを笑って
受け流せるかが今作を受け入れられるかどうかの分かれ道だろう。ただ、これだけは言って
おきたいのは"SWEET DREAMS"は白眉。"Roentgen"至上主義の自分としてはちょっと歓喜
するほどの良曲。この曲だけのために買っても損は無い、と思う。

★★★ ( 2009 )
JOURNEY / RIP SLYME
2009年 06月 20日 (土) 04:16 | 編集

" JOURNEY " / RIP SLYME

7thアルバム。前作のレビューで自分は次のように書いた。「流れの作り方、バランスの取り方
も作を追うごとに確実に上手くなってる。」、「これは既にヒップホップでは無いかもしれない。も
っと純音楽的な姿勢になっている。」 "JOURNEY"はこれら近年のリップ・スライムの流れを踏
まえた上で、チェックメイトを決め込むような力作となっている。彼らのアルバムの中でもかなり
上位に食い込むアルバムなのではないだろうか。キーワードはシンプルに「聞こえる」こと。
まず基本的な構成として、アルバム曲に関しては4MCが全員参加していない曲も多く、一曲が
短い。そして音的には、生音、エレクトロなどの要素はありながらも非常にコンパクトである。そこ
で凄いのは、ギターやエレクトロなどバキバキしそうな音を実に自然に、まろやかに楽曲に溶け
込ませていることで、トラックメイカーとしての秀逸さを再確認させる(ソウルブルースもかなり効
いている)。曲の配置も完璧で、アッパーな"Good Day"~文句なしの名曲"Journey"~意思
を感じさせる"STAIRS"を中核に据えながら、見事に緩急をつかせている。このように、このアル
バムで展開する旅というのは、壮大な世界遺産の旅ではなく、ジャケットのように自分の必要な
ものを小さな旅行カバンに詰めてするような小旅行かもしれない。でもそういう旅の方が色々考
えて得るものが大きかったり、また行きたくなるような良い旅だったりするんだよな。自分は今作
を単なる落ち着きではなく貫禄だと受け取った(登山もベテランほど荷物は少なくなっていくもん
ね)。やっぱりリップは最強&独走状態を継続中。

★★★★☆ ( 2009 )

-関連記事-
前作"FUNFAIR"レビュー
DANCE FLOOR MASSIVE III ライブレポート

Alright! / Superfly
2009年 06月 18日 (木) 08:13 | 編集

" Alright! " / Superfly

ストリングスなんかも入れちゃってバラード大作であった"My Best Of My Life"もあれはあれ
で好きだけれど、スーパーフライはやっぱりこっちですよね!って言いたくなるような楽曲。これ
ぞロック的だと言えるギターのフレーズに、骨太なサウンド、伸びやかな歌声と、実に外しがな
い。"マニフェスト"直下というか実に自分のツボに嵌ってくるわけである。そして今作を聴いて
凄いと思ったのは、やはりサビの「ナ~ナナ~」であり、「オーイェー!」である。普通巧いと言わ
れている歌手って、音程にどれだけ沿っているか、綺麗に歌うかみたいなところで評価されてい
るんだけれども(殊、カラオケ文化が大衆化しているこの国では)、この人の歌はその一声で表
現になってしまうのだ。これは真似しようがないし、こういう歌い手って言うのは実に希少。アル
バムを期待して待ちたい。1stよりもよりロックに突き抜けてほしいというのが願望。

( 2009 , Single )
Battle for the Sun / Placebo
2009年 06月 10日 (水) 04:40 | 編集

" Battle for the Sun " / Placebo

6thアルバム。前作を最後にドラマーのスティーヴ・ヒューイットが、10年以上在籍したバンド
を脱退。それに代わって加入したのが若干20代のアメリカ人のスティーブ・フォレスト(タトゥー
だらけの)。彼に感化されて若返ったのか、生き血を吸ったのか、とにかくパワフルで前向き
な雰囲気が感じられる。今までのプラシーボといえばアグレッシブなギター・ロックを奏でなが
らもクールで現実から浮世離れした印象があったが、今作のサウンドはとても輪郭がハッキリ
していて、なんというかとてもキラキラしている。こうして書くとプラシーボが凡庸なギター・ロッ
ク・バンドに陥ってしまったと誤解されるかもしれないが、そこは流石プラシーボ。音作りは決
して大味ではない。確かに音はダイナミックになり、音の隙間もグッと増やされた今作だが、
エレクトロニクス、ゴシック、ストリングスなど親和性の高いサウンドもふんだんに盛り込まれて
おり、楽曲の完成度は極めて高い。加えて、タイトル曲にも見られるように、シンプルなイントロ
からブライアン・モルコが"I...I...I"と一言を発するだけで空間の色を変えてしまうような突き抜け
た独自性も今まで通り持ち合わせている。ハッキリとひとつ壁を越えたというか、新たな領域に
行ったというかそういう確信を持てる。普通メンバーが変わってしまうと、サウンドが歪なバラン
スになってしまうものだが、こうして新たな価値観を提示できるなんてつくづく素晴らしいバンド
だ。何度目かの転機を確実にモノにした野心作にして傑作。

★★★★★ ( 2009 )
Relapse / Eminem
2009年 06月 08日 (月) 04:37 | 編集
eminem_relapse.jpg
" Relapse " / Eminem

5thアルバム。エミネム/スリム・シェイディ的な表現というものがこれでもかと詰め込まれて
いる。"We Made You"や"3 A.M."などPVが制作されている楽曲を筆頭に(ビデオがまたい
かにもって感じ)ほぼ全編に渡る、ハイ・テンションなラップ、道化的/悪戯小僧なエンターテ
イメント性、狂気すら感じるエグさ。ブランクなど微塵も感じさせない、実にふてぶてしいアル
バムである。やはり彼の体現するヒップ・ホップっていうのは最早芸術であり、シーンで抜き
ん出ていて「天才」という表現が誇張でも無いな、と。そういう意味での安心感は凄くあるア
ルバムだと思う(こんな表現に安心してどうするんだって話だが)。ただ、"The Eminem
Show"、"Encore"、"Curtain Call"と自分をネタに身を削りながらも完璧な駒の進め方をし
てきた彼としては、今作はちょっと停滞しているかなとも思ってしまう。現在を語っているよう
で語ってないような、奥歯に物が挟まった感じがするのだ。というか"When I'm Gone"
を聴かされた後に今作を聴かされると、どうしても痛々しく感じてしまうのは事実。やっぱり
"Beautiful"のような真に迫るリリックが彼の真骨頂だと思うわけで、今作はそれを敢えて
避けているような。まあ勘ぐり過ぎなのかもしれないが。でもあながちそうかもなと思わせる
のは、続編"Relapse 2"が近いうちにリリースされるという噂。まだまだ「再発」の真意は
分かりそうに無い。

★★★☆ ( 2009 )
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