Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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坂本龍一 (2009.04.24)
2009年 04月 25日 (土) 16:18 | 編集
・坂本龍一 @ 川口総合文化センターリリア メインホール (2009.04.24)
ryuichi sakamoto playing the piano 2009 -saitama/kawaguchi 042409




自分は今後追い世代として必死にYMO関連を貪り聴いているわけだが、教授に関して
は(現段階では)「取っ付きやすいけど分かりにくい」という認識でいる。教授の音楽を真
剣に聴く前から有名曲は知っていたのだが、知れば知るほど分からなくなってくる。恐ら
く色々なジャンルに手を出しているのに加えて、アカデミックな音楽もあり、それを捨てる
音楽もあり、全体を把握しづらいからだと思うのだが。だから"Chasm"以降のソロ(勿論
新作も)、fenneszやalva noteとのコラボレーション、David Sylvian/Steve Jansen兄弟
のNine Horsesなどを中心に聴いていた。一番若造の耳には馴染みやすいもので。これ
から書くレポートはそういう聴き方をしているやつのレポートだと思って読んで頂きたい。

このコンサートの感想を一言で言えば「音楽に集中できた」という簡潔なものになってしまう。
というのも最近は特に忙しくて音楽を聴いていても聴いているような気がしなかったから。耳
から耳へ通り抜けてしまうようなそんな感覚でいたのだけれど、コンサート中は耳のみならず
全身を傾けるようにして聴いてしまった。これは生だからというのもある気がするけど、コンサ
ート形式、そしてピアノソロというのも大きく関係していると思う。ピアノというのははとても残
響が残る楽器で、その余韻で空間を満たしてしまう凄さがあるのだということを初めて体感し
た。しかもそれはコンサートホールでしか味わえないんだね。もっと言えば例えばピアノが点
で、その外には膨大な余白が存在していて、その余白を堪能しているというか(あまり上手く
換言できてないけど)。で、それはなんとなくエレクトロニカの残響とも通ずるものがあるのか
もなっていうことを思ったり。今後fennesz+sakamoto名義の聴き方が変わるような気がする。
でも勿論旋律そのものに感動するものも多かったし、そういう曲では存分に教授の作曲能力
の凄さを実感した。まあ兎に角贅沢な時間を享受できたということで。

もっと眠くなるかと思っていたのだけど、蓋を開けてみれば一切そんなことは無かった。
手元がしっかり見えていたというのもあるかもしれないけど、多分一番の理由は前述したよう
な初の音楽体験が出来たからかな。咳すらしないように、服の擦れる音すらしないように
静かに座っていたけれど、体はアドレナリンが充満するような熱を帯びていた。

そして24時間以内音源itunes配信、もちろん入手。こういうのは思い出になるね。
会場ではツアーパンフレットを入手。5000円と中々値段の張るものだけど、CD2枚付いている
し、ブックレットの内容も盛りだくさんなので、ファンは購入必須。↓コレ。

ryuichi sakamoto playing the piano 2009_out of noise tour book CD


-Set List-
01. glacier
02. Improvisation
03. to stanford
04. hibari
05. compositon 0919
06. SELF PORTRAIT
07. Perspective
08. 1919
09. ゴリラがバナナをくれる日
10. tamago
11. mizu no naka no bagatelle
12. energy flow
13. asience
14. normandia
15. koko
16. ambiguous lucidity
17. aubade
18. put your hands up
19. behind the mask
20. tibetan dance
21. thousand knives
22. aqua
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Avid Sounds / The Baker Brothers
2009年 04月 19日 (日) 14:58 | 編集

" Avid Sounds " / The Baker Brothers

ジャズに限らず、ロックでも、ある程度歴史を経てしまうと音楽を聴くということが勉強になって
しまうことがある。それを全否定することは出来ないが、音楽はいつからそんなに偉いものにな
ったのだろうかと不思議に思う。確かに音楽と呼べるか微妙なジャンクなものが溢れている
昨今だけれど、理論武装したような音楽は本末転倒であって音を楽しんでないじゃなかろうか。
というか取っ付きにくさがあるからこそ、ジャンクなもの、安易なものに流れているという負のル
ープがあるんじゃないかとすら思うわけで、やはりそれではいかんと思うのである。そんな壁を
足で蹴ってあけてしまったのが、このベイカー・ブラザーズ―ベイカー兄弟、クリス・ぺドリーから
なるUK出身三人組ジャズ・ファンクバンド―である。彼らの行動理念というか姿勢は次の言葉
で言い表せる・・・「ジャズファンクやるべっ!」。音に対する「とにかく楽しむ」というプリミティヴ
な姿勢が突き抜けていて、聴いているこっちにも高揚感が伝染する。既に3枚のオリジナル・
アルバムをリリースしていて、それぞれ少しずつ趣向が異なるのだけど、どれも素晴らしく楽し
い。正直、ジャズとかファンクっていうのはあんまり知識としては無いのだけれど(ジャズやファ
ンクの要素を取り入れたものは好き)、そんなことはお構いなしに耳に直撃する。お勉強やジ
ャンクを回避し、きちんと音楽してる、それが彼らの一番凄いところ。定番をカバーした(らしい)
今作も当然例に漏れず、彼らの音楽以外の何物でもない。

★★★☆ ( 2009 )
The Crying Light / Antony and the Johnsons
2009年 04月 11日 (土) 08:47 | 編集

" The Crying Light " / Antony and the Johnsons

3rdアルバム。ルーファス・ウェインライト、デヴィッド・シルヴィアン、ジェフ・バックリー・・・
その声を持つだけでアルバムが成り立ってしまう人達が居る。そしてまた、その人達の間に
は言いようの無い孤独感が付きまとう。このアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズはまさにそう
いう類のアーティストと言えるだろう。まずジャケットが目を引くが、これは100歳を超えてもな
お舞台に立ち続ける舞踏家の大野一雄で、アントニーが敬愛する人物ということだ。今作に
関して、「彼に捧げた」、「彼は芸術家としての私にとって親のような存在」と言っている。それ
が全て物語っているような気もするが、耽美にして繊細な歌声はもうアートと呼べる域に入っ
ており、世俗を超えたピュアな精神世界を表現しているかのようである。バックのサウンドも最
小限のピアノやストリングスのみであり、ひたすらに装飾を廃している。この声の圧力で押し
切ったとも言える今作を聴き続けるのはさすがに気が滅入るというか、そのピュアネスを前に
怖気づいてしまうのだが、いつの間にか虜になっていたのが不思議。すぐに換言することの出
来ない魅力だとか、一筋縄ではいかない人間性を持っているよう。彼の表現が自分の中で
「ああ、そういうことか!」と納得が行くことは恐らく無いだろう。自分に出来るのは、ただ、
繰り返し、延々と聴き返すのみである。こんな音楽体験はなかなか出会えるものじゃない。

★★★★ ( 2009 )
NO MORE RULES. / 中島美嘉
2009年 04月 08日 (水) 22:15 | 編集

" NO MORE RULES. " / 中島美嘉

本人が出演するKATE CMソングを集めたコンピレーションアルバム。バラード歌手としての
認知がある彼女だが、そんな彼女が「裏ベスト的」と位置づける作品だそうな。でも自分に
とってはこっちが表というか、彼女の魅力を一番に引き出しているものとしか思えないんだ
よな。今作は所詮寄せ集めなのだけれどコンセプトが明瞭で、正直彼女が出してきたアル
バムの中では群を抜いて素晴らしいと思う。というのはどこから来ているかというと―語弊
を招くような書き方かもしれないが―「彼女は歌が上手くない」という考えから。自分は彼女
が特別歌が上手いだとか、声に特徴があると思ったことが無い。だからピュアネスを前面に
出すようなバラードなんかは聴いてて面白くないというか、あまり胸に響いてこない。彼女が
魅力的なのは「歌い方」にあると思うのだ。自分の考える彼女の歌い方の特徴とは曲に憑
依すること。曲に合わせて様々な表情があり(余談だが、彼女のメイクも見るたびに違うのが
凄い)、特に憂いや刹那、色気を醸しだすのが非常に上手い。その点ではジャズやエレクト
ロとの相性は抜群で、それらを集めた今作が良くないはずは無いのだ。「時を止めて!
("SEVEN")」、「愛に狂う女は美しい("Love Addict")」なんていう一言で情景を浮かび上
がらせる歌詞がここまで嵌るのは最早才能。彼女のどことなく達観した目線というか、良い
意味で真に迫らない感じが良い形で収まっている。

( 2009 , Compilation )
out of noise / 坂本龍一
2009年 04月 05日 (日) 05:04 | 編集

" out of noise " / 坂本龍一

前作"CHASM"から五年ぶりとなるアルバム。聴く度にあまりにも印象が違うのと、ざっくり
分けてアンビエント/ノイズ系の作品であるため(安易にジャンル分け出来ない作品ではあ
るのだけれど)、非常に文章化しにくい作品である。最初に聴いた感触ではリズムの曖昧さ
や音の重ね具合が生理的に気持ち悪いと思い、聴き込むうちに色っぽさや美しさを感じるよ
うになり、最近では緊張感が一番前に出ているように思える。最終的には全部正しいんだと
自分に言い聴かせるようになった。インタビューを読むと今作がフィールドレコーディングを取り
入れていること、そして生け花のように曲が構成したということが分かる。前者はそこまで重
要ではないと思う。何故なら、鳴っているその音自身よりもその音の重ね具合の相互作用だ
とか、鳴ったあとの響きに注目した方が面白いと思うからだ(この辺は"トニー滝谷のサントラ
と合わせて聴くとなんとなく成る程と思う)。そして妙に今作が納得できるような気にさせられ
たのが「生け花」という言葉。この静観さ、美しさ、緊張感、静かな情熱を表すような見事な比
喩であり、今作をとっつき易くさせるキーワードになりえると思う。また、今作がフィールドレコー
ディングを取り入れた作品であるのに、自然を喚起させる方向ではなく思考させるアルバムに
なっていることもこの言葉で言い表せるような気がする。アンビエントでありアンビエントにあら
ず、現代音楽では勿論無い、きちんと主張が入っている、坂本龍一が見えるようなアルバムに
なっているのが面白い。幸宏さんが今作を「ポップ・ミュージック」だと評していたのはその辺が
理由かもしれない。幸宏さんの"Page By Page"と交互に聴いていて痛感するのだが、本当に
この人達は枯れないなぁ。

★★★★ ( 2009 )
Voice of EARTH / alan
2009年 04月 04日 (土) 08:46 | 編集

" Voice of EARTH " / alan

1stアルバム。坂本龍一がプロデュースした楽曲も収録されているというので聴いてみた。
なるほど、なんとなく教授が好きそうなオリエンタルな歌声で、数年前のZero Landmine
とかに参加していてもおかしくない感じ。歌唱法にものすごく特徴を感じるので出身を調べ
たら中国四川省出身、チベット族だそうな。大陸的な伸びやかな声と、圧倒されてしまう高
音フェイクは血がそうさせているのねと納得。流石、ワールド・ミュージックの要素を取り込
んだ楽曲や生音との相性は抜群。オープニングの"天女"や"RED CLIFF〜心・戦〜 "など
は壮大ですらある。ただ今作にはザ・エイベックス的な打ち込みサウンドも多分に入ってい
て若干胡散臭さを感じさせるのが残念(ジャケットもそんな感じだね)。愛と平和で埋め尽く
された歌詞もその胡散臭さを助長しないでもないのだが、彼女の歌の説得力で何とか踏み
止まっているのが救い。もっと音数を少なくして、生音の良さを生かすような音作りをしてい
けば、素晴らしいものが出来ると思う(自分好みになるとも言う)。あと、もしかしたらこの人
は客演とかで生きるタイプなのかもしれない。兎に角、歌は凄いので一聴の価値あり。

★★☆ ( 2009 )
WILD/Dr. / 安室奈美恵
2009年 04月 03日 (金) 01:58 | 編集

WILD/Dr. / 安室奈美恵

安室奈美恵という総合プロデュース演出というかクリエイト集団というか、そういったものの
凄みを感じる。バキバキで硬質なエレクトロ・トラックで現在の安室奈美恵という像を1mmも
崩していない"Wild"に、ボレロまでネタに使ってテクノ、ハウスまで経由する"Dr"。すごくス
トレートにカッコいいイメージを喚起させる前者も勿論好きだが、後者のなんじゃこれ!?っ
ていう連続する興奮っていうのはなかなか味わえないんじゃないかなぁ。まず単純にサビは
どこっ?っていう疑問を持つ人はかなり居るだろうし、なぜにボレロ!?っていうのもあるし
(PV見たらなんとなく理解できたような。っていうかあのPVもいちいちクオリティ高い)。あれ
J-Popってなんだったっけなだとか、R&Bってなんだったけなという、ちょっと面食らうぐらい凄
い曲。しかも安室奈美恵という超有名アーティストがあの会社でやっちゃうのだから恐れ入る。
この自信の持ちようはベストが好評だったからなのか。否が応でも次を期待させる。

( 2009 , Single )
2009年3月の購入記録
2009年 04月 02日 (木) 06:24 | 編集
2009年3月の購入記録です。ちょっと多くなってきてしまいました・・・。

新作
・" Avid Sounds " / Baker Brothers
・" Freedom " / Dragon Ash
・" No Line On The Horizon " / U2
・" Out Of Noise " / 坂本龍一
・" Page By Page " / 高橋幸宏
・" Turning The PAges Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN EMI YEARS 1988-1996"/ 高橋幸宏
・" Turning The PAges Of Life THE BEST OF YUKIHIRO TAKAHASHI IN ALFA YEARS 1981-1985"/ 高橋幸宏
・" Volt " / 吉井和哉

旧作
・" Once More with Feeling: Singles 1996-2004 (DVD付)" / Placebo
・" イエロー・マジック・オーケストラ " / Yellow Magic Orchestra
・" BGM " / Yellow Magic Orchestra
・" テクノデリック" / Yellow Magic Orchestra
・" Once Original Soundtrack "

Blu-ray & DVD
・" Best of 1990-2000 " / U2
・" Ringo EXPO 08 " / 椎名林檎
・" ノーカントリー (Blu-ray) "

音楽13点、映像3点と今後のリリースラッシュを考えるとちょっと買いすぎです。
でもYMO関連を集めていくと決心したので中々減らなさそうです。ソロも多いから
大変なんですよねぇ。あとプラシーボは全オリジナルアルバムを持ってますけど
サマソニ記念で買いました(笑)
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