Deep Impact
音楽全般を扱っています。主に邦楽、洋楽のディスクレビュー。たまに暴走に走ります。
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Invaders Must Die / The Prodigy
2009年 02月 27日 (金) 01:08 | 編集

" Invaders Must Die " / The Prodigy

5thアルバム。昨今のニューレイヴ勢の席巻もあり、元祖レイブを牽引していたプロディジー
に対する再評価が起こっている。キースとマキシムの強烈なヴィジュアルもあって、若干色
物バンドとして認知されていた感もあるので、ここへ来てリアムの類まれな音楽センスが評
価されているのは喜ばしい。そんなベストなタイミングでのアルバム投下。王者の王者たる
所以をこれでもかと見せ付けている。まず、ビートの路線は基本的には"the fat of the land"
を踏襲。だがプロディジーのビートがマッシヴでありつつも、大味ではないのは言わずもがな。
幾重にもビートが緻密、精緻に重なり、凶暴であるが実に計算された構築美を持っている。
そして初期のファンには涙モノのぶっといシンセ、ひいてはレイヴ・サウンドが上に乗せられて
いる。だがそれが懐かしさを漂わせるだけでなく、前述のビートに巧みにブレンドされている
のは流石。というかシーンも一周してきたのか、こういうサウンドが耳に自然と馴染むのかも
しれない。もちろん、そんなリアムの天才的なプロダクションの上で、マキシムとキースが暴
れまわる。彼らも攻撃的なプロディジー・サウンドの重要な要だ。このように、今作はプロディ
ジーらしさというものを、アルバムという形に理想的に落とし込めることに成功しているアルバ
ムで、入門盤にして必聴盤と言えるだろう。ニュー・レイヴ勢は特に意識していないとリアム
は言っていたが(もちろんサウンド自体はチェックしてるけど)、意識せずともそれらの人達と
の格の違いを見せ付けたのではなかろうか。復活を確信する充実作。ただ、今作が良すぎる
からって、前作を無かったことにされるのだけが恐い。あの作品で自分達の位置やメンバー
との関係性/友情を再確認したからこそ、今作が生まれたのだから。

★★★★☆ ( 2009 )
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Feeder ( 2009.02.23 )
2009年 02月 26日 (木) 05:00 | 編集
Feeder @ 渋谷 QUATTRO ( 2009.02.23 )


タカさんはこの写真よりも髪が長くなって、若干肥えたような(笑)

フィーダーを見るのも、クアトロに来るのも二回目。やっぱりステージが近くて低い。
そして床がフローリングであるのがちょっと珍しい。フィーダーは盛り上がってなんぼ
ということで前の方に突入。なんか久々だなこういう、スタンディングのライブは。

そしてやっぱり凄い盛り上がり。ギターがガーンとなり、ヴォーカルのグラントが
"Are You Ready!?"と言い、それに観客が答えるように歓声を上げ、体を動かす。
ああ、やっぱりロックのライヴってこうだよなーという安心感と歓びが気分を高揚させる。
フィーダーが魅力的であり続けるのは、そういうロックの一番シンプルで良い部分を
大真面目に追求し続けているからだろう。はっきり言って、音楽性がどうとか、そういった
観点で彼らに感心したことは無い。でも、自分が彼らに寄せる信頼は物凄く厚いものだ
し、他にこういうバンドって中々見当たらない。

だが、問題が無かったわけでもない。ベースのタカさんは風邪をひいているみたいだった
し(MCは「鼻がつらいのよ」だけだった)、グラントも本調子では無さそうで時折辛そうに
歌っていた。あと、これは自分の見た位置がサポートのギターアンプの真ん前だったこと
もあるのかもしれないが、サポートのギターの音が大きすぎて、全体的なサウンドのバラ
ンスが著しく悪かった。音もクリアーには程遠いような印象も受けたし。
でもそれを観客とのコミュニケーションで補っていたのが流石だ。観客の言葉の投げかけ
には笑顔で答え("I Love You,too."とまで言っていた)、演奏中は満面の笑みで前に
出てギターをかき鳴らす。こういうパフォーマンスが出来るからこそ、ファンベースが揺るが
ないのだろう。素晴らしい!

正直見た直ぐ後は「前の方が良かったな」という感想しか出てこなかったのが、曲を
聴きながらこれを書いていたら、やっぱりフィーダーは大好きだし、ロックもまだまだ
良いものだということを再認識してしまった。次も絶対行くな、こりゃ。

- Set List -

01. We Are The People
02. Feeling A Moment
03. Shatter
04. Pushing The Senses
05. Sonorous
06. Just The Way I'm Feeling
07. Back Rogers
08. Come Back Around
09. Who's The Enemy
10. Insomnia
11. We Cant't Rewind
12. Comfort In Sound
14. High
15. Lost And Found

-Encore-
16. Silent Cry (Acoustic Version)
17. Seven Days In The Sun
18. Tracing Lines
19. Just A Day
Protected: Massive Samples / Various Artists
2009年 02月 17日 (火) 03:53 | 編集

" Protected: Massive Samples " / Various Artists

マッシヴ・アタックのサンプリング元/カバー元をコンパイルした一枚、つまり元ネタ集。
第一弾のダフト・パンクに続き(そっちはまだ未聴)、第二弾。実はマッシヴに限らず、
元ネタ探しってあんまり今までしてこなくて。つまりはそういうHIPHOP的な音楽の聴き
方をせず、元ネタがあろうが「出来上がったもの全て」みたいな聴き方をしていたという
ことなのだ(まあ面倒くさいって言う側面もあったりする)。でも、今作を聴いて元ネタ探
しも楽しいかもって思えたから不思議。やっぱりそれは原曲が良いからに他ならない。
今作にコンパイルされたのはソウル、R&B、DUB、などの名曲ばかり、マッシヴ関係な
くコンピレーションとして楽しめると思う。特にジェームス・ブラウンの曲なんかは素敵
すぎてどうしようかと思うぐらい。もちろんマッシヴ好きで元ネタ知らない人はマッシヴ
繋がりとしてマスト。そして、今作を通して一番感じたのはマッシヴが原作者に対する
リスペクトを持ち、それを如何にオリジナリティーあるものへ引き上げているかということ。
こう料理するとこうなるのか!?という驚きの連続で、やっぱり彼らの音楽センスって只
者じゃないな、と。ただ、当のマッシヴの新作がいつ出るのか、そして時代にとって有効
なのか、それだけが心配だ。

( 2009 )
Coldplay ( 2009.02.12 )
2009年 02月 14日 (土) 21:09 | 編集
Coldplay @ さいたまスーパーアリーナ ( 2009.02.12 )


暗転し、スクリーンにバーン!とこの絵が出てきたのはカッコよかった。

コールドプレイが今最も旬で、勢いに乗っていることを全編感じさせるライヴだった。
高揚感溢れる"Life In Technicolor"のイントロが鳴り響いた瞬間の会場のざわめき
はこういう立ち位置にいないバンドであればありえないだろう。

コールドプレイの楽曲が雲の上にあるような美しさを内包するものであることは以前
も書いたことだが、ライヴではそれが解凍され、地上に足をつけ、観客と同じ目線まで
降りてくる。良い意味で下世話になるともいえるのだが、こうすることで、キレイが感動
に変わる。感情的に非常に揺さぶられるのだ。また、今回のアルバムが情熱を感じ
させるものだからこそ、それは一層増幅される。ファルセットが減り、ギターが増え、
楽曲にダイナミックさが加わり、巨大な感情のとぐろが巻かれるような壮大さをも
感じさせる。もちろん演奏が盤石になりつつあるのもその所以であることは間違いない。

だがエモーショナルなライヴだとはいっても、顔を真っ赤にして、ド派手にして、お客
を感動させるライヴとは違う。コールドプレイはもって生まれたスマートさを感じさせる。
いくらレーザーを使おうが、ライティングを強化しようが、花道で走り回ろうがだ。その
バランスが凄く良くて、お寒い感じが払拭される。だから、観客のそばで演奏して愉
しませようなんていう演出が、サラッと、容易く出来てしまうんだろう。このバランス感
覚が、エンターテイメント性と芸術性、ショーとライヴの完璧な中庸地点=愉しませな
がら世界観を提示するということを可能にしているのだと思う。

セットリストの組み方(しっかりテーマの「循環」を達成してる)、ステージの演出、バンド
の演奏など、全てがしっかりと練られていて、「単純に楽しかったー」というライヴと「良い
ものを見た!」というライヴ両方とも違う、その両方が存在する、非常に満足度の高いラ
イヴだった。しっかりと見たのになんだか見足りない。

- Set List -
01. Life In Technicolor
02. Violet Hill
03. Clocks
04. In My Place
05. Speed Of Sound
06. Yellow
07. Chinese Sleep Chant
08. 42
09. Fix You
10. Strawberry Swing
11. God Put A Smile Upon Your Face
12. Talk
13. The Hardest Part
14. Postcards From Far Away
15. Viva La Vida
16. Lost!
17. Green Eyes
18. I'm A Believer
19. Viva La Vida (Remix)
20. Politik
21. Lovers In Japan
22. Death And All His Friends

- Encore -
23. The Scientist
24. Life In Technicolor ii
25. The Escapist (outro)
運命共同体 / Dragon Ash
2009年 02月 10日 (火) 15:59 | 編集

" 運命共同体 " / Dragon Ash

最近のドラゴンアッシュを聴いていて思うのは、本当に自然に、息を吸い吐くように
音楽を奏でているなということ。自分を必要以上に高く見せようとする背伸び感や、
逆に削ぎ落とされた必要最低限のシンプルさを追求、なんてものはもう散々通り過
ぎてきたよ、なんて声が聞こえてくるようである。降谷建志がドラゴンアッシュとして
の音像を100%理解し、それを外的要因を通さずにそのまま音源化されている。今
作にはドラムンベースも、ラテンも、ラウドロックもあり、それに歯に衣着せぬ歌詞と、
マーケットをあまり意識してないであろう構成で閉じられる。この伸び伸びさというの
は実はバンドにとっては近年の課題であったように思われる。なぜならドラゴンアッ
シュは「ヒップホップ/ロック」、「ラテン/ロック」など、常にフォーマットで語られてきた
からだ。それが段々と何かと何かの融合を越えて本当の意味でのジャンルレス=
ミクスチャーになろうとしている。簡単に言えば、何でもありになってきているというこ
と。まさにそれが彼らがアルバムで掲げようとしている「FREEDOM」なのだろう。一体
アルバムではどれだけ自由が鳴らされているのだろう。今回は以前よりも一層予想
しにくいアルバムなので今からワクワクが止まらない。

( 2009 , Single )
2009年1月の購入記録
2009年 02月 05日 (木) 21:38 | 編集
新年一発目の購入記録です。もう一ヶ月も経ったんですね。

新作
・" The Crying Light " / Antony and the Johnsons
・" Under a Blood Red Sky " / U2

旧作
・" Donkey " / CSS ☆
・" Narrow Stairs " / Death Cab For Cutie ☆
・" Music for an Accelerated Culture " / Hadouken! ☆
・" COMPLETE BEST ALBUM 「FRESH」 " / Judy And Mary ※
・" Oracular Spectacular " / MGMT ☆

ダウンロード
・" The Light feat.Kj from Dragon Ash,森山直太朗,PES from RIP SLYME " / Miss Monday
・" Dear Walt " / Nido
・" Get On Your Boots " / U2

☆はサンプル
※は中古商品

音楽7点とやはり年始はリリースが少ないので少ないですね。あと例年みたいに調子
に乗って旧作を中古で買いまくったりしなかったのも要因かも。というのもラックがいよいよ
限界になってきたからなのですが(笑)来月はU2です!楽しみ!

あっ、ちなみに今回からダウンロード購入も書くことにしました。それだけですけど。
SERIOUS JAPANESE / Teriyaki Boyz
2009年 02月 04日 (水) 16:10 | 編集
teriyakiboyz_seriousjapanese.jpg
" SERIOUS JAPANESE " / TERIYAKI BOYZ

2ndアルバム。MCのILMARI、RYO-Z、VERBAL、WISE、DJのNIGOを揃えて酉年
にデビューした彼ら。恐らくほとんどの人は企画モノとして認識していただろうし、また
彼ら自身もその自覚があっただろう。だから2作目が出るなんて思ってもみなかった。
正直言って前作に関しては「外国産トラックに日本語ラップを乗っけてみました」以上
の価値は見出せなかったし、今作も事前情報で「今回のプロデューサーのグラミー賞
総数は20個!」なんて謳っていたので(映画に関してもそうだけど興行収入とかタイア
ップなんて受け手には関係ないよね)、全く期待してなかった。が、しかし今作は前と
は違う。以前よりもビルドアップされた日本人らしい遊び心と、日本語ラップの蓄積、さ
らには独自性さえも感じさせるものに仕上がっている。まずリリックが良い。「ワッショイ」
、「タモさん」、「アートネイチャー」など確実に外国人に伝わること考えてないでしょ?っ
ていう痛快さと、トラックへの乗り具合が歪で面白い。更にアド・ロックなども日本語ニュ
ース風のネタと被せていたり、有名ラッパーへの配慮の無さが素晴らしい。単なるネタ
として使ってしまえ!という気概というか、まずは日本語ラップありきというか(さすがに
カニエとバスタ・ライムズの巧さには腰が引けているような気もするが・・・)。他にもテイ
・トウワ、コーネリアスを起用したり、ちょっと叙情性を出してみたりとか、実に隙が無い。
とにかく全編遊び心満載で、あっという間に最終トラックまで行き着いてしまう。やってい
ることは全く違うがアメリカとは別の視点のHIPHOPという意味でゴリラズを喚起させる。
要はそれぐらい面白いってこと。ただ贅沢を言えば、もっと日本人ラッパーとも共演して
日米HIPHOP祭り的なものにすればもっと面白かったかなと。まぁテリヤキのコンセプト
から外れるような気もするし、制作の制限もあるだろうし、只の夢物語なのだけどね。

★★★★ ( 2009 )
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